川北元
川北 元(かわきた げん、1976年3月25日[1] - )は、日本のバレーボール指導者。妻は北京オリンピック日本代表の狩野美雪。 来歴東京都出身。都立千歳丘高等学校を卒業後、順天堂大学に進学しバレーボール部に在籍。コーチング科学を学び、1999年に順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科で修士号を取得。その後は、同大学のバレーボール部コーチをしながら、幼稚園・中学・高校の講師を掛け持ちしていた[2]。 2001年に渡米し、ユタ州プロボにあるブリガムヤング大学のカール・マクガウン(Carl McGown)監督のもとで1ヶ月学んだ後、ペンシルベニア州にある州立大学(ロックヘブン大学)[3]のトム・ジャスティス(Tom Justice)監督に誘われて同大学のアシスタントコーチに就いた。並行して、1年のうち半年はアメリカ女子代表チーム(監督は郎平)にて、指導[4]する生活を送った[2]。アメリカ女子代表は2008年には北京オリンピックで銀メダルを獲得。川北は、ゲーム分析や技術指導を担当した[5]。 同年の北京オリンピック前のワールドグランプリの際、眞鍋政義(当時の久光の監督)に誘われ、久光製薬スプリングスでコーチ兼通訳を務めること(帰国)となった(アメリカ代表選手のローガン・トムが久光へ移籍するタイミングもあった)[6]。翌2009年からは全日本女子チームの監督に就任した眞鍋のもと、全日本女子の戦術・戦略コーチを務めることとなった[7][8]。 英語も習得し、その後もトルコ、ロシア、セルビアなどで、強化システムや戦術・戦略を学ぶ機会も持った[5]。 同年のロンドンオリンピック後の、木村沙織(日本代表)のワクフバンク・テュルクテレコム(トルコ)移籍に合わせ、川北も同チームのコーチに就任し、サポートした[11]。 2017年5月11日、V・プレミアリーグのデンソーエアリービーズは川北の監督招聘を発表[12][13]。 2022年、日本女子代表のコーチに就任。眞鍋政義が同監督に復帰し、再び眞鍋の下で活動することとなった。そのため、5シーズン務めたデンソーの監督を退任[14]。戦術・戦略コーチ、ブレイク総括コーチ[15]を経て、統括コーチ兼サーブコーチを務める[16]。 2024年、パリオリンピック終了後にKUROBEアクアフェアリーズ富山の監督に就任することが発表された[17][18]。 指導歴
脚注
外部リンク |