1996年にEPICソニーからデビューしたシンガーソングライターの「宮本浩次 (みやもと こうじ)」とは別人です。
宮本 浩次 (みやもと ひろじ、1966年 6月12日 - )は、日本 のロック ミュージシャン 、歌手 、シンガーソングライター 、俳優 、元童謡歌手 。ロック バンド ・エレファントカシマシ のボーカリスト およびギタリスト 、音楽プロデューサー 。所属芸能事務所 は株式会社elephants[ 1] 。所属レコード会社はユニバーサルミュージック 。東京都 北区 赤羽 出身。身長170cm。血液型O型[ 2] 。愛称 は「ミヤジ 」。
人物
人物像
NHK東京児童合唱団 に小学校3年生から5年生まで入団。声楽 指導を受けていた。ソロを任されるほど歌が上手くボーイ・ソプラノのスター的存在であった。また、ウィーン少年合唱団との交流もあったと言う。声域 は裏声も含めhihiAを越える曲もあり、現在56歳の宮本浩次ソロ曲は、カバー曲「異邦人」はhihiB、「光の世界」はhihiA#、「東京協奏曲」はhihiA#、カバー曲「木綿のハンカチーフ」「赤いスイートピー」「恋人がサンタクロース」はhihiA#、「昇る太陽」「Do you remember?」はhihiF、「going my way」「十六夜の月」はhihiC#、カバー曲「ロマンス」「あなた」「白いパラソル」はhihiC#。
デビュー当初からテレビ出演もライブでのMCもほとんどなく、雑誌などのインタビューでも無口・無愛想を貫くキャラクターであった。しかし1992年頃、何の前触れもなくライブで突然フレンドリーなMCをしはじめたときには、客席から「宮本ぉー、何があったのか言え!」との声が飛んだという[ 3] 。
髪を掻き揚げてぐしゃぐしゃにする癖は男っぽい仕草として高校生の頃から意識してする様になったと雑誌のインタビューで語っている。大学生時、レコードショップのアルバイトでは「お客さんが来る度に髪をぐしゃぐしゃする」という理由で3日で辞めさせられた。その他、メキシコ大使館の草むしりや船着場のアルバイトなどを経験している。
バンドについて「ロックがやりたくてやったわけじゃない。友達に歌がうまい人として誘われたから」と雑誌で語っている。
出身地である赤羽がバンド誕生の地であるため、バンドのアイデンティティーとして、またファンの聖地として語られることが多い。しかし本人は、特に赤羽に対して思い入れは無いとラジオで語っている。
ソロ活動については、何十年も前から幾度もやりたい、と周囲に相談していたと雑誌で語っている。「もっと早くソロをやっていれば、と後悔している」とも雑誌JAPANで語られている。
バンドで作ったアルバムは最初の3枚だけ。あとは、宮本浩次が一人で作った。実質ソロと変わらない、とまで幾度も雑誌等で語っている。
2021年10月から2022年6月12日まで、47都道府県全50公演全国ツアー「宮本浩次縦横無尽」を完遂。全公演ソールドアウト。この時のソロのバンドメンバーは、宮本浩次、小林武史、名越由貴夫、キタダマキ、玉田豊夢。宮本は「最強の縦横無尽バンド」「男前五人衆」と命名している。
2022年8月6日のロッキンフェスも同メンバーで出演。全9曲を披露。
趣味・嗜好
エピソード
両親と歳の離れた兄からはとても可愛がられて育ったらしく、「僕は猫かわいがりだった」と語っている。学研 の総合百科事典 に乳幼児成長記録のモデルとして「1歳にして立つ」というタイトルで1歳時の写真が掲載されていた事がある。
歌うことが好きなのは母譲り。「僕の歌手人生は、「この子は歌が好きなんだ」と見抜いた母が合唱団に入れてくれたことから始まった」と語っている[ 6] 。
NHKみんなのうた「はじめての僕デス 」でソロ歌手デビュー。当時レコード会社各社から競作でシングルレコードが発売された。(1976年9月1日、東芝EMI より発売)10万枚のヒット。なお、ジャケットに記載された名前には「みやもとこうじ 」とルビが振られていた。レコード用に再録音されたビクター音楽産業 制作のステレオ盤(KV-41)のB面のタイトルは「ゴクロウサン 」(こちらは東京放送児童合唱団 名義)であり、後にエレファントカシマシが偶然同名の楽曲を発表する。みんなのうた 放送時と同一音源のモノラル 録音のポリドール 盤(DQ-1004)のB面曲は「ドラキュラのうた」(歌:クニ河内 )。
高校が男子校であったため、女性とのフランクな付き合いが苦手としている。彼女の誕生日に図書券をプレゼントし「親戚のおじさんみたい」と言われ喜んで貰えなかったことなど女性に対しての不器用さを物語っている。[ 7] [ 8] [ 9] 。
文明の利器を否定して自動車免許を持たずクーラーも取り外していたが、暑さを凌ぐためにシャワーを浴びていることが利器を利用しているという矛盾に気付き、33歳で自動車の免許取得に至った。免許取得後からは毎日のように首都高を何度も周回するなど5万円のハイウェイカードを月に5枚消費するペースで、当初の走行距離は一晩で220 - 230kmを超える程であったが、免許停止処分を受けてからは呪縛を解かれたかのように電車移動が多い生活に戻ったという。現在は、「レコーディング等創作活動が完了すれば車に戻る」とのこと。
ダウンタウン が司会を務める歌番組「HEY!HEY!HEY! 」の出演をきっかけに、浜田雅功 に推薦されTBS 系ドラマ『Friends [ 10] 』で売れない放送作家 役として役者デビューを果たし、ザテレビジョンドラマアカデミー賞 の新人俳優賞を受賞。
