『妖界ナビ・ルナ』(ようかいナビ・ルナ)は、池田美代子作の児童文学。または、それを原作とした菊田みちよ作画の漫画作品。
概要
岩崎書店からII期も併せ全12巻刊行。フォア文庫による整理番号では「B 小学校中・高学年向き」であるとされている。I期は琴月綾が絵を手がけていたがII期からは戸部淑に変更されている。Ⅰ期は愛蔵版も出版されている。
講談社の少女漫画雑誌『なかよし』で2008年8月号から2010年8月号にかけて、菊田みちよ作画で漫画化もされている。また、原作者の池田美代子が同誌の増刊号である『なかよしラブリー』に番外編として小説にはない書き下ろしのストーリーを提供することもある。
2008年9月発売予定だった妖界ナビ・ルナII-(3) については一度は2009年1月に発売予定を延期した。しかし、その延期した発売予定月の岩崎書店ウェブサイトに出版中断のお知らせが掲載され[1]、著者体調不良のために出版中断が決定したことが発表された。
同年3月に講談社青い鳥文庫のウェブサイトにおいて、妖界ナビ・ルナII-(3) として岩崎書店から発売される予定だった「ガラスの指輪」を、「新 妖界ナビ・ルナ (1) ガラスの指輪」として発売することが発表され、5月の新刊一覧に追加された。その後、刊行月が6月に変更になり、同時に紹介ページが同サイトに掲載され[2]、正式に青い鳥文庫で再開されることが発表された。
あらすじ
- 【I期】
- 竜堂ルナはもうすぐ4年生になる少女。赤子の頃、児童養護施設・星の子学園の前に置き去りにされて以来、ここで育ってきた。ある夜、かまちにサエが誘拐されるという事件が起こる。そしてこの事件を発端に、不可解な出来事が連続して発生する。最終的にルナは己の秘密と使命を知り、悪い妖怪を妖界に連れ戻す、妖界ナビゲーターとして旅立つ。
- 四人の妖怪を妖界へ帰し、四つの玉を集めたルナ。しかし次の妖怪が見つからないまま、大晦日を迎えてしまう。その夜、突然四つの玉が光り出す。光が指し示した先はルナの産まれた場所であり、妖界と人間界を繋ぐ入口のある夜鳴島だった。そこへ向かう途中、ルナはタイ、都和子先生と再会する。そして都和子先生は二人の秘密を語り始めた。やがて都和子先生が語り終える時、タイとカザンはルナ達に攻撃を始める。かくして伝説の子の戦いの火蓋は切られた。
- 【II期】
- 妖界への道を封印したルナは、妖界で平和な生活を過ごしていた。しかし、世界を支配する力を持つ「悠久の玉」が何者かによって盗まれてしまう。ルナは行方不明になった兄を捜す、ソラウとふうりと共に再び人間界へ旅立つ。
- ルナと同じく妖怪と陰陽師の血をひく少女、ナナセと出会ったルナたち。護神剣と破妖剣を求めるナナセとの戦いは、ナナセと双子の姉の雛子が命を失うことによって終わる。そして、兄を捜していたソラウとふうりも、それぞれの兄の無事を確認する。世界を支配せんとする真の敵で、ナナセと雛子の父親・カイリュウの望みに従い、ルナは二人の亡骸と共に、最後の戦いを挑みにいく。
登場人物
半人半妖
- 竜堂ルナ(りんどう ルナ)
- 本作の主人公。人間で陰陽師である父親竜堂清吾と妖怪で沢白国の姫である母親レンメイから生まれた半人半妖であり、伝説の子の片割れ。焦げ茶色の長髪と色白の肌の他、時折緑色に見える茶色の大きな瞳を持つ。
- 赤子の頃、都和子先生によって星の子学園に連れてこられて以来、そこで平穏に暮らしていたが、スネリやもっけとの出会いをきっかけに父にかけられていた第三の目に施されていた封印が解かれて覚醒した。人間界に現れた妖怪の邪気を祓い清め、妖界に還す妖界ナビゲーターとして旅立つ。旅立った当時は小学4年生になる直前。うなじに第三の目を持ち、それを開眼させることでうず目になり、最高の動体視力と超運動能力を得る。九字や呪符といった陰陽道の術などを駆使する。性格は天然で優しく勇気があり、かまちにもっけが傷つけられるまで、怒ることを知らなかった。とても食いしん坊で、特技は学食のメニューを当てること。一番好きな食べ物はやきそばで二番はお好み焼き。運動オンチでカナヅチだが、初恋相手の幹太郎に教わり泳げるようになった。幼い頃のニックネームはリュナ。誕生日は1月1日(やぎ座)。血液型はO型。母・レンメイはルナとタイを産むと同時に死んでしまい、父・清吾はルナの第三の目を封じるため、その命を犠牲にした。
