竹崎正道
竹崎正道(たけさき まさみち、1933年7月18日 - [1])は、日本の数学者。宮城県仙台市出身。専門は作用素環論、関数解析学[2]。 来歴1965年、東北大学で博士号を取得。論文は「Representation Theory of Operator Algebras」[3]。1958年から東京工業大学の研究助手を務め、1965年から1968年まで東北大学の准教授を務めた。1968年から1969年までペンシルベニア大学の客員准教授、1970年からカリフォルニア大学ロサンゼルス校の教授を務めている。また、1973年から1974年までエクス=マルセイユ大学、1975年から1976年までビーレフェルト大学でそれぞれ客員教授を務めた。アメリカ数学会のフェローである。 業績主な業績にフォン・ノイマン環のモジュラー同型に関する富田・竹崎理論がある。この理論は1967年に冨田稔によって初めて提唱されたが、日本語でのみ出版され、少量の注釈を伴っていた。そのため1970年に竹崎正道が書籍で発表するまでは、理解が難しい理論だった[4]。1970年に、竹崎正道はニースで開かれた国際数学者会議に呼ばれ[5]、自己同型群のパラメータと作用素環論の状態について語った。1990年にフォン・ノイマン環の構造解析に関するテーマで藤原賞を受賞した。 著書
出典
外部リンク
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