望月 浩(もちづき ひろし、1947年8月18日 - )は、日本の歌手。東京都出身。
来歴
1965年、『一人ぼっちが好きなんだ』で東芝レコードよりデビュー。同時代の叶修二、川路英夫と共に青春歌謡アイドル三羽烏として人気を博した。
「エレキ演歌No.1」のキャッチコピーとともに1965年にリリースされた『君にしびれて』が、歌謡曲にエレキギターを取り入れた「エレキ歌謡」の代表曲として知られるほか、東芝をスポンサーとして1967年に放映された特撮テレビドラマ「光速エスパー」のテーマソング『光速エスパーの歌』などでも知られる。
1966年のビートルズの来日コンサートでは内田裕也、尾藤イサオ、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ、ブルー・ジーンズ、ザ・ドリフターズらと共に前座を務め[1]、ブルーコメッツをバックに『君にしびれて』を歌った。ビートルズのコンサートで前座を務めた他のグループが洋楽ロックのカバーを歌ったのに対し、望月は唯一オリジナル曲を歌った。
ディスコグラフィー
シングル
- 一人ぼっちが好きなんだ/恋のハンド・ボール(1965年2月)
- 泣かないで/次男坊(1965年5月)
- 太陽だって僕等のものさ/逢いたいさ(1965年7月)
- 野菊は哀し僕の花/二人の涙はひとつ(1965年10月)
- 君にしびれて/あした あさって しあさって(1966年1月)
- あの娘の瞳/涙ビリビリ吹きとばせ(1966年4月)
- 黄色いレモン/あなたのおもかげ(1966年9月5日) - 「黄色いレモン」は筒美京平の作曲家デビュー作
- 星になるまで/涙をふいて(1967年3月)
- あいつにさよなら/星降る浜辺(1967年5月)
- 光速エスパーの歌/幸せのブルースター(1967年8月)
- ひとりぼっちの誕生日/初恋の海(1967年9月)
- ひとりぼっちの世界/こぼれた涙(1968年1月)
- 夜明けの太陽/愛してもなにも(1968年7月)
- 星はなんでも知っている/恋のズッケロ(イタリア語版)(1969年5月) - A面は平尾昌章の、B面はリタ・パヴォーネのカバー
- 機嫌を直してもう一度/青春のすべて(1970年9月)
- 赤い太陽/女の涙は…(1971年5月)
テレビ主題歌
脚注
- ^ ビートルズ来日公演 今ではあり得ない逸話の数々 NIKKEI STYLE