- 一番の好物は焼きそば。太麺が好き。苺も好きで、グッズを買ってしまうほど。
- 妖怪としての力が目覚めてからは、その寿命の永さゆえに成長速度が著しく遅くなっているが、本人はまだそのことには気づいていない。
- 妖界にいるときは妖怪の血が目覚め、銀髪となり、狐の尻尾も生えていたが、人間界に戻った時は人間として暮らしていた頃と同じ姿になっている。
- 名前の由来はルナから。
- 漫画版では、髪色が明るい茶色になっている。リボンを外す時は基本的に “封印解除。第三の目を開眼する” と言う。第三の目が開眼すると目がうず目に変わる他、髪色は銀色に変化し、性格も冷たい様に見えて感情的なものになる。また、銀髪は普段は首に蝶々結びにされている赤いリボンでポニーテールに結われる。結印ができないために結界を張れない。妖界への道を開く時は、結印する代わりに呪文を唱える。旅立った当時は小学4年生になっている。
- 食いしん坊なルナでも一つだけ嫌いな食べ物は蒟蒻であることが漫画版で明かされた。食べた時の感触が苦手らしい。一人称は『私』。
- 竜堂タイ(りんどう タイ)
- 妖界ナビ・ルナ(2) に初登場。たびたびルナの前に現れ、人間界に渡って来た妖怪達に情報を与えるなどして、ルナ達に玉を手に入れさせていた謎の少年。その正体はルナの双子の弟で、伝説の子の片割れ。右手のひらに第三の目を持っており、うず目になれる。第三の目は赤子の時から開眼しており、タイを幾度も餓死から救った。カザンを使い妖怪の匂いを操作することもでき、ルナがよく使うタイプとは違う九字を使う。平行世界(妖界)のタイはルナと同じ、銀色の尻尾が生えていた。
- 赤子の頃、船上で都和子先生が目を離した隙に、沙李に雇われた男に連れ去られ、その男と生活をしていたが、物心ついた頃に逃げ出す。その後一度は施設にいたが沙李に連れ出され、それ以降は盗みなどの犯罪行為で食いつないで生きてきた。そんな孤独で過酷な生活のため妖力は強くなったが、心は荒み人間不信になったものの、カザンのことは信頼していた。
- 誕生日は1月1日(やぎ座)。好物は塩味の野菜ラーメン。
- 両親やレンスイを恨んでいたが、最後はすべてを許し、ルナに看取られ安らかに息を引き取ったと思われるが、作者によれば生きている可能性もあるとのこと。
- 新妖界ナビ・ルナでは一人称が “僕” から “俺” になった。(平行世界では”僕”と言っている。)
- 漫画版では序盤にルナと出会い、名乗っている。自ら水晶玉を盗み出ししずくに渡したり、フラヒドリを倒すなど、より行動的な性格になっている。第三の目は夜鳴島の封印が解けた後に開眼し、その能力に対象の動きを止めるものが追加される。開眼すると髪が灰色になる。ルナとは異なって開眼する際に何かを言ったりはしない。連れ去られる現場は星の子学園前に変更された。
- 透門ナナセ(とうもん ナナセ)
- 新妖界ナビ・ルナから登場する悪しき少女。額に梵字が刻まれており、眼と首から下が機能していない為に同じく額に梵字が刻まれた黒い大きな獣に乗って移動していた。現在はケンガが失敗したのを理由に、ケンガの力を用いて身体の全機能を取り戻している。駿いわく彼と同じ位の年齢。性格は冷酷で残虐。朱雀や青龍を傷つけ、白虎を護神剣に封印した張本人。フラヒドリと同じ冷たい炎を出せる。ヒュウやシフウをカザンの魂の器にする実験体にしていた。
- 父は焔紅国王族の妖怪カイリュウ、母は透門家の血を継ぐ人間・透門早葉で、御庫裏雛子の双子の妹。母は雛子と自身を産んだ直後に透門家と父を恨んで罵倒して亡くなったと聞かされている。赤子の頃は貧しい夫婦の元に預けられていたのだが、その家族は経済事情から雇われて嫌々育てたに過ぎず、妖怪故に普通の人間と成長が違う上にうず目を持つ彼女を化け物と気味悪がり、愛情の欠片もなく、存在を否定し続けるなど精神的虐待をしていた。面識のない母や姉の雛子には一切の肉親としての情はなく、優しく接してくれた父親にしか心を開かず、本人は完全な妖怪だと自称している。ただ、透門家の血縁であることは誇りに思っている。一人称は『私』。
- 自身の野望の為なら他者はもちろん自身の肉体さえも犠牲にする強い野心を持っていたが、肉体が溶け始め使い物にならなくなりそうだった為にために姉の雛子の肉体を奪うも、最後は雛子の魂が戻った為に1つの体に2人分の魂が入って苦しんでいたところを、雛子が肉体に致命傷を負わせた為に雛子と共に亡くなった。
