戦国無双3
『戦国無双3』(せんごくむそうスリー)は、 2009年12月3日にコーエーより発売のWii用のアクションゲーム。戦国無双シリーズの第3作。 キャッチコピーは「いざ、出陣!」。 概要「絆」をテーマに戦国時代を描く。物語は主に、上杉謙信、武田信玄、北条氏康による関東の覇権争いを描く「関東三国志」、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人の天下人に焦点を当てた「戦国の三傑」、戦国時代終盤の石田三成や直江兼続、加藤清正などの戦いを描いた「関ヶ原の若武者」という3つに分けられている。 従来の無双アクションに新たに「練技ゲージ」が追加され、これを1つ消費し敵のガードを崩しつつ突進できる「影技」(えいぎ)と、練技ゲージと無双ゲージを満タンにして発動する究極の必殺技「無双奥義・皆伝」が追加されたのが特徴。武器システムは『真・三國無双5』と同様の方式でノーマル、スピード、パワーの三種類から選択。戦闘はミッションのクリアが重視され、士気ゲージが廃止された代わりに特定の条件下で武将を倒すことで有利になったり装備品などを入手できる「撃破効果」が追加された。その他、好きな時に道具を使用できる「携帯道具」や、前作の一部の武将の特殊技として実装されていた「馬呼び」が新システムとして追加された。
主題歌GACKT『雪月花 -The end of silence-/斬〜ZAN〜』 戦国無双3 猛将伝
『戦国無双3 猛将伝』(せんごくむそうスリー もうしょうでん)は、2011年2月10日発売にコーエーテクモゲームスより発売のアクションゲーム。 Wii版『戦国無双3』の拡張版。『戦国無双3』と連動させることで戦国無双3の物語やステージをプレイすることが出来る。 新要素NPCだった綾御前、福島正則がプレイアブルキャラクターとして登場。『戦国無双2 猛将伝』からガラシャが復活。『3』で模擬演武専用だった7人にもシナリオが新たに追加され合計10人分のストーリーモード「無双演武」がプレイ出来る。また模擬演武を特定の武将でプレイすることで発生する会話イベントが多数用意された。 「第2レア武器」「第3レア防具」の追加、武器に付いた技能を書き換えることのできる「新・武器強化システム」、戦場に合わせて自ら携帯道具を取捨選択できる「携帯道具カスタム」、新たな難易度「天国」「修羅」、キャラクターのモデルや音声、プロフィールなどが鑑賞できる「武将鑑賞」などが加わった。
戦国無双3 Z
『戦国無双3 Z』(せんごくむそうスリー ゼット)は、2011年2月10日発売にコーエーテクモゲームスより発売のプレイステーション3のアクションゲーム。画質はハイレゾ化され、秒間60フレーム描画に対応している。 上記の『戦国無双3』と『戦国無双3 猛将伝』の内容をワンパッケージで搭載。村雨城モードは収録されていないが、戦国史モードは最初から収録されている。 戦国無双3 Z Special
2012年2月16日に『戦国無双3 Z』のPSP版が発売された。PSP版の無双シリーズで初めて、有料のダウンロードコンテンツが配信された。 2人での通信協力プレイや、「腕試し」での4人での通信対戦プレイが可能。 戦国無双3 Empires
『戦国無双3 Empires』(せんごくむそうスリー エンパイアーズ)は、2011年8月25日にコーエーテクモゲームスより発売のプレイステーション3のアクションゲーム。 キャッチコピーは「これが「無双」の天下取り!」。 「Empires」シリーズとしては初の10の大名家ごとのストーリーモード「戦史演武」が加わった。『戦国無双 Chronicle』からの流れで会話デモが導入されている。 既存の「Empires」ならではのシステムの多くが廃止されて新しくなっている。 システム内政、戦闘ともに大幅に変更が加えられている。 箱庭内政既存の所属武将による提案採択による内政は廃止され、箱庭に様々な施設を配置して国力を増強する箱庭内政システムとなっている。市、長屋、道場などの施設を配置することで、収入や人口、幸福度や兵力などが増加していく。施設には1マスに配置する通常施設と2×2の4マスに配置する大型施設がある。大型施設は通常施設の進化、クリア特典や武将による提案、DLC、GREE「100万人の戦国無双」との連携で様々な施設が解禁されていく。また、特定の通常施設同士を隣接させることで片方が特殊な施設に変化する。箱庭の限られた面積をやりくりしての領国経営が求められる。 戦闘レベルは戦闘毎にリセットされるようになり、武将の育成要素はなくなっている。代わりにレベルアップ速度は非常に早まっており、一回の戦闘でいかに効率的なレベルアップを行うかが重要となる。各武将への個別指示も廃止されており、全軍へのおおまかな命令のみとなっている。味方武将の戦況に伴った台詞も救援要請や再出撃程度になっている。基本的に戦場は『ガンダム無双3』に準じた仕様となっている。既存の拠点同志を結ぶ補給線や敵味方の勢力圏を示すゾーンは廃止された。士気の概念はなく、自軍と敵軍の兵力ゲージが表示されている。拠点にはレベルが設定されており、その拠点から出撃する兵士の強さに影響する。通常の拠点の他に離れた拠点間を移動できる大鷲拠点、強力な砲撃で敵拠点を制圧する大筒拠点、戦力ゲージを回復する兵糧庫、無双ゲージを自動的に回復させる祈祷所などがある(各拠点とほぼ同一の効果の施設がガンダム無双3に登場している)。 戦闘では十字キーが行動方針の選択になったため携帯道具は廃止となった他(これにより馬呼びもセレクトボタンに移行)、攻撃を受けた際に影技の動作で逃げる「影技回避」が追加された。影技回避は敵に囲まれた際に簡単にその場から抜け出せる便利な技であるが、雑兵の弱い(よろけない)攻撃などあらゆる攻撃に対応しているため攻撃中に影技を出そうとして影技回避が出てしまうといった欠点もある。 今回は無双武将だけではなく、特定の敵軍一般武将と接触すると武将固有の名乗り台詞が用意されている。またプレイヤー操作の武将と敵対武将が特定の組み合わせで接触すると専用の遭遇会話が挿入される。 戦史演武10人の大名の中から一人を選択してシナリオをプレイするモード。無双演武と異なり、会話デモによってストーリーが進行していく。内容は史実の流れを重視したものから完全なIFまで様々。必ずしも大名たちが主人公というわけではなく、ストーリーによっては部下や縁者が実質的な主役となっている。難易度は低く、本作のシステムに慣れるためのチュートリアル的なモードである。
争覇演武桶狭間合戦、本能寺の変、小牧・長久手合戦、関ヶ原合戦、無双集結の5つのシナリオから開始時代と勢力を選択してプレイするEmpiresシリーズならではのモード。今作では歴史再現イベントは廃止されているが、特定の武将同士を自軍に在籍させることで発生する会話イベントが大量に用意されている。「無双集結」は40人の無双武将が十数個の勢力に振り分けられて配置されており、一般武将も時代を無視して登場している。DLCにより新たに厳島合戦、天下布武、詳録関ヶ原、群雄無双といった4つのシナリオをプレイできる。 脚注外部リンク |