自己超越3100マイルレース
自己超越3100マイルレース(じこちょうえつ3100マイルレース、英: Self-Transcendence 3100 mile race)は、アメリカのニューヨークの周回コースで約4,989kmを52日間以内に走る、世界最長距離のウルトラマラソン大会。毎年開催。主催はシュリ・チンモイマラソンチーム。シュリ・チンモイ自己超越3100マイルレースとも呼ばれる。 概要1周883.2mの周回コースを5,649周し、合計距離約4,989km(3,100マイル)で競う。毎年8月から10月(2019年までは6月から8月、2020年は9月から11月)に開催される。 制限時間は52日間で、1日平均で最低96km(109周)走らなければならない計算になる[2]。ただし、競技時間は毎日午前6時から深夜0時までの18時間に限られる[1]。 コースはニューヨーククイーンズ区ジャマイカ地区の住宅街にあり、高校などが建つ1区画を周回する歩道である[2]。 歴史シュリ・チンモイは、スポーツを通して自己超越を推進し、ランニングの愛好者に奉仕するという目的で1977年にマラソンチームを設立した[3]。 1985年、チームは最初のレースとして1000マイルのウルトラマラソンを開催。1987年からは700マイル、1,000マイル、1,300マイルの3レースを開催した。 1996年にシュリ・チンモイは2,700マイル(約4,345km)のレースを企画し、翌1997年から現行距離である3,100マイル(約4,989km)に延長した。開催時期は6月から8月の夏季であった。 2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、会場をオーストリアのザルツブルクグランシュピッツ・パークに移し9月から11月に開催。公園内を4,781周して行われた[4]。2021年からは再び会場をニューヨークに戻し、開催時期も8月から10月に行っている。 大会記録
その他2021年大会で、日本人初の完走者が生まれた[2]。 作品映画
脚注
外部リンク
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