- 誕生日は9月14日(おとめ座)。血液型はAB型。裁縫が得意。
- 御庫裏雛子(みくり ひなこ)
- 新妖界ナビ・ルナ「瑠璃色の残像」から登場する不思議な力(透視の様な物)を持つ清楚な雰囲気の美少女。ふうりの兄、シフウの獣姿を言い当てた。実は大食いで、(8)宿命の七つ星ではシチューのおかわりをあと5杯くらいほしいと頼み、ソラウに心配される場面がある。
- 赤子の頃に坊石山の農具小屋に捨てられていた所を村人に発見され、子供のいなかった御庫裏家夫婦の養女となった。小・中・高と共に学校には通っていない。
- 正体はナナセの双子の姉であるが、妹とは逆に育て親には恵まれていた様子で比較的平穏な生活を送っていた。後に溶けて使い物にならなくなった肉体の代わりを欲していたナナセによって肉体を奪われてしまい、ルナのペンダントに魂を一時的に入れられる。最後は妹ナナセを止められるのは自分しかいないと悟り、ルナに自分の魂をナナセの魂が入っている自分の身体に戻してほしいと頼んで自分の身体に戻り、それでナナセが苦しんでいる隙をついて剣で頚動脈を切りナナセと共に亡くなった。
- 誕生日は9月14日(おとめ座)。血液型はAB型。絵画と料理が得意。画家はモネが好きで、得意料理はコロッケ。一人称は『私』。
妖怪
主要
- スネリ
- ルナを守るために妖界からやってきた、レンメイに仕えていた妖怪の女性。
- 姿を消す、人の記憶の一部を消す、毛に念をこめて飛ばす、人間に変化するなどの多彩な妖力をもつが、体力はあまりない。妖怪などの匂いを追うこともできる。本来の姿は見えない霧だが、普段は白猫の姿に変化している。白猫の姿は妖界では菫色の目の人間大の猫で、人間界では琥珀色の目の普通の大きさ。人間に変身すると、短髪のモデルのようにスタイルのいい女性の姿(作中では “イケテルバージョン” と表記されている)になる。見かけは若いがレンメイより年上。白猫の姿のスネリは、梨子にとてもかわいがられていた。
- 包容力があり、ルナに対しては優しく、ルナのお姉さん的存在。妖界にはキンカという名の虎に似た恋人がいる模様。栄養バランスにうるさい。納豆の匂い、寒さ、沼が苦手。香りのいいフルーツを食べたいらしい。料理や裁縫が得意。
- 現在ルナが身に着けているペンダントリングとチョーカーはスネリの一族が代々伝説の子に渡すように受け継いできた物。
- モデルはスネコスリ。名前の由来はスネコスリと妙見菩薩の真言。
- 漫画版では、瞳の色が青味が強い黒に統一されている。もっけに対してはきつい態度をとるが、ルナには甘く猫語らしきものを口走ってしまうこともしばしば。本来の姿は巨大な猫だったが、生き返った後は妖力が弱まり、普通の猫と同じ大きさになった。リボンはレンメイから預かって来た物で、首に巻いていない。また、持って来たピンクダイヤモンドの粒数とカラットが変更されている。
- 誕生日は10月5日(てんびん座)。血液型はA型。一人称は『私』。
- もっけ
- スネリと同じくルナを守るために妖界からやってきた、レンメイに仕えていた妖怪の男性。
- 羽根に念をこめてとばす、大きくなる、といった妖力に、超聴力と高い知能を併せ持つ。超聴力を持つが音痴。鋭い爪での攻撃もできる。本来は光る影の姿で、ふだんは水色の瞳のフクロウの姿に変化している。ルナに生き返らせられてからは妖力が強まり、黒い瞳の少年の姿に変化できるようになった。泳ぎは苦手だったが、妖界ナビ・ルナ(7) で密かに練習し上達。
- 梨子に想いをよせている。梨子からもらった手作りの剣のキーホルダーは、今でも大切にしている。TV番組 “トリオでビンゴ” が好き。暑さが苦手。コーヒーを飲んでみたいらしい。
- ルナが持っていたペンダントのリングにぴったり合うメダルは、もっけが幼い頃からずっとくちばしに入れていたもの。
- モデルはたたりもっけ。一人称は『おいら』。
- 漫画版では最初から人間の姿に変化できる。瞳の色はマスコットの姿時は黒、それ以外は黄土色。一人称は “オレ”。本来の姿は巨大な梟だったが、生き返った後は妖力が弱まり、普通の梟と同じ大きさになった。
- 誕生日は8月18日(しし座)。血液型はO型。
- レンメイ
