JUST ONE VICTORY (たったひとつの勝利)
『JUST ONE VICTORY [Remix Version]』(ジャスト・ワン・ビクトリー リミックス・ヴァージョン)は、TM NETWORKの16枚目のシングル。1989年3月21日に発売された。 制作表題曲は、アニメ映画『CAROL』主題歌に起用され、アルバム『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』からのリカットとして、シングル化にあたりリミックスが施されている[注釈 1]。当初リリース予定は無かったが、宇都宮隆の怪我によりツアーが延期されたことで『CAROL』のイメージが薄れてしまわないようにする為リリースとなった。 翌月に発売されるリプロダクション・シングルのイントロダクションとしてリミックスされた。原曲ヴァージョンとを聴き比べると、ヴォーカルにエコーがかけられたり、イントロのフレーズにディレイがかかっている。先述の間奏途中の「Chase In~」が完全にフェードアウトしてからリフレインに入っている。原曲ヴァージョンの場合「Chase In~」がフェードアウトに入ると入替わる様な感じでリフレインのメロディがフェードインで入る、所謂「クロスフェード」となっている。 ミックスは、翌年に発売されたB'zのアルバム『RISKY』を手がける、ジェイソン・コーサロが担当した。 音楽性表題曲のタイトルは、トッド・ラングレンの同名の曲からタイトルを拝借したという[2]。 バージョンこのシングルではアウトロがフェードアウトされており収録時間が4分46秒となっているが、アルバム「CAROL」収録原曲ヴァージョン同様にカットアウト状態にされたものがリミックス・アルバム『CLASSIX 2』に収録されており、こちらは5分35秒となっている。原曲ヴァージョンはこれに加え「In The Forest (君の声が聞こえる)」Instrumentalヴァージョンのピアノ伴奏があり6分59秒となっている。 2009年にリリースされたベスト・アルバム『THE SINGLES 2』の初回限定盤には『JUST ONE VICTORY (LONG No Breakdown)』が収録されており、基本的には『CLASSIX 2』収録ヴァージョンと殆んど同じであるが、 間奏途中の「Chase In~」がヴォーカルの無いInstrumentalとなっている他、フェードにならずリフレインと完全に繋がっている点が異なる。『SINGLE BACK TRACKS 1984-1999』や『CAROL DELUXE EDITION』に各々収録されているオリジナル・カラオケヴァージョン、Instrumentalヴァージョン共「Chase In~」のボーカルが入っており、この部分がInstrumentalになっているのは当ヴァージョンのみとなっている。 『CAROL the LIVE』では「Chase In~」部分は省略されたが、1994年の終了ライヴでは原曲ヴァージョン基調で「Chase In~」が演奏された。 2004年、20周年ライヴ・ツアー『DOUBLE-DECADE』では『OFFENSIVE VERSION』と題したアレンジ・ヴァージョンで披露、歌詞の一部が変更されている。(男たちの熱いレース→男たちの熱いプライド)。 原曲版との顕著な差異
記録2019年実施された「TM NETWORK 35周年 FanksからのTOP100曲カウントダウンSP~Gift from Fanks~」では本楽曲が第58位で、同曲の原曲ヴァージョンが第44位にそれぞれ選ばれた[3]。 収録曲
収録アルバムJUST ONE VICTORY (たったひとつの勝利)
脚注注釈出典 |