岩城けい
岩城 けい(いわき けい、1971年 - )は、日本の小説家。大阪府大阪市生まれ[1]。 経歴日本の大学を卒業した後、単身オーストラリアへ渡る。ニューサウスウェールズ州のSouth West Institute of TAFE(SW TAFE)ヴィジュアルアート科ディプロマを修了[1]。 保険会社の事務、製品マニュアルの翻訳、日本語の家庭教師[2]など様々な職務を経験した後、現地で日本人男性と結婚[3]。在豪20年。ビクトリア州在住(2013年9月現在)[4]。 デビューとその後2013年5月、「さようなら、オレンジ」で第29回太宰治賞を受賞(受賞時ペンネームはKSイワキ)。選考委員は、加藤典洋、荒川洋治、小川洋子、三浦しをん[5][1]。小説家デビューを果たす。なお、受賞時ペンネームのKSは、宝貝、カウリー・シェルの頭文字とされる[2]。同年6月、同作を収録したムック本「太宰治賞2013」(筑摩書房編集部 編集 ISBN 978-4-480-80447-1)が刊行される[6]。好評を呼び、異例の増刷となる[7][2]。 2013年8月、『さようなら、オレンジ』単行本が筑摩書房から刊行される[8]。同年12月、同作が第150回芥川龍之介賞の候補作になる。2014年、同作で第8回大江健三郎賞受賞、第27回三島由紀夫賞候補。2015年、第2作『Masato』で第37回野間文芸新人賞候補。2016年、同作で第32回坪田譲治文学賞受賞。 作品リスト単行本
雑誌掲載
脚注関連項目 |