- ルナとタイの母親で、三百年生きた狐の妖怪。妖界では沢白国の姫だった。うず目を持つ。うず目ではない時は緑色にも見える黒目である。強大な妖力を持ち、人間界に結界が張られてもなお、妖界と人間界の行き来ができる唯一の妖怪だった。そのため、時々人間界で暮らさざるをえなかった妹のレンスイ(都和子先生)の様子を見に行っていた。そのときルナの父親と恋に落ち、自らの命と引き換えに、ルナとタイを産んだ。出産と同時に命を落としたため、命日は1月1日。誕生日は3月3日(うお座)。ちなみにレンメイの兄弟姉妹としてレンスイの他に兄がおり、今の沢白国の王を務めている。
- 都和子先生(とわこせんせい) / レンスイ
- 星の子学園の元先生。栗色の髪と目を持つ。レンメイにそっくりらしい。実は銀狐の妖怪で、レンメイの妹。つまりルナとタイの叔母に当たる。凄まじい妖力を持つ姉とは対照的に、生まれつき妖力がなかったために人間界に住むことになり、レンメイの力を借りて人間の姿に変化する。その長命ゆえに住居と仕事を転々としながら暮らしていた。レンメイがルナ達を生むことに対するたった1人の理解者で、お産の際には看護師として立ち合った。ルナには自分との関係を伏せ、置き去りにされていたとしてその時に勤めていた星の子学園に連れて来た。星の子学園を去った後は、行方不明のタイをずっと探していた。他人の妖力を増幅させる能力を持つ。古ぼけた指輪を持っていて、それを依り代に、自らの命と引き換えて毒に侵されたルナを回復させる術を行った。
- 漫画版では最初から人間の姿であり、古ぼけた指輪は持っていない。灰色がかった黒髪と赤目を持つ。妖力がないため、王宮に幽閉される生活を送っていた。そのため、外界に憧れており、それを見たレンメイに人間界に連れて来られる。タイが誘拐され残されたルナを守るために、星の子学園に勤める。ルナが2年生になった時、沙李の存在を知り、タイを沙李の手から救い出すために、タイを捜す旅に出る。星の子学園を去った後、タイを捜しつつ向日葵学園でも勤め、そこでは病気がちの瑠璃を励ましていた。唯一使える術は自らの命を削って対象を回復させるものになる。その危険さゆえ、レンメイからは使用を禁止されていたが、スネリ、もっけ、ルナ、タイをその術で回復させ、命を落とす。
- 誕生日は7月7日(かに座)。
- カザン
- 妖界ナビ・ルナ(2) に初登場。タイといつも共にいる、隅々まで黒い犬の姿の妖怪。自ら妖界ナビ・ルナ(5) 直前に遅効性致死毒を飲み、唾液にその毒を染み込ませたため、カザンに噛まれた者は毒に冒されやがて死ぬ。ただし、自らも死ぬと云うリスクを持ち合わせる。見た目は怖いが、実は優しい心の持ち主。土の玉を持っていた。瀕死の時、ルナに妖界に戻されるが、沙李によび戻される。しかしタイの命令で再び妖界へ戻る。その後タイが遺したカザンを見つけて欲しいという頼みが第二部でのルナ達の目的の一つとなる。第二部ではソラウの兄ヒュウ、もしくはふうりの兄シフウではないかという疑惑が持たれている。
- 漫画版では額に十字傷があり、その傷と目や口から腹にかけての部分が茶色、耳の中がピンクになっている。ただし、巨大化した際は目と耳と十字傷以外は真っ黒になる。妖界に帰される直前ルナを襲うも説得され、妖界へ行くことになる。妖界と人間界を繋ぐ道の封印が解かれる前から子犬の姿で人間界にいたため、出自は原作以上に謎である。
- サネル
- 妖界ナビ・ルナII-(1) に初登場。スネリの妹。両親は他界しているため、スネリが人間界に行っている間はもっけの母親と暮らしていた。温和な性格で、ルナともすぐ仲良しになった。普段は猫の姿だが、ルナのために人間の姿でいる。猫の姿は若葉色の瞳を持つ、スネリより一回り小さい白猫。人間の姿は肩より長い黒髪を後ろで括り、目元はすっきりとした少女である。13歳。裁縫は得意だが、姉のスネリとは違い、料理は苦手。
- 誕生日は3月26日(おひつじ座)。血液型はA型。一人称は『私』。
- ふうり
- 妖界ナビ・ルナII-(1) に初登場。ルナ達が書院で出会った妖精のような姿をした愛の妖怪。水色のツインテールが特徴だが、栗色に変えることもできる。本来は優しく無邪気だったが兄のシフウが行方不明になって以来、粗暴な性格へと豹変する。愛の妖怪は人のために妖力を使わなければならないのだが、私欲のために妖力を使っていたために小さな姿となっていた。実は術をかけられており、ルナの力で本来の自分を取り戻し、その後はルナと行動を共にする。人間界では小鳥の姿にも変化することができる。風を操り光の速さで飛ぶ。
- ツインテールにしているのは、兄シフウが冒険や修行のお土産に、必ず一対のリボンや髪飾りをくれるからだという。
