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この項目では、日本のロック・バンドについて説明しています。その他の用途については「サリー」をご覧ください。 |
SALLY(サリィ)は、1980年代に活動していた日本のロックバンド。
来歴
デビュー前
- 1981年 - 法政一高在学時に文化祭に出場するためバンド「SALLY」を結成。初代リーダーはベースの坂巻忠。
- 1982年 - 高校卒業。法政大学に進学後も、吉祥寺・曼荼羅をはじめ、都内のライブハウスを中心にバンド活動を継続。
- 1983年9月 - CBS・ソニーSDオーディション東京大会出場(全国大会までは進めず敗退)。
- 同年11月 - 全国学生対抗ロックコンテストに出場。正規メンバーの箱崎は当時、法政大学応援団の吹奏楽部に所属しており、本コンテストには出場困難だったため、佐藤公彦が出場した。その佐藤のみが優秀プレーヤー賞を受賞。SALLYとしては落選。のちに司会をしていた山田パンダから直接スカウトの電話があり、メジャーデビューに向けて打診される。
- 1983年12月 - 吉祥寺・曼荼羅でのライヴに山田パンダと日本フォノグラムのプロデューサー・井岸義典が来訪。本格的にデビューの話が持ち上がる。前後して元GARO・大野真澄が山田パンダと来訪。
- 1984年初頭 - 山田パンダカンパニー設立に合わせ所属契約。山田パンダのプロデュースを受諾する。
デビュー後
- 1984年7月1日、フィリップスからシングル『バージンブルー』でデビュー。同曲は、杉本哲太が出演したCM、キリンレモン2101とのタイアップ効果もあり、スマッシュヒットとなった。
- 当初、デビュー曲は「愛しのマリア」になる予定であったが、作曲家の鈴木キサブローが「さらに良いものができた」と持ってきたのが「バージンブルー」のサビフレーズだった。そのキャッチーなサビ部分がCM起用に決定したため、急遽その前後のメロディーを制作した。
- 市松模様の衣装や髪型、バンド構成、曲調等、コンセプトがチェッカーズに似ており、「第二のチェッカーズ」「チェッカーズの対抗馬」と呼ばれることもしばしばあった(徳光和夫の音楽番組『ザ・トップテン』での発言など)[1]。
- デビューから大手企業CMに楽曲が使用され、音楽番組に出演するなど順調な滑り出しであったが、事務所の方針に合わず7か月後に独立。その後、メンバー間でも音楽の方向性の違いから軋轢が生じ始める。1985年12月に解散に向けての話し合いがもたれる。
- 1986年3月25日、ラジオ番組「ナマいきSALLYは絶快調」にて解散宣言。4月12日よりラストツアー『THE STAGE '86』を行う。
- 1986年5月27日、渋谷公会堂にて最後のライブを開催し、解散。
- 山田パンダプロデュースでのデビューから、紆余曲折を経て解散するまでを加藤喜一がブログ[1]に綴っている。
解散後
- 杉山洋介は、当時の事務所後輩である島田奈美に楽曲提供等の活動後、現在はユニット「paris match」を結成[1]。2007年発売の加藤キーチ「東京バックサイド・ブルース」にも楽曲提供をしている(作詞は森若香織)。2013年に開店したイタリアンレストランのオーナーも務める。
- 加藤喜一は解散後、ビートたけしのバックバンドでギターを務めるほか、布施博のアルバムに楽曲提供。1996年以降、吉行由実監督作品で音楽を担当。2003年春、重症急性膵炎を患い生死をさまようが復調。それまでは相当量を飲酒していたが病後は禁酒をしている。現在はユニットやソロで音楽活動をしている。
- 佐藤公彦は、デビュー直前の脱退後は福山雅治のバックバンドなどを経験。現在、淡谷三治と名乗り、MEN'S 5のリードボーカルとして活動。
- 2024年3月16日、NHK-BS『歌える!J-POP黄金のヒットパレード決定版!#11』に中屋を除く5人で「Sally」として38年ぶりに再結成し、出演。「バージンブルー」を演奏した[2][3]。
ディスコグラフィ
タイトルの後に●がある曲は、未CD化曲。
シングル
※ すべて7インチレコード、フィリップス・レコードより発売。
アルバム
オリジナル・アルバム
※ すべてフィリップス・レコードより発売。
発売日
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規格
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規格品番
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1984年12月10日
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LP
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28PL-88
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BAD BOYS COME TONIGHT
面
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No.
