福山港
福山港(ふくやまこう)は、広島県福山市にある港湾。港湾管理者は広島県。1963年4月1日に港湾法上の重要港湾に指定されている[5]。このほか港則法上の特定港にも指定されている。 また、隣接する岡山県の笠岡港港町地区は、港則法・関税法・検疫法・入国管理法・港湾運送事業法の各法上、福山港に含まれている。 概要箕島(みのしま)地区・箕沖(みのおき)地区・鞆(とも)地区の3地区に分かれる。 なお、江戸時代に開かれた港を起源とする旧福山港との混同を避けるため旧福山港を内港と呼び分けている[6]。ちなみに内港は現在では港湾施設としての役目はなく、周辺地区のエリア名として使用されている。 鞆地区は、1961年6月に福山港へ編入された。 備後都市圏の物流を支える重要な港湾である。1997年には日韓定期航路および日中定期コンテナ港路が開設される。2005年3月に広島県営の国際コンテナターミナル(第1バース)が完成した[7]。JFEスチール西日本製鉄所福山地区の取扱い量が大半を占めるが、中国地方の港湾輸出入額では岡山県の水島港に次ぐ規模となっている[2]。 こうした背景もあり貿易量取扱い量は年々増加していき、地元経済界から第2バース着工の要望が出され、2007年から整備を開始、2011年4月に供用された[7]。しかし、皮肉にも貨物取扱量は第2バース整備開始の2007年をピークに減少し、2015年現在で第1バース供用時とほぼ変わらないレベルとなっている[2]。 旅客航路運行している航路廃止された航路せとうち物流株式会社が運航していた福山港 - 多度津港(香川県仲多度郡多度津町)航路(福山・多度津フェリー)は2008年9月1日に廃止され、福山港から四国へのフェリー航路はなくなった。 国際コンテナ航路関連施設・企業
脚注
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