石狩月形駅
石狩月形駅(いしかりつきがたえき)は、北海道樺戸郡月形町字月形にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲130211[2]。 概要月形町の中心駅であった。当初から交換駅として設置され、石狩当別駅(現在の当別駅) - 当駅間の区間列車も設定されていた。札沼線の非電化区間では唯一の交換可能駅であると同時に、石狩当別駅方面からの列車は当駅が最後の交換駅となっており、当駅から終点の新十津川駅までは1閉塞であるため、1列車しか入れなかった。 歴史
駅名の由来駅の所在する地名に旧国名の石狩を冠する。地名は樺戸集治監初代典獄(所長)の月形潔の姓に由来し、旧国名を冠したのは開業時すでに同音の駅(月潟駅)が存在していたためである[13]。 駅構造島式ホーム1面2線を有していた地上駅。1976年時点では、ホームの駅舎側にさらに貨物積卸線が1本敷かれており、そこから駅表の札幌側にある土場へ斜めに1線引込まれていた。貨物の取扱が廃止されてからは、かつての積卸線が保線車用側線として残されていた。 新十津川方がスタフ閉塞式[新聞 8]であり、運転取り扱い業務のため[14]、終日社員配置を行っていたが[新聞 8]、1991年(平成3年)12月以降、札沼線末端区間の現業機関統合により、石狩当別駅の駅員が交代で業務を行った[新聞 1]。 出札窓口も存在したが、JR北海道の社員配置駅・業務委託駅で唯一みどりの窓口がなく、改札業務も行わなかった。 末期の駅舎は1957年(昭和32年)に建築された、コンクリートブロック造(一部木造)平屋のものであった[新聞 7]。
廃止後の利用月形町が廃止後に建設を計画している、バスターミナルを中心とした地域拠点施設の建設地候補に、同駅跡を活用する案があったが[新聞 9]、これについては同町月形小学校グラウンドに建設することとなった[15]。 札沼線廃止後も駅舎はしばらくバス待合所として活用されていたが、今後は駅構内を通り抜けることができるよう町道の整備を行う予定であり[16]、駅舎は2022年(令和4年)11月中に解体された[新聞 7]。 2021年(令和3年)2月に月形町が示した方針では、撤去し、跡地周辺に公営住宅、公園、散策路などを整備するとしており[17]、町道建設に支障しなかった部分のホームや線路については活用が検討されている[新聞 7]。 また、廃止直後には地元有志により駅舎やレールを保存し、札沼線記念館とする構想や、同駅から札比内駅までの7.2kmの区間を、地元有志によりトロッコとして整備する計画が持ち上がったこともあった[18]。
利用状況
駅周辺
バス路線駅の廃止後も、駅前のバス停留所の名称は「月形駅」[19][20]もしくは「月形駅前」[21][22]を称している。 路線は2020年4月1日現在
かつてはジェイ・アール北海道バスも以下の路線が乗り入れていたものの、2003年3月1日の改正をもって廃止されている。 隣の駅脚注出典
報道発表資料
新聞記事
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