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タイトル
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作詞
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作曲
|
編曲
|
A
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1
|
BAD BOYS COME TONIGHT (夜をぶっとばせ!)
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SALLY
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YOSUKE&KEACH
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SALLY&勝山俊一郎
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2
|
バージンブルー
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さがらよしあき
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鈴木キサブロー
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鈴木キサブロー・大島ミチル
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3
|
恋はメリーゴーランド
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YOSUKE&KEACH
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4
|
BE-BOP,BE-LOVE
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5
|
愛しのステディー・レディー
|
6
|
涙のハート・ブレイク・ナイト
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B
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1
|
オー・ヴィーナス
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2
|
ガール
|
3
|
夏の日の恋
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YOSUKE&KEACH
|
SALLY
|
4
|
SWEET OLD DREAM
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YOSUKE&KEACH
|
5
|
GOOD-BYE マイ・ダーリン
|
YOSUKE&KEACH
|
勝山俊一郎
|
6
|
ワンダーランド・ナイト
|
YOSUKE&KEACH
|
|
CT
|
28LT-88
|
CD
|
32LD-19
|
1985年3月1日
|
LP
|
20PL-47
|
SALLY'S MAGIC
面
|
No.
|
タイトル
|
作詞
|
作曲
|
編曲
|
A
|
1
|
愛しのマリア
|
秋元康
|
鈴木キサブロー
|
勝山俊一郎
|
2
|
LONELY DREAMER
|
YOSUKE&KEACH
|
勝山俊一郎&SALLY
|
3
|
GOIN' DOWN●
|
SALLY
|
B
|
1
|
悲しき YOUNG LOVE
|
大野太
|
鈴木キサブロー
|
勝山俊一郎
|
2
|
あの頃スローレイン
|
YOSUKE&KEACH
|
勝山俊一郎
|
3
|
あの娘とSWEET TIME●
|
勝山俊一郎&SALLY
|
|
CT
|
20LT-17
|
CD
|
(未CD化)
|
1985年9月21日
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LP
|
28PL-104
|
A! TASTE OF SALLY
面
|
No.
|
タイトル
|
作詞
|
作曲
|
編曲
|
A
|
1
|
プッシー・キャット●
|
YOSUKE&KEACH
|
椎名和夫
|
2
|
とんだCHERRY BOY●
|
森田由美
|
YOSUKE&KEACH
|
勝山俊一郎
|
3
|
君だけに"GOOD NIGHT"●
|
秋元康
|
椎名和夫
|
4
|
LADY●
|
松本一起
|
5
|
ルーシー、今夜だけは…●
|
秋元康
|
B
|
1
|
サマータイム・メモリー
|
YOSUKE&KEACH ・大野轟二
|
勝山俊一郎
|
2
|
シュガー・ドリーム、夏に戻って●
|
YOSUKE&KEACH
|
3
|
はなさないトゥナイト●
|
森田由美
|
YOSUKE&KEACH
|
4
|
ROCK'N ROLLダイナマイツ●
|
YOSUKE&KEACH
|
5
|
GOOD VIBRATIONはあの街角に●
|
椎名和夫
|
|
CT
|
28LT-104
|
CD
|
(未CD化)
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1986年4月5日
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LP
|
28PL-117
|
....THEN
面
|
No.
