Blazor
Blazor(ブレイザー)またはASP.NET Core Blazorは、開発者がC#とHTML、CSSを使用してWebアプリケーションを開発できるようにする自由かつオープンソースのWebフレームワーク。 マイクロソフトによって開発されている。 概要現在までに6つのエディションが発表されている。 Blazor ServerASP.NET Razor 形式で ASP.NET Core サーバーでホストされる。リモートクライアントはシンクライアントとして機能し、処理の大部分がサーバー上で行われる。クライアントの Web ブラウザーは小さなページをダウンロードし、SignalR接続を介してUIを更新する。Blazor Serverは .NET Core 3の一部としてリリースされた。 Blazor WebAssembly実行前にクライアントの Web ブラウザーにダウンロードされるシングルページアプリケーション(SPA)。ダウンロードのサイズはBlazor Serverよりも大きく、アプリケーションによって異なり、処理はすべてクライアントハードウェアで行われる。ただし、このアプリタイプは応答時間が速い。その名前が示すように、このクライアント側フレームワークは、JavaScriptとは対照的に、WebAssemblyで記述されている(一緒に使用できる)。 Blazor PWAおよびBlazor Hybrid前者はプログレッシブ Web アプリケーション (PWA) をサポートしている。後者は(Webフレームワークとは対照的に)プラットフォームネイティブフレームワークだが、Webテクノロジー(HTMLやCSSなど)を使用してユーザーインターフェイスをレンダリングしている。 Blazor Nativeプラットフォームネイティブユーザーインターフェイスをレンダリングするプラットフォームネイティブ フレームワークも検討されているが、計画段階には達していない。 Blazor UnitedBlazor Server と Blazor WebAssembly の両方を組み合わせたもので、開発者がレンダリング モードをより細かく調整できる "両方の長所"を備えたソリューションが可能になる。このアプローチにより、Blazor WebAssembly が必要とする大規模な事前ダウンロードと、Blazor Server が必要とする常時接続のSignalRの欠点が克服される。このBlazor Unitedは.NET 8 ロードマップの一部であり、2023年現在はまだリリースされていない。 使用例次の例は、ボタンをクリックするとインクリメントするシンプルなカウンターの実装である。 <h1>Blazor code example</h1>
<p>count: @count</p>
<button @onclick="IncCount">Click to increment</button>
@code {
private int count = 0;
private void IncCount()
{
count++;
}
}
関連項目
外部リンク |