長田 悠幸(おさだ ゆうこう、1975年12月7日[1] - )は、日本の漫画家。静岡県出身。
血液型はO型。既婚。趣味は草野球とアニメーション制作。旧ペンネームは長田裕幸。
代表作は『シオリエクスペリエンス』『キッドアイラック!』など。
経歴
1996年、『週刊ヤングマガジン』(講談社)にてデビュー。
『マガジンSPECIAL』(講談社)を経て2005年に『週刊少年マガジン』(講談社)で『トト! the wonderful adventure』を連載。
その時にペンネームを変更。2006年、『週刊コミックバンチ』(新潮社)にて『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』の作画を担当。
2007年から2008年にかけて、『マガジンSPECIAL』にて『TRIBAL 12』を連載していた。
2008年10月から12月まで『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』のアニメが放送された。
同年11月より『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて『RUN day BURST』を、2012年から『ヤングガンガン』にて『キッドアイラック!』、2013年から『ビッグガンガン』にて『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』を連載。長田の作品中、最長の連載となっている。
人物
- デビュー当時はスクリーントーンの存在を知らず、灰色のペンで描いていた。
- デビュー後もペンの使い方をアシスタントから学ぶ。また、ちばてつや賞に応募したにも拘らず、ちばてつやの存在を知らなかった。
- 一時期は『オズの魔法使い』を元にしたバトルファンタジー漫画を中心に描いていたが、『オズの魔法使い』にそこまで思い入れがある訳ではない。
- 大喜利を趣味としており、「タピ岡ススル」の名前で多くの大喜利イベントに参加している[2]。
- 2018年、森田まさのりとアマチュアのお笑いコンビ「漫画家」を結成し、M-1グランプリ2018にて準々決勝まで進出、ベストアマチュア賞を受賞した。
作風
- 尊敬する漫画家に宮崎駿を挙げており、彼の作品に大きく影響を受けている。
- 車、大喜利、ギターなど、自身の趣味を作品に反映させることが多い。
- 『僕のヒーローアカデミア』の原作者である堀越耕平は、長田の絵に「多大な影響を受けた」ことを自負しており、長田の絵を「少年漫画の完成形」とまで称賛していた[3]。
- フキダシでキャラを指定しない(誰の台詞か分かり辛い)ことが多い。
- 駄洒落を嗜むことから、作中にそれが多く見られる。キャラクターの口内(舌を含む歯以外の部分)をベタで黒く塗り潰すスタイルを貫いており、前述の堀越もそれに倣っている。デビュー当時はフキダシの文字まで手書きという、実験的な取り組みが見られた。
- 連載終了から開始へのインターバルがほぼ無い(回転が異様に早い)のも特徴。
作品
連載漫画
読切漫画
- B3(BEE-CUBE)(『別冊ヤングマガジン』 1999年No.4)
- 高校皇(トト第2巻収録)(真面目な生徒会長が、校則を守りながら不良生徒を制圧していく話)
- UMA(『週刊少年マガジン』 2004年No.13)
- 僕のお父さん(TRIBAL12第3巻収録)(怪人と戦う正義のヒーローが、息子のために授業参観する話)
- 地面に落ちたら鮫(『月刊ヤングジャンプ』 2008年No.10)
短編集
- 東京純白化計画(2003年2月、エンターブレイン)
- 歯車競走(2003年2月、河出書房新社)
本
小説(作画担当)
- 『ガッツ&ブラッド - 蒸気帝国騒動記』 GA文庫 2008年2月
アニメ(作画担当)
その他
関連人物
師匠
アシスタント
脚注
外部リンク