日産・VHエンジン日産・VHエンジンは日産自動車がかつて製造していたV型8気筒DOHCガソリンエンジンである。Y型エンジンに代わるエンジンとして日産のV型8気筒エンジンとしては24年振りに新開発されたエンジンである。2001年に後継機のVKエンジンが登場したが、G50型プレジデントの製造が終了する2002年まで製造された。 バリエーションVH41DE 4,130cc1991年登場。 排気量:4,130cc 内径×行程:93.0mm×76.0mm スペック:(1)270PS/5,600rpm 37.8kgm/4,000rpm (2)270PS/5,600rpm 38.4kgm/4,000rpm
VH45DE 4,494cc1989年登場。 排気量:4,494cc 内径×行程:93.0mm×82.7mm スペック:(1)280PS/6,000rpm 40.8kgm/4,000rpm (2)270PS/5,600rpm 40.2kgm/4,000rpm
レーシングエンジンVHエンジンをベースにVRH35Aがインディカー・シリーズ向けに開発された。 またル・マン24時間レース向けR391搭載用にVRH50Aが開発された。 ただし、これら2機種に先立ち開発されたVRH30やVRH35ZはVHベースではなく、レース専用に一から設計された別系統のエンジンである。 また、これら2機種の後に開発されたVRH34Aも、VKエンジンがベースとなった別系統のエンジンである。 日産のV型8気筒レース用エンジンは出自の如何に関わらず「VRH」を名乗るものが多く、識別に注意が必要である。 関連項目 |