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軍事偵察局

軍事偵察局(ぐんじていさつきょく、La Direction du Renseignement Militaire; DRM)は、フランス軍事省に所属する諜報機関で、フランスの情報共同体を構成する。

歴史

軍事偵察局は、湾岸戦争後の1992年6月16日、軍事偵察部隊の計画立案、調整及び指導を管掌する機関として、軍事偵察運用センター (Centre d’Exploitation du Renseignement Militaire; CERM)、電磁波放射情報センター (Centre d’Information sur les rayonnements Electrotmagnétiques; CIREM)、統合画像分析センター (Centre l’Interpretation Interarmees de l’Imagerie)、統合部隊HELIOS (l’Unite Interarmees HELIOS)、並びに、陸軍空軍の第2局を基に編成された。海軍情報部は、DRMの機構に入らず、艦隊作戦本部の構成に入る外事局(BRE)に留まった。ちなみに、衛星システムHELIOSとは、フランス・イタリアスペインの共同プロジェクトであり、フランスが79 %、イタリアが14 %、スペインが7 %出資している。

創設後、軍事偵察局は、対外治安総局の管轄分野に入り込み、純粋な軍事諜報から政治及び戦略諜報に変わり始めた。それにも拘らず、一般的な意味でのスパイ活動は行っておらず、偵察衛星からの情報と電波傍受データの分析に限定されている。

機構

軍事偵察局の定員は、約2000人に達する。1995年の時点で、職員は計1500人で、割合は、陸軍将校が50 %、空軍23 %、海軍12 %、装備局2 %、警察1 %、文民専門家12 %だった。

軍事偵察局の本部庁舎はパリ15区にあり、クレイユ (Creil) とストラスブールに偵察部隊がある。

  • 研究課 (une sous-direction Recherche; SDR)
  • 運用課 (une sous-direction Exploitation; SDE)
  • 装備/製造課 (une sous-direction Armements-Prolifeacuteration; SDA)
  • 技術課 (une sous-direction Technique; SDT)
  • 人的資源管理課 (une sous-direction Ressources humaines-formation; SDH)

歴代局長

局長は1998年以降、陸・空軍中将もしくは海軍上級中将が充てられている。(フランス海軍には准将の階級が無く、代わりに中将に2段階階級が存在する。)

氏名 仏語名 就任 辞任 備考
ジャン・アンリシュ Jean Heinrich 1992年6月 1995年11月 DGSE作戦局長
ブルーノ・エレ Bruno Elects 1995年11月
イヴ・デ・ケルセゾン Yves de Kersauson

関連項目

外部リンク

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