Cambridge Animation Systems
Cambridge Animation Systems(ケンブリッジ・アニメーション・システムズ)は、Animo(アニモ)という伝統的なアニメーション制作ソフトを開発したイギリスのソフトウェア会社である。イギリスのケンブリッジに本社があることからそう呼ばれている。現在はカナダのToon Boom Technologiesの一部である。 概要1990年に設立され、1992年にはオリバー・アンテーク(Oliver Unter-ecker)が開発した「Compose in Color」を買収し、「Animo」というソフトウェアを開発した[3]。Animoはいくつかのアニメーション映画に使用されて、ショートアニメ、テレビシリーズ、それはイギリスのアニメーション産業を推進して、2000年代まで、それはスタジオのようなキング・ロロ・フィルムズ、テレマジネーション、およびコスグローヴ・ホール・フィルムズ[4]、映画会社は他の国でも、特にワーナー・ブラザース・アニメーション、ドリームワークス・アニメーション、およびネルバナ[5]。Animoは世界で300以上のスタジオが使用している[6][7][8]。 2000年、Cambridge Animation Systems会社は「Animo Inkworks」というプラグインを開発し、Mayaと3ds Maxのユーザーが3DデータをAnimoにエクスポートし、「Scene III」というプラグインによって2Dアニメーションに統合できるようにした[9][10][11][12]。2001年、彼らはFlashをMayaに出力できる「Animo Sniffworks」という別のプラグインを開発した[13]。 2009年、Cambridge Animation Systems会社はToon Boom Technologiesに買収され、倒産した[14]。AnimoはToon Boom Technologiesに買収されたきりToon Boom Harmonyに機能が統合された。 使用例・評価海外のアニメスタジオでは『スペース・ジャム』、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン』、『プリンス・オブ・エジプト』[15]、『魔法の剣 キャメロット』[15]、『アイアン・ジャイアント』[16]、『王様と私』[15]、『ファージングウッドのなかまたち』、『長くつ下のピッピ』、『スワン・プリンセス2/魔王の城』[15]、『スワン・プリンセス3/禁断の書』[15]、『ラグラッツ』、『ヨセフ物語 〜夢の力〜』、『エル・ドラド 黄金の都』、『スピリット』、『シンドバッド 7つの海の伝説』、『ベン・ハー』、『ヴァン・ヘルシング アニメーテッド』、『リディック アニメーテッド』、『ドクター・ストレンジ: 魔法大戦』、『勇者ソー 〜アスガルドの伝説〜』、『ウィッチ -W.I.T.C.H.-』、『Muhammad: The Last Prophet』、『Huntik: Secrets & Seekers』などのアニメーション作品を制作している。 日本のスタジオディーンでは『ココロ図書館』、『あまえないでよっ!!』、『地獄少女』、『銀牙伝説WEED』、『プリンセス・プリンセス』、『純情ロマンチカ』第1期・第2期、『桃華月憚』、『07-GHOST』、『生徒会の一存』、『世界一初恋』などのアニメーション作品を多数制作していたが、現在はRETAS STUDIOに移行した。その他、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』[17]、『パンツァードラグーン』[18]、『スチームボーイ』[19]、『イノセンス』[20]、『ももへの手紙』[21]などのアニメーション作品もAnimoを使用している。 機能一覧
一般的には、ScanLevel(動画スキャン)、ImageProcessor(トレース)、InkPaint(デジタルペイント)、Director(コンポジット)という4つのツールを使用している。また、コンポジットにはAdobe After Effectsが利用されることもある。 脚注
関連項目
外部リンク
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