顎基顎基(gnathobase)[1]とは、節足動物の付属肢(関節肢)の基部に備わる摂食用の突起物(内葉)である[2]。 対になる付属肢のそれぞれの基部(基節もしくは原節)の内側から生えて、往々にして鋸歯や剛毛が並んでいる[2]。体の腹面で正中線に向かって噛み合う構造となる。大顎類(多足類・甲殻類・六脚類)全般の口器(大顎・小顎・顎脚など)に多く見られるほか、鋏角類のカブトガニとウミサソリ(節口類)、およびハベリア、三葉虫やシドネイアなどの化石節足動物の付属肢も顎基をもつ[3][4]。 脚注
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