2003年夏、信頼の出来る人物であると事務所に紹介された、金銭面の管理を任せていた人間に財産を持ち逃げされ[ 11] 、それまで住んでいた高級マンションを引き払い、所有していた2台のポルシェを処分、古書の大半を売り払っている。発覚時、財布には現金3,000円程しか残っていなかった。後に、渋谷の路上を散歩中に財産を持ち逃げした人間に出くわすが、「元気そうで何よりだった」とのこと[ 12] 。
鈴木万由香 がパーソナリティ を務めるTOKYO FM の生放送番組『TOYOTA SOUND IN MY LIFE 』2009年4月18日放送に出演時、鈴木がアルバム『昇れる太陽 』に対する個人的な感想として「全曲がメインディッシュで食べ難い」という表現(「でも実際飲み込んでみると、こんなに美味しいもんないや」と続いた)を発言し、これに怒った宮本が「人の前で食べにくいって言いましたよこいつね。失礼な奴だこいつは」「食うな」と発言。鈴木が「散々食ったのでお返し出来ないんですけど…」と返すと、「ゲロで吐け」と返した。その後鈴木がトークを続けるが、宮本は黙りこんでしまう。鈴木が「宮本さん?遠くに行ってました?」と突っこむと、「ま、悪気がねえのはわかってっけどよ」と発言。それに対し鈴木が「喧嘩売られてます、今」と返したため、さらに宮本は「喧嘩じゃねえだろ、おめえが売ってんだこのバカ」「気をつけろこのドアホ」と切り返したため険悪な状況となった。後日、同月20日に宮本が直筆の謝罪文をウェブに掲載し、翌21日には鈴木も謝罪文を掲載した[ 13] [ 14] 。
2012年 9月1日 に左耳が聞こえなくなり、急性感音難聴 と診断された。同月5日に手術を受け回復し、日常生活に支障はなかったものの、聴力が安定していないことなどを理由に、10月2日 、グループの公式サイトでライブ活動休止の報告をした[ 15] 。
「小学校のプール の時間はそんなに好きじゃなかった」と発言している[ 16] 。
ディスコグラフィ
児童合唱団
CD、配信
その他
楽曲
収録作品
発売日
備考
明日以外すべて燃やせ (Live)
2018 Tour「SKANKING JAPAN」 スカフェス in 城ホール2018.12.24 (東京スカパラダイスオーケストラ)
2019年3月13日 (CD、DVD、Blu-ray)
スカパラのライブに参加した映像作品
俺たちの明日 (Live)
獣ゆく細道 (Live)
(生)林檎博'18-不惑の余裕- (椎名林檎)
2019年5月27日 (DVD、Blu-ray)
椎名林檎のライブに参加した映像作品
悲しみの果て (Live)
タイアップ一覧
受賞歴
刊行物
著書
タイトル
初版発行年月
出版社
備考
風に吹かれて
1997年9月13日
ロッキング・オン
ROCKIN'ON JAPAN 連載エレファントカシマシ関連記事とインタビュー (1988年 - 1997年)
明日に向かって歩け
2002年5月
集英社
週刊プレイボーイ 連載(2000年27号 - 2001年28号)※絶版
エレカシ宮本の率直に言って!
未出版
マガジンハウス
Olive 連載(2000年5月 - 2000年7月)※Olive休刊の為終了。
旅の途中
未出版
マガジンハウス
an・an 連載(2000年6月 - 2001年6月)
東京の空
2003年8月30日
ロッキング・オン
bridge /ROCKIN'ON JAPAN連載(1999年8月 - 2002年4月/2002年4月 - 2003年4月) ※2008年6月15日第2刷発行
宮本浩次、そのすべて
2021年
ロッキング・オン
bridge / ※2021年
関連書籍
出演
インターネット配信
宮本浩次、かく語りき(2000年11月6日 - 2002年1月31日、JUSTICE(j-mediaTV))
宮本、独歩。ひきがたり(2020年6月12日、WOWOWライブ )
映画
扉の向こう〜宮本浩次という生き方(2004年5月2日、FME/フジテレビ NONFIX)プロデュース:是枝裕和 ※宮本浩次率いるエレファントカシマシの、アルバム『扉』レコーディング風景を記録した音楽ドキュメンタリー[ 37] 。
テレビドラマ
テレビ番組
NHK紅白歌合戦出場歴
CM
脚注
注釈
出典
外部リンク
シングル
1.はじめての僕デス - 2.あ・い・う・え・お・ん・ど - 3.獣ゆく細道 - 4.明日以外すべて燃やせ - 5.冬の花 - 6.解き放て、我らが新時代 - 7.昇る太陽 - 8.Do you remember? - 9.P.S. I love you - 10.sha・la・la・la
アルバム 出演 関連項目
カテゴリ
宮本浩次 (ボーカル・ギター) - 石森敏行 (ギター) - 高緑成治 (ベース) - 冨永義之 (ドラム) シングル
アルバム
映像作品
コンサート1998 日本武道館“風に吹かれて”
クリップス
クリップス2
LIFE TOUR 2002
クリップス3
扉の向こう
桜の花舞い上がる武道館
2009年10月24,25日 日比谷野外音楽堂
EPIC映像作品集 1988-1994
ROCK’N ROLL BAND FES & EVENT LIVE HISTORY 1988-2011
the fighting men's chronicle エレファントカシマシ ディレクターズカット
復活の野音
デビュー25周年記念 SPECIAL LIVE
新春ライブ2015
1988/09/10 渋谷公会堂
デビュー30周年記念コンサート”さらにドーンと行くぜ!”
30th ANNIVERSARY Live Blu-ray Box
30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” FINAL
新春ライブ2019
関連項目
カテゴリ
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