『神樹の館』(しんじゅのやかた)は2004年9月24日にMeteorが第1作として発売した18禁シミュレーションゲームである。
解説
有限会社ナインプラネッツのブランドとしてのMeteorのデビュー作。
洋館を舞台としたいわゆる「館もの」のアダルトゲームだが、伝奇ものの要素も含んでいる[3]。
ストーリー
(出典:[1][4])
主人公・工月秋成は大学生であり、卒業論文に必要な資料を探していた。大学の友人である四ツ谷麻子は、山奥にひっそりと立つ「神樹の館」という洋館を工月に紹介し、2人でそこへ赴くことになった。神樹の館にたどり着いた2人は、館をひとり管理するメイドの知里紫織に迎えられ、案内された書庫で資料を探し始める。
館の住人は紫織の他に3人いた。双子の少女、斎(いつき)と伊美(いみ)と姿を現さない館の主人である。
主人公と麻子は館に滞在することを決めるが、後に麻子は行方不明となってしまう。主人公は住人達に館に留まるよう説得される。2人は無事に館を出られるのだろうか。
登場キャラクター
(出典:[1][4])
- 工月秋成(くげつ あきなり)
- 主人公。大学生であり卒業論文を書いている。
- 四ツ谷 麻子(よつたに あさこ)
- 声:小田真ゆみ
- 工月と同じ大学に通う大学生。工月とは友達以上恋人未満の関係である。社交的で世話焼きな性格をしている。神樹の館で行方不明となる。
- 知里 紫織(ともさと しおり)
- 声:ひびきりん
- 神樹の館に仕えているメイド。穏やかで優しい性格をしている。書物に造詣が深く、工月の資料探しにも協力してくれる。性技に長けており、主人公を誘惑して館に留まらせようとする。
- 斎(いつき)、伊美(いみ)
- 声:福元コヒロ
- 神樹の館に住まう双子の姉妹。髪を二つくくりにしている方が斎、髪を三つ編みにしているほうが伊美である。外見は瓜二つだが性格は異なっている。齋は勉強が苦手なドジっ娘だが活発な性格をしており、伊美はしっかり者で大人しい性格。外部の人間に対する警戒心が強いが、主人公に次第に打ち解けてゆく。
- 竜胆(りんどう)
- 声:藤嶋永遠
- 館の奥にある蔵に住むアルビノの少女。和服姿で、いつも手毬を抱えている。普段はめったに現れない。
スタッフ
- 作曲編曲:大山曜、作詞:江幡育子、歌:いとうかなこ
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t PUSH!! 2004年10月号 pp.94-95
- ^ DENGEKI HIME 2004年9月号 PP.115
- ^ “新ブランド・Meteorが放つ新機軸の和洋折衷ゴシックファンタジー! 『神樹の館』9月24日発売!”. Game-Style (2004年8月23日). 2014年9月27日閲覧。
- ^ a b DENGEKI HIME 2004年8月号 pp.58-61