秋田製錬株式会社(あきたせいれん)は、高品位の電気亜鉛などを生産するDOWAホールディングス傘下のDOWAメタルマインの事業子会社。秋田県秋田市飯島に本社および生産拠点の飯島製錬所を置く。
概要
1971年(昭和46年)2月に、同和鉱業株式会社・日本鉱業株式会社・住友金属鉱山株式会社・三井金属鉱業株式会社・三菱金属鉱業株式会社・東邦亜鉛株式会社の非鉄金属製錬6社の共同出資により設立。電気亜鉛では、1年間に約20万トンを当製錬所で生産する。これは国内生産量の3割を占め、国内最大級、世界でも10位の亜鉛製錬所である。
電気亜鉛のほか、電気カドミウムと硫酸の生産も行っている。
沿革
- 1971年(昭和46年)2月 - 秋田製錬株式会社設立。
- 1972年(昭和47年)2月 - 飯島製錬所操業開始。
- 1995年(平成7年) - 三井金属鉱業が秋田製錬の株式を日鉱金属へ譲渡。
- 2006年(平成18年)
- 3月 - 日鉱金属の亜鉛・鉛委託製錬事業から撤退のため、秋田製錬の株式を同和鉱業へ譲渡。
- 10月 - 同和鉱業の持株会社化により、DOWAホールディングス子会社のDOWAメタルマインの事業子会社となる。
- 2009年(平成21年)10月 - 登記上の本店を秋田県秋田市に移転。
- 2024年(令和6年)3月29日 - DOWAメタルマインが住友金属鉱山から株式14%を取得し、完全子会社化[3]。
脚注
- ^ 「秋田製錬社長に菅原氏(大館出身)」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年3月15日、4面。
- ^ a b c d e f 秋田製錬株式会社 第54期決算公告
- ^ 大谷好恵「DOWAメタルマイン 秋田製錬を完全子会社に 来年3月、全株式を取得へ」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年12月1日、4面。
関連項目