|
タイトル
|
作詞
|
作曲
|
編曲
|
A
|
1
|
わがままなロマンティストと移り気な娘たち(移り気な娘たちにI Love You)
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KEACH
|
坂下秀実
|
2
|
Shinin' Girl
|
岡田奈生
|
3
|
Different Christmas Time
|
杉山洋介
|
藤田哲也
|
4
|
I never forget
|
波子崎昇&岡田奈生
|
勝山俊一郎
|
5
|
すれ違い My Love
|
波子崎昇
|
坂下秀実
|
B
|
1
|
mコードにHeartbreak
|
杉山洋介
|
2
|
GOOD DAYS
|
中野真
|
藤田哲也
|
3
|
Everytime Fall In Love
|
杉山洋介
|
中屋全次郎
|
4
|
Bloody Mary
|
中屋全次郎
|
坂下秀実
|
5
|
THE END
|
KEACH
|
|
CT
|
|
CD
|
32LD-75
|
ベスト・アルバム
※ フィリップス・レコードより発売。タイトルの後に★印のある曲は、初音源化作品。☆印のある曲は、カセットとCDのみ収録。
発売日
|
規格
|
規格品番
|
アルバム
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1986年2月5日
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LP
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|
THE BEST
面
|
No.
|
タイトル
|
A
|
1
|
バージンブルー
|
2
|
悲しきYOUNG LOVE
|
3
|
雨のミッドナイトステーション★
|
4
|
君の瞳に恋してる
|
5
|
HEARTはキュートなままでいて
|
6
|
愛しのマリア
|
7
|
サマータイム・メモリー
|
8
|
涙のハート・ブレイク・ナイト
|
B
|
1
|
BAD BOYS COME TONIGHT (夜をぶっとばせ!)
|
2
|
Lonely Dreamer
|
3
|
あの頃スローレイン
|
4
|
オー・ヴィーナス
|
5
|
恋はメリーゴーランド
|
6
|
ガール
|
7
|
GOOD-BYE マイ・ダーリン
|
8
|
涙のハート・ブレイク・ナイト~Instrumental☆
|
|
1985年12月21日
|
CT
|
30LT-38
|
1985年12月25日
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CD
|
32LD-66
|
オムニバス・アルバム
- 速報!歌の大辞テン!! Presents『80's VS 90's-POPS-』(2004年1月15日、avex trax、AVCD-17398)- 「バージンブルー」を収録。
- サマー・トレジャー(2011年7月6日、ソニー・ミュージックダイレクト、MHCL-1927/8)- 「バージンブルー」を収録。
ビデオ
発売日
|
レーベル
|
規格
|
規格品番
|
タイトル
|
1985年
|
日本フォノグラム
|
VHS
|
PV-88-5
|
SALLY'S MAGICAL TOUR
No.
|
タイトル
|
1
|
BAD BOYS COME TONIGHT (夜をぶっとばせ!)
|
2
|
バージンブルー
|
3
|
愛しのマリア
|
4
|
あの娘とSWEET TIME
|
5
|
悲しきYoung Love
|
6
|
雨のミッドナイトステーション
|
7
|
涙のハート・ブレイク・ナイト
|
8
|
ガール
|
|
パイオニア
|
LD
|
SM048-0089
|
1986年
|
J.V.D
|
VHS
|
|
SALLY 1986 LAST NIGHT May 27th, 1986.
No.
|
タイトル
|
1
|
スローレイン(B.G.M.)
|
2
|
バージンブルー
|
3
|
悲しきヤング・ラブ~愛しのマリア
|
4
|
Heartはキュートなままでいて
|
5
|
サマータイム・メモリー
|
6
|
はなさないトゥナイト
|
7
|
LADY
|
8
|
BLOODY MARY
|
9
|
GOOD DAYS
|
10
|
すれ違いMY LOVE
|
11
|
SHININ' GIRL
|
12
|
ガール
|
13
|
わがままなロマンティストと移り気な娘たち
|
14
|
愛しのステディ・レディ
|
15
|
プッシイ・キャット
|
16
|
君の瞳に恋してる
|
17
|
涙のハートブレイクナイト
|
18
|
mコードにHeartbreak
|
|
ベータ
|
MG-98-1
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タイアップ一覧
出演映画
- ビー・バップ・ハイスクール(1985年12月14日、那須博之監督、東映) - デパートの屋上で演奏するバンド 役
- 劇中歌『BAD BOYS COME TONIGHT(夜をぶっとばせ!)』
ラジオ番組
- ラジオDE ME HER「ナマいきSALLYは絶快調」(1985年10月 - 1986年4月、文化放送) - 火曜日担当
外部リンク
脚注