武内 崇(たけうち たかし、1973年8月28日 - )は、日本のイラストレーター、同人作家。TYPE-MOON代表。有限会社ノーツ代表取締役。
本名は竹内 友崇(たけうち ともたか)[1]。千葉県八千代市出身[1]。アニメ製作の際には役職によって名義を同時に使い分けている。キャラクター原案などの活動は武内名義、プロデューサーなどの活動は竹内名義となる。
略歴
- 漫画家時代
- 当初は漫画家を目指しており、1996年に第3回エニックス21世紀マンガ大賞で「武内崇」名義にて『F』で佳作受賞、月刊少年キャプテン1996年6月号「TOKUMAコミック大賞」募集ページにイラスト掲載、月刊少年ガンガンWING1997年冬季号で短編『勇者部ただいま活動中!!』を遺すものの、定着は出来なかった。
- 社会人時代
- コンパイルでCGグラフィックの仕事をしていたが、同社が1998年に和議法を申請したため退社した。先輩のつてを頼りに、東京にあるアーケードゲーム開発中心の会社(ライジング)に再就職し、格闘ゲームやシューティングゲームのモーションデザインをする。
- 同人サークルの運営
- 中学時代からの友人である奈須きのこと同人サークル「竹箒」を結成した。これにコンパイル時代の元同僚であるプログラマー清兵衛と作曲家Kateが加わると、2000年に同人サークル「TYPE-MOON」に発展し、『月姫』を制作する。制作開始後、ホームページ竹箒で知り合いであったOKSGが、雑用およびサークルホームページ管理として加わる。
- 『月姫』製作中も前述の会社には勤めていたため、帰宅すると朝4時まで『月姫』を制作する生活を行っていた。仕事と同人作家の二足のわらじを履きながら、7ヶ月かけてグラフィック総数約400枚を仕上げる。『月姫』時代は東京都大田区に住んでいた。
- ゲーム制作会社設立
- 2003年にTYPE-MOONを法人化する形でゲーム制作会社「ノーツ」を設立し(TYPE-MOONはそのブランドに)、代表に就任。
人物
- メイド好き、アルトリア顔好き
- 極度のメイド好きで、『月姫』や『Fate/stay night』でメイドが登場するのは、彼の嗜好である。
- 『Fate/stay night』のセイバーは特に気に入っており、彼女の顔をベースにした派生キャラクター、通称アルトリア顔サーヴァントが大量に作られるようになった。その結果「セイバー系ヒロインを殺す」ことを目的に動くアルトリア顔の少女謎のヒロインXが誕生した。
- 自画像と愛称
- 自画像は「作務衣を着た熱血野郎」として描かれ、『MELTY BLOOD』ではメカヒスイを選択した時に、極めて低い確率ながらその姿を見ることが出来る。TYPE-MOON社内、および同人誌即売会等の場では「武ちゃん」の愛称で親しまれている。
- 影響を受けた作品
- 好きな絵描きは内藤泰弘[2]、赤井孝美[2]、田島昭宇[2]、冨樫義博[2]。一時期『幽☆遊☆白書』に影響を受けた。中学生時代には石川賢の漫画版『魔界転生』より奈須と共に多大な影響を受ける[3]。石ノ森章太郎のファンでもある。他にも漫画『ヒカルの碁』の登場キャラクター藤崎あかりをモデルとして、『月姫』の弓塚さつきを造形するなど、原画家として漫画から影響を受けている。またアニメからの影響も受けてもおり、『Fate/hollow ataraxia』に登場するキャラクターのカレン・オルテンシアは『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ[4]、バゼット・フラガ・マクレミッツは『妖獣都市』の麻紀絵[5]などアニメのキャラクターよりインスピレーションを得ている。
主な作品
ゲーム
小説挿絵
アニメ
漫画
画集
- 『空の境界 the Garden of sinners 全画集+未来福音 extra chorus』(2013年10月 星海社)
- 『Return to AVALON -武内崇 Fate ART WORKS-』(2019年12月 KADOKAWA)
その他
出典
外部リンク
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Fateシリーズ (カテゴリ) |
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