- モデルは風狸と雷獣、ティンカー・ベル。
- 誕生日は2月14日(みずがめ座)。血液型はB型。一人称は『私』。
- ソラウ
- 妖界ナビ・ルナII-(1) に初登場。もっけの友人。兄のヒュウが行方不明。実は何者かに術をかけられて妖力を封印されていたが、ルナに助けられた。その後ヒュウがカザンではないかという疑惑が浮かんだことから、真相を知るべくルナと行動を共にする。本来の姿は妖界では毛色が金色の雷獣だが、人間界ではシベリアンハスキーの姿。普段は穏やかな雰囲気の人間の姿でいる。人間の姿は明るい栗色の髪と目を持つ少年。空を飛び風を操ることができる。蓮々書院に在籍時は、誰からも尊敬される優等生だった。趣味は料理と読書。実は恋愛下手で、過去に片思いのまま告白もせずに失恋したことがある。勉強の教えがいがない女性は苦手らしい。
- 誕生日は12月20日(いて座)。血液型はA型。一人称は『僕』。
第一部
- かまち
- 妖界ナビ・ルナ(1) のキャラクター。世界征服のために悠久の玉を狙い、妖界からやって来た妖怪。緑の目を持つ狸のような姿をしている。凶暴な性格で、風の刃をつくりだし操ることができる。サエを誘拐した犯人。モデルはかまいたち。ルナが最初に妖界に送り返した妖怪。金の玉を持っていた。
- 漫画版ではモデルである鼬の姿をしている。風の刃をつくりだすときは、常に前の両足を大きな鎌に変えている。凶暴な性格ではあるが、心を許した相手には義理堅い一面もある。
- しずく
- 妖界ナビ・ルナ(2) のキャラクター。ルナ達が訪れた港町で、大道芸をしていた女性でユイの兄・リョウの恋人。水を自在に操ることができ、ふとした瞬間に緑色に見える目を持つ。実は人魚で、好奇心で人間界に来たのだが、すぐに足で歩くのが困難になってしまう。さらにユイを救うために禁じられていた “火に触れる” ことをしてしまったために、人魚に戻ってしまい、寿命もわずかになってしまった。普段は美しい姿をしているが本当は恐ろしい姿であり、ゆえに人間の姿を保ちリョウと幸せになりたい一心で、“ひいらぎや” に代々伝わる、願いが叶う水晶玉を盗む。それがしずくが触れた瞬間に融けてしまったため、悠久の玉を欲するようになり、ルナに悠久の玉のありかを問い、彼女を襲う。最後は改心しルナにより妖界に戻された。水の玉を持っていた。
- 漫画版では歌手も務めており、声を利用してスネリやもっけを操るなどの能力も見せる。水を自在に操る能力で水でできた鳥を作り、ルナを自分の居場所まで案内させた。水晶玉はタイからもらうように変更されている。
- 幹太郎(かんたろう)
- 妖界ナビ・ルナ(3) のキャラクター。果南島にある喫茶店 “やまびこ” の主人。よく日焼けしていて、がにまた。ルナの初恋の相手。ルナに泳ぎを教えた。実は大樹の妖怪で、本来の名はキムナ。昔、果南島の山奥に住んでいて、結界が破られたのを機に再び果南島を訪れたが、テーマパークが建設され山がなくなっていたため、自然を破壊する人間に怒り、人々を木に変えていた。自然を大事にする優しさはあるが、関係のない人間たちや挙句に自分を慕うルナを巻き込むなど、かなり独善的。木に変えられ行方不明になったひろきを探す母親の声を、島の御霊の声と勘違いしていた。最後は、自分の過ちに気付きルナの手で妖界に戻されることを望んだ。モデルはキジムナー。木の玉を持っていた。
- 漫画版では人間の姿はイケメンでがに股でもない。本来の姿は長い髪に異なる色、2本の角に下半身を葉に覆われたものだが、人に似た体型だった(特装版の特別ふろくでの紹介には “大樹に変化し” と記載されている)。ルナとの戦いの末、島の御霊が引き起こした嵐によって島が崩壊する危機が訪れる。止めようとしたルナに代わって、自らの力と引き換えに島を守った。
- フラヒドリ
- 妖界ナビ・ルナ(4) のキャラクター。鳥の妖怪と炎の妖怪が合体した妖怪で、鳥が炎に従う形でいる。その昔、妖力の源である爪を陰陽師によって封印され、妖力のない鳥と玉になってしまった。ユージの孤独な心に付け入り、その魂をのっとり、完全なフラヒドリになった。完全な時の姿は巨大な黒い鳥。瞳の色は金色である。赤と青の冷たい炎を出して攻撃する。火の玉を持っていた。モデルはふらり火。
- 漫画版では爪ではなく、フラヒドリ自身が玉に封印されていた。容姿も本来の姿である小鳥に火を巨大鳥形に纏わせたものなので黒くない。最後はタイに倒され、本来の姿を現す。
