『江ノ島ベイビィ』(えのしまベイビィ)は、ボイスドラマ、コミック、イラスト、ノベル、ネットラジオの分野に展開するArpeggio原作の作品。シナリオは沢村奈唯。イラストはおーじ。
作品概要
2007年末現在、ドラマCD vol.1が発売されている。また、月刊コンプエースVOL.008にて読みきり漫画(作画:歩鳥)が掲載された。主演の阪田佳代、門脇舞によるインターネットラジオ「江ノ島ベイビィラジオ」も放送された。
あらすじ
神奈川県藤沢市の江ノ島近くにある架空のトラットリア『Junior Sweet』で働く4人の女の子が織り成す日々の生活を描いている。物語は、東京都江古田の実家から家出してきたヒキコモリ少女・山崎葉月が、江ノ島に住み始めて2週間後からの出来事が語られている。
登場人物
- 山崎 葉月(やまざき はづき)
- 声:阪田佳代
- 15歳の高校1年生。とある事情で学校に行くのが怖くなり、1ヶ月ほど引きこもった後、そんな自分が嫌になり家出し、江ノ島へ流れ着く。実家は東京都江古田にある。みさのお隣さんである和田節子の家に下宿している。
- 一人称は「ボク」。普段は明るく素直な性格であるが、ひねくれると小言が多く理屈っぽくなる。仕事仲間の拓海とともに最年少ウェイトレスであるが、2歳年上の雪野とよく些細なことで喧嘩している。
- 好きなアーティストはミッシェル・ガン・エレファント。愛用のギターはFender Mex '50s Stratocaster(みさから譲り受けたものらしい)で、現在練習中。
- 理由は不明だが、日本語の名詞の後にその名詞を英語で繰り返す癖がある。
- 鶴川 雪野(つるかわ ゆきの)
- 声:後藤邑子
- 17歳の高校2年生。キレイ系の外見を自覚し、そう見られるよう努力している。
- 葉月の喧嘩友達であり仕事上の先輩でもある。喧嘩の発端は、葉月のひねくれぶりに雪野が我慢ならないことにあるらしい。拓海に対しては、実の妹のように接している。
- 趣味は、ペットボトル貯金と自転車運転。後者は履歴書の特技の欄に書くほどで、ママチャリでアクセルターンを披露したりするが少々荒っぽく、すぐ壊しては新しいママチャリに買い換えている。
- 吉野 拓海(よしの たくみ)
- 声:門脇舞
- 15歳の高校1年生。鎌倉市にある某有名女子校に通っている超美少女。その容姿は、将来のミス・江ノ島は確実だと言われるほどである。「吉野拓海を愛でる会」なる私設ファンクラブがあるらしく、そのメンバーがバイト先に現れることもある。
- その外見とは裏腹に、兄の影響で鉄ヲタ(乗り鉄)であり、特に江ノ電に関してはかなりのものである。よくバイト先のバックルームや駐輪場に、Nゲージを展開していることからもそれが窺える。よく「トロリーポール」や「湘南カラー」といった江ノ電に関係する鼻唄を口ずさんでいる。
- 柿生 みさ(かきお みさ)
- 声:水橋かおり
- 25歳のフリーター。大卒。「Junior Sweet」の最年長ウエイトレスであり、他の3人の姉貴分となっている。
- 江ノ島に親元で実家暮らししている。葉月の下宿先の部屋とは窓越しに会話が出来る。
- 自作自演系ロックンローラーでエレキギターによる弾き語りをしている。出没場所は、藤沢、海老名、町田、平塚、横浜など。愛用のギターはリッケン620。
- 喫煙者でキャプテンブラックやラッキーストライクといった銘柄を好んで吸っている。
作中に登場する施設について
CD
主題歌
「Rains」
スタッフ
- 企画・原作:Arpeggio
- シナリオ:沢村奈唯
- キャラクターデザイン・イラスト:おーじ
- デザインワークス:inor
- 音楽:on-saw
- 編集:MINA
- 音響製作:ダックスプロダクション
関連項目
外部リンク