GParted
GParted(GNOME Partition Editorの頭文字語)はGNU PartedのGTKフロントエンドであり、(GNOME Disksと共に)GNOMEの公式パーティション編集アプリケーションである。GPartedはディスクパーティションとファイルシステムの作成、削除、リサイズ、移動、検査、そして複製に使用される。新しいオペレーティングシステム (OS) 用の領域の作成、ディスク使用状況の再編成、ハードディスク上のデータの複製、そしてあるパーティションの別パーティションへのミラーリング(ディスクイメージング)に有用である。 背景GPartedはlibpartedを用いてデバイスとパーティションの検出と操作を行う。なお、libpartedの対象外であるファイルシステムへの対応は、いくつかの(オプションの)ファイルシステムツールによって提供される。こうしたオプションのパッケージは実行時に検出されるので、GPartedの再構築は必要ない。 GPartedはC++で書かれており、gtkmmを用いてGTKと連携する。全体的には、GUIをできるだけシンプルにし、GNOMEヒューマンインターフェースガイドラインに準拠するというアプローチを取っている。 GPartedプロジェクトはLive CD、ライブUSB、または他のメディアに書き込み可能なGParted同梱のライブOSを提供している[3]。このOSはDebian GNU/Linuxベースである。また、GPartedは最近のバージョンのPuppy、Knoppix、そしてParted Magic等、他のGNU/LinuxライブCDでも利用可能である。 GPartedの代替ソフトウェアはGNOME Disksである。 対応している機能GPartedはファイルシステムの以下の操作に対応している (コンパイル時に全機能を有効にし、必要なツールがシステム上にすべて揃っている場合)。「複製」欄はGPartedが該当ファイルシステムをクローニングできるかどうかを示す[4]。
GPartedを用いたクローニングGPartedはコピー&ペーストのマウスジェスチャーでクローニングすることができる。ディスク全体のクローニングはできず、1度に1パーティションのみクローニングできる。GPartedでクローニング操作を実行するとき、コピー元のファイルシステムは使用中であってはならない。GPartedはファイルシステムレベルでパーティションをクローニングするため、コピー元のファイルシステムがコピー先のパーティションの大きさを超えない限り、同じコピー元から異なる大きさのコピー先にクローニングすることができる[7]。 関連項目
出典
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