星出 尚志(ほしで たかし、1962年 - )は、日本の作曲家、編曲家。
人物・来歴
1962年、山口県生まれ。
14歳の時に、ヤマハ音楽振興会主催の「第5回ヤマハ・ジュニア・オリジナル・コンサート'76」にて、『GXの為のフガート』(エレクトーン曲の作曲と演奏)で奨励賞を受賞[1]。
中学校、高等学校時代の吹奏楽部でトロンボーンを演奏するかたわら、バンドの指揮や編曲もしていたが、大学時代はシンセサイザーに没頭し、自宅のスタジオは機材やコンピューターで埋めつくされている。
東京藝術大学卒業後、ヤマハ系出版社に入社。最初の仕事が吹奏楽曲の楽譜の校正作業であったため、楽譜浄書と吹奏楽曲の作、編曲に携わるようになる。ヤマハ吹奏楽シリーズ「ニューサウンズ・イン・ブラス」では数多くのアレンジがある。作編曲の他、ミュージカルなどの舞台音楽、エレクトーン曲、ピアノ曲も手掛けている[2]。
近年では、コンピュータの楽譜作成ソフトウェアFinaleの使用者として日本国における第一人者であり、著作もある。アップルコンピュータのユーザーである。
21世紀の吹奏楽“響宴”会員。過去4度の入選、4度の委嘱を手がけている。
主な作品
作曲
- 行進曲「紅毛氈」(東芝新・吹奏楽指導全集収録曲)〈1992〉
- 北川木挽歌による幻想曲(宮崎市民吹奏楽団委嘱、第1回 21世紀の吹奏楽“響宴”入選作品)〈1993〉
- 星の降る街(宮城県吹奏楽連盟委嘱作品)〈1994〉
- 三月桜の咲く頃で―女声合唱と吹奏楽のための―(宮崎市民吹奏楽団委嘱作品)〈1994〉
- 椎葉民謡によるラプソディー(宮崎市民吹奏楽団委嘱作品)〈1996〉
- ブラボー・ブラス!(POPSTAGE2収録曲)〈1999〉
- スタリー・ロード(POPSTAGE3収録曲)〈2001〉
- 丘の上のレイラ(第4回 21世紀の吹奏楽“響宴”委嘱作品)〈2001〉
- ラ・グラン・マルシュ(第6回 21世紀の吹奏楽“響宴”委嘱作品)〈2003〉
- 行進曲「イースト・ウィンド」(陸上自衛隊東部方面音楽隊委嘱作品)〈2003〉
- 蒼の向こうへ(山形県立鶴岡東高等学校吹奏楽部委嘱作品)〈2003〉
- 東雲(陸上自衛隊東部方面音楽隊委嘱、第9回 21世紀の吹奏楽“響宴”入選作品)〈2004〉
- 陽炎(新アレグロ収録曲)〈2006〉
- ポールとコリー(新アレグロ収録曲)〈2006〉
- オン・ザ・パーム・アヴェニュー(航空自衛隊中部航空音楽隊委嘱作品)〈2007〉
- フライ・ハイ(山口県・NEW CITY WINDS委嘱作品、POPSTAGE4収録曲)〈2008〉
- 激練りファンク(ヤマハ吹奏楽団浜松委嘱作品)〈2008〉
- 「トリロジー」第1曲「挑戦」~デフィ~(陸上自衛隊東部方面音楽隊委嘱作品)〈2009〉
- 行進曲「リラと月桂樹」(陸上自衛隊第1音楽隊委嘱作品)〈2010〉
- ザ・レヴュー(滋賀県・大津シンフォニックバンド委嘱、第17回 21世紀の吹奏楽“響宴”入選作品)〈2011〉
- 行進曲「イーグル・アンド・ソード」(陸上自衛隊第12音楽隊委嘱、第18回 21世紀の吹奏楽“響宴”入選作品)〈2011〉
- サイバー・アポカリプス(第16回 21世紀の吹奏楽“響宴”委嘱作品)〈2013〉
- 悠久奏想~義仲、巴によせて(富山県・小矢部市吹奏楽団委嘱作品)〈2013〉
- アンバー・ドリーム〈2014〉
- モヒート〈2015〉
- ファンキー・ヘンズ〈2016〉
- パッション・アンド・フレンドシップ(東京都・駒澤大学高等学校吹奏楽部委嘱作品)〈2016〉
- サニーサイド・プロムナード〈2017〉
編曲
など
脚注
注釈
出典
外部リンク