第二部
- 双子の妖怪
- 妖界ナビ・ルナII-(1) のキャラクター。変貌したふうりに心を痛めていた双子の妖怪。
- ポッチ
- 妖界ナビ・ルナII-(1) に初登場。合歓村に残っていた耳のない熊の姿の妖怪の子供。ヒュウの情報をルナ達に教え、焔紅国への侵入の手助けをする。祖母と母の三人暮らし。祖父のホッツは故人の様子。ルナたちが合歓村を去った後、池が大きくなり始めたため、手紙と天馬の木の実を残して合歓村から避難する。ナナセに姿を見られているようで、見た目そっくりのマスコットをつくられたこともある。誕生日は11月10日(さそり座)。
- かがみ屋の店娘
- 妖界ナビ・ルナII-(2) のキャラクター。ハツカネズミの姿をした妖怪。税を払うためにお金を欲しがっている。長の居場所を教える代わりに代金を求めた。
- 安荘村の長
- 妖界ナビ・ルナII-(2) のキャラクター。見かけは猫位の大きさのモグラ。家財を売り、税の代わりにしようとしていたほど、安荘村のことを思っている。
- 庭の池で溺れていた所をポッチの祖父ホッツに助けられた過去を持つ。
- ルナ達にカザンらしき妖怪の情報を教え、その妖怪の後を追う手助けをする。
- ハッショウ先生
- 新 妖界ナビ・ルナ(4) のキャラクター。達磨のような姿をした妖怪の医者。大酒飲みだが腕は確か。ナナセに護神剣で斬られたルナの命を救った。
- 右蠱・左蠱(ウコ・サコ)
- 蠱毒の妖怪の双子。仮面舞踏会でルナの命を狙う。
- カイリュウ
- 焔紅国の前王と第二王妃の息子で、ナナセと雛子の実父。第二部の黒幕的存在。
- ヒリュウ
- 会話のみ登場で現在は故人。焔紅国の前王でカイリュウとコリュウの実父。
- コリュウ
- 会話のみ登場。焔紅国の元王でカイリュウの異母兄弟。
- シュギョク
- 会話のみ登場で現在は故人。焔紅国の第二王妃でカイリュウの実母。
神
- 朱雀
- 妖界ナビ・ルナ(6) に初登場。四神の一人で、南の方角を司る孔雀に似た赤い鳥の神獣。ルナ達の前には、赤い衣におかっぱの黒髪、橙色の瞳を持つ少女の姿で現れた。怒りっぽい性格である。人々に忘れ去られ、自らが朱雀であることも忘れていたところを紅見草の精霊の魂に捕らえられ、長い間自らが紅見草の精霊であると勘違いしていた。悪しき力を感じることができる。
- 青龍
- 妖界ナビ・ルナ(7) に初登場。四神の一人で、東の方角を司る青い龍の神獣。ルナたちの前には龍の姿で現れたが、その後青年の姿に変わった。本来の姿はエメラルド色の目と青い鱗の龍で、人間の姿は青い長髪と涼しげな目元が特徴の青年である。美しい声を持ち、笛の名手でもある。おだやかでナイーブな性格。昔引っ掻かれたので、猫が苦手。破妖剣を帯刀している。
- 白虎
- 妖界ナビ・ルナ(8) に初登場。四神の一人で西の方位を司る白い虎の神獣。ルナたちの前では白い髪と灰色の目の少年の姿で現れたが、目覚めた後は銀色に光る髪と目を取り戻す。人間の子どもに強い興味を持ち、見に行っている間に自分が何者なのかわからなくなってしまい、その際沙李の “魂によっておまえの力は復活される” という言葉を聞き、かすかに覚えていた五つ星と関連付け、五つ星の子を探し始め、五つの星にも見えるほくろを持つナツメを何度もさらっていた。つまり一連の神かくし事件の犯人である。護神剣の使い手だが、現在はその護神剣に封じられている。
- 玄武
- 妖界ナビ・ルナ(9) に初登場。最後に見つかった四神。北の方位を司る亀と蛇に似た姿の神獣。ルナ達の前には酒を飲む老爺で現れた。だがその後、黒い杖が戻り、玄武本来の、灰色の瞳を持ち白い絹の衣を纏った人間の姿に。
- 黄龍
- 妖界ナビ・ルナ(10) のキャラクター。ルナの召喚に応じて現れた、青龍より一回り大きい金色の龍。五神。
人間
主要
- 竜堂清吾(りんどう せいご)
- ルナとタイの父親で、陰陽師。妖怪が人間界へ行けなくするために人間界に結界を張ったのは、彼の祖先である。伝説の子として産まれた我が子たちを危険から守るために、悠久の玉を使いルナとタイの第三の目を封印したが、その際に命を落とした。命日は1月1日。誕生日は4月5日(おひつじ座)。
- サエ
