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Cambridge Animation Systems

Animo
Cambridge Animation Systems
開発元 Cambridge Animation Systems Ltd.
初版 1992年 (32年前) (1992)
最終版
6.0 / 2004年12月8日 (20年前) (2004-12-08)
対応OS Microsoft Windows, Mac OS X[1][2], SGI O2
種別 2Dアニメーション制作ソフト
ライセンス プロプライエタリ
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Cambridge Animation Systems(ケンブリッジ・アニメーション・システムズ)は、Animo(アニモ)という伝統的なアニメーション制作ソフトを開発したイギリスのソフトウェア会社である。イギリスのケンブリッジに本社があることからそう呼ばれている。現在はカナダToon Boom Technologiesの一部である。

概要

1990年に設立され、1992年にはオリバー・アンテーク(Oliver Unter-ecker)が開発した「Compose in Color」を買収し、「Animo」というソフトウェアを開発した[3]。Animoはいくつかのアニメーション映画に使用されて、ショートアニメ、テレビシリーズ、それはイギリスのアニメーション産業を推進して、2000年代まで、それはスタジオのようなキング・ロロ・フィルムズ英語版、テレマジネーション、およびコスグローヴ・ホール・フィルムズ英語版[4]、映画会社は他の国でも、特にワーナー・ブラザース・アニメーションドリームワークス・アニメーション、およびネルバナ[5]。Animoは世界で300以上のスタジオが使用している[6][7][8]

2000年、Cambridge Animation Systems会社は「Animo Inkworks」というプラグインを開発し、Maya3ds Maxのユーザーが3DデータをAnimoにエクスポートし、「Scene III」というプラグインによって2Dアニメーションに統合できるようにした[9][10][11][12]2001年、彼らはFlashをMayaに出力できる「Animo Sniffworks」という別のプラグインを開発した[13]

2009年、Cambridge Animation Systems会社はToon Boom Technologiesに買収され、倒産した[14]。AnimoはToon Boom Technologiesに買収されたきりToon Boom Harmonyに機能が統合された。

使用例・評価

海外のアニメスタジオでは『スペース・ジャム』、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン』、『プリンス・オブ・エジプト[15]、『魔法の剣 キャメロット[15]、『アイアン・ジャイアント[16]、『王様と私[15]、『ファージングウッドのなかまたち』、『長くつ下のピッピ』、『スワン・プリンセス2/魔王の城[15]、『スワン・プリンセス3/禁断の書[15]、『ラグラッツ』、『ヨセフ物語 〜夢の力〜』、『エル・ドラド 黄金の都』、『スピリット』、『シンドバッド 7つの海の伝説』、『ベン・ハー』、『ヴァン・ヘルシング アニメーテッド』、『リディック アニメーテッド』、『ドクター・ストレンジ: 魔法大戦』、『勇者ソー 〜アスガルドの伝説〜』、『ウィッチ -W.I.T.C.H.-』、『Muhammad: The Last Prophet』、『Huntik: Secrets & Seekers』などのアニメーション作品を制作している。

日本のスタジオディーンでは『ココロ図書館』、『あまえないでよっ!!』、『地獄少女』、『銀牙伝説WEED』、『プリンセス・プリンセス』、『純情ロマンチカ』第1期・第2期、『桃華月憚』、『07-GHOST』、『生徒会の一存』、『世界一初恋』などのアニメーション作品を多数制作していたが、現在はRETAS STUDIOに移行した。その他、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に[17]、『パンツァードラグーン[18]、『スチームボーイ[19]、『イノセンス[20]、『ももへの手紙[21]などのアニメーション作品もAnimoを使用している。

機能一覧

  • BatchMonitor(バッチ処理監視装置)
  • ColorCorrector(色補正)
  • Configure(配置)
  • Director(コンポジット)
  • ImageProcessor(トレース)
  • InkPaint(デジタルペイント)
  • PencilTester(鉛筆試験器)
  • Replayer(動画再生)
  • ScanBackground(背景スキャン)
  • ScanLevel(動画スキャン)
  • SoundBreakdown(音響)
  • VectorEditor(編集)

一般的には、ScanLevel(動画スキャン)、ImageProcessor(トレース)、InkPaint(デジタルペイント)、Director(コンポジット)という4つのツールを使用している。また、コンポジットにはAdobe After Effectsが利用されることもある。

脚注

  1. ^ Consortium buys Cambridge Animation Systems”. 2021年9月13日閲覧。
  2. ^ Cambridge Animation Systems Brings Animo to Mac OS X”. 2021年9月13日閲覧。
  3. ^ NeXT Computers :: View topic – WANTED: Cambridge Animation Systems "Animo"”. 11 June 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。23 May 2016閲覧。
  4. ^ Cosgrove Hall studio history”. 23 May 2016閲覧。
  5. ^ Nelvana finds Animo a good fit”. 2021年9月14日閲覧。
  6. ^ Respect for Tradition Combined With Technological Excellence Drives Cambridge Animation's Leadership”. 23 May 2016閲覧。
  7. ^ SIGGRAPH 96 Exhibitor / Cambridge Animation Systems”. 28 August 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。23 May 2016閲覧。
  8. ^ Cambridge Animation Systems”. 6 March 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。23 May 2016閲覧。
  9. ^ Cambridge Animation Systems announces Animo Inkworks”. Animation World Network. 23 May 2016閲覧。
  10. ^ Cambridge Animation Systems Releases Animo Inkworks”. 23 May 2016閲覧。
  11. ^ Spotlight: Cambridge Animation Stretches 2D”. 23 May 2016閲覧。
  12. ^ Animo 4.1 Provides New Support For 3d Animation”. 2021年9月13日閲覧。
  13. ^ Swiffworks Brings Flash Output To Maya”. Animation World Network. 23 May 2016閲覧。
  14. ^ (8 January 2009)."Toon Boom Acquires Cambridge Animation" [AWN]. Retrieved 28 January 2009.
  15. ^ a b c d e Animation World Vol.2 No.6 (September 1997)”. 2021年9月12日閲覧。
  16. ^ TEN-TON TOON”. 2021年9月12日閲覧。
  17. ^ WEBアニメスタイル DATA BASE”. 2021年9月8日閲覧。
  18. ^ I.Gログ 第01回「和室」”. 2021年9月9日閲覧。
  19. ^ 『スチームボーイ』インタビュー”. 2021年9月8日閲覧。
  20. ^ 日本アニメのスタイルでこれ以上はできようもない エフェクト担当者に聞く『イノセンス』”. 2021年9月8日閲覧。
  21. ^ Production I.G|ももへの手紙|仕上之巻”. 2021年9月8日閲覧。

関連項目

外部リンク

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