- 小学4年生。5歳の頃に両親を亡くして以来星の子学園に住む。ルナとは逆に両親の顔や自分の誕生日は覚えていた。太り気味で筋肉質、学校では密かに “女子プロ” と呼ばれていた。学園でも学校でもボス。昔はルナと仲が良かった。最近は人気者であるルナへの嫉妬から彼女に意地悪をしていたものの、本当はルナとまた仲良くなりたいと思っていた。幼い頃のニックネームはチャエ。保育園時代、ルナが虐められていたのをいつも庇っていて、目尻の傷はそのときについた。かまちに、ルナと勘違いされて連れ去られるが、妖力に目覚めたルナに救出された。
- 漫画版では、きつめではあるが意地悪な性格ではなく、優しい一面も持ち合わせる。馬鹿にされても何も言い返さないルナに苛立ってはいたが、それがルナの優しさとも認めていた。容姿は原作の小学4年生直前のサエよりも小学6年生直前のサエに近い。目尻に傷は付いていない。最終巻の番外編ではワンシーンだけ高校生の姿で登場した。
- さとし
- 星の子学園に住む、小学4年生。意地悪な性格だが、2階から飛び降りた(ということになっている)ルナを心配する優しさも持っている。ルナによくちょっかいを出していたが、実はルナのことが好きだった。
- 漫画版でもしばしば登場するが、名前は出てこない(原作でのルナを心配している場面は、彼を始めとする学園の生徒全員が退院したルナの前に集まってきた場面に代わっているため)。掃除をルナに押しつける場面もあるが、意地悪というよりもめんどうくさがりな性格として描かれている。
- まなみ
- 星の子学園に住む、小学4年生。先生の手伝いをし、小さい子の面倒をみる、お姉さん的存在である。サエが連れ去られた際、かまちに襲われた。そのとき、一時的に記憶を喪失した。
- 漫画版では出番が少なく、襲われていない。ルナをルナちゃん、サエをサエちゃんと呼ぶ。友人としての愛を同性愛と勘違いする位にませたところがある。最終巻の番外編のワンシーンにサエと共に高校生の姿で登場した。
- ミチ
- 星の子学園に住む、小学2年生。信号無視したトラックにひかれそうになるが、それがルナの妖力の覚醒のきっかけとなり彼女に救われた。黄金に輝く月では、小学4年生となり、おやつを独り占めしようとする子を優しくいさめたり、ルナの帰りを信じて待ち続けるなど年齢だけではなく精神的にも成長した姿を見せている。
- 漫画版ではくまのぬいぐるみを持っている(特装版の特別ふろくの漫画ではMICHIKO(ミチコ)と記されている)。語尾に “なの” や “の” が付く。サエに苦手意識を持っている。トラック事件はミチが信号無視をしてルナに助けられるように描き変えられる。
- 透門沙季(とうもん さり)
- 闇の陰陽師。すべての謎を知る黒髪を一つ結わえした、黒目の女性で、第一部の黒幕的存在。見かけは若いがタイによれば200年以上も生きているらしい。妖界から人間界の道を封鎖する際、竜堂家の祖先の過失により透門家の祖先が死んだこと、竜堂家の祖先はその失敗を闇に葬り、封鎖を自分の手柄にしてしまったことから、竜堂家の血を引くルナたちに復讐しようとする。また、悠久の玉を使って人間界の支配を企むなどの野心もある。タイを連れ去り、彼に過酷な人生を強いた張本人でもある。祖先の償いを口実に、ルナ達を苦しめ、タイの命を奪った。第三の目を手に入れルナ達を追い詰めるが、その凄まじい妖力で弱っていたところをタイによってとどめを刺される。
- 漫画版では黒髪黒目ではなく一つ結わえもしていない。赤子嫌いという設定が追加されている。着物を着て古風な喋り方をし、脇息や簾、煙管を用いるなど、年寄りらしくなっている。
妖界ナビ・ルナ(2) 人魚のすむ町
- ユイ
- 港町でルナと知り合った、小学4年生の少女。友達とのケンカが原因で不登校になる。じっちゃんから不思議な女と願いを叶える水晶玉の伝説を聞いた。ルナには歌手になることが夢と言うが、リョウには “パパもママも友だちも、あたしのことが一番好きでいてくれますように” という願いを言っている。それを叶えるために金を貯め、水晶玉を買おうとしていた。ルナとドーナツを作っていた際に、袖に火が燃え移ってしまい、それを消すためにしずくは火に触れてしまった。リョウの妹。
- 漫画版では不登校や将来の夢の設定はなく、両親は共働きのためにそばにいてくれる兄を慕い、それゆえしずくと兄の仲を認めておらず、しずくに魔女と罵ったり悪戯を繰り返していたが和解した。ドーナツは唯一の得意料理に変更される。
- じっちゃん
- アンティークショップ “ひいらぎや” の主人。願いの叶う水晶玉を守り続けていた。ルナに代々語り継がれてきた不思議な女の伝説を話す。いつも頭にかぶっているニット帽の中には水晶玉が入っていた。
- リョウ
- しずくの恋人で、ユイの兄。ヒレになったしずくの足を見て唖然とするあまりに声をかけられなかった自分を悔やむ。もう後悔したくないという一心で、自らの命と引き換えにしずくの命を助けるため、水晶玉だった液体を飲もうとするがしずくに阻止された。
- 漫画版では水晶玉は液体にならず、しずくが妖界に帰るまでの一部始終を見届けている。
妖界ナビ・ルナ(3) 黒い森の迷路
- ひろきのお母さん
- 旅行客。行方不明になった息子・ひろきを探していた。
- 漫画版には未登場。
- ひろき
- 旅行客。行方不明になっている少年。幹太郎に木に変えられていた。
- 漫画版には未登場だが、それらしき帽子を被った木が登場している。
- 島のおじいさん
- ルナに島の御霊の話をしたおじいさん。この島の方言で喋る。
- 漫画版では後に、島を自然をよりよい形で残そうとする運動に参加していた。
妖界ナビ・ルナ(4) 火をふく魔物
- ナミ
- 東小学校3年生。気が強く、疑り深い少女。いずみとユージのクラスメイトで、ユージを昔からよく知っており、虐められても言い返さないユージに苛立ち弱虫呼ばわりしているが、本当はユージを心配し昔のように遊びたいと思っている。ユージが持っていたフラヒドリの玉に疑問を感じて彼に火事と玉について問い詰め、ユージが玉を友達だと固執していることを不安視し、その玉がなければ彼が昔のように友達を作って自分と遊んでくれるかもしれないという思いから、そのまま玉を取り上げて持ち帰った。
- 漫画版ではピンクの髪を縦巻きにして、ロリータを着ているという、かなりガーリーな容姿に変更されている。気が強いものの、ケンカしてしまったユージのことが気がかりで(夜の理科室でユージと会った)ルナに協力を求めた。その後無事にユージと再会するものの、フラヒドリの力によって気を失う。
- いずみ
- 東小学校3年生。ナミとユージのクラスメイト。大人しめな性格。ルナと初めて会った時、水色のパーカーを着ていたため、ルナには “水色ちゃん” と呼ばれる。
- 鳥居ユージ(とりい ユージ)
- 東小学校3年生。ナミといずみのクラスメイト。理科教師、鳥居先生の息子。星の子学園でのルナのクラスメートさとしと似ている。気弱で友達もできず虐められても言い返すことができない。神社で見つけたフラヒドリの玉に、学校であったことを話したその日に必ず虐めた子の家が火事になったことから自分が玉を操って火をつけたのではないかと不安を抱くが、実際は玉がユージを操っていた。人を遠ざけようとする心がフラヒドリの魂と共振し、玉の封印が解かれた上、フラヒドリに乗っ取られてしまったが、ルナとナミの説得により元に戻った。
- 漫画版ではさとしとはまったく似ておらず、ショートヘアな少年である。将来博士になりたい夢があるため、普段から白衣を着て、BTB溶液の実験を行っていたためから周りから虐められていた。虐められた子と弱虫呼ばわりしたナミに対しても腹を立ててその場を飛び出し、一ヶ月間行方不明となっていたが、理科室を訪れたルナ達の前に姿を現し、フラヒドリの玉の力で周りを火の海にした。また、玉の力で相手ののどを焼けるように熱くしたり、その場から消えることもできる。乗っ取られた時の場面も原作と違い、ユージ自身がフラヒドリの玉を飲み込んだことになっている。
妖界ナビ・ルナ(6) 赤い花の精霊
- もえぎ
- 日向村の小学5年生。動物や風の声を聞くことができる少女。弟と祖父が、原因不明の病に侵された。聡明で、泣き声の主を確かめ助けようと、原因不明の病気の蔓延している日向村に乗り込む勇気と優しさの持ち主。ルナとは、このまま一緒にいたら親友になれたかもしれないというほど仲良くなった。名前の由来は萌葱。
- 事件が解決した後は紅見草の精霊と朱雀を祀った祠を毎日訪ね、守っていた。
- 新妖界ナビ・ルナ編にて成長した姿で再登場する。ナナセの策略によって魂は封印され肉体は雛子の魂の器にされるがルナの尽力によって助かる。
妖界ナビ・ルナ(7) 青き龍の秘宝
- レン
- 舞台となる町に住む少年。音楽センスが抜群の人気者だったがある時期から耳が悪くなってしまう。留茅湖(るちこ)民話に出てくる “青龍に婚約者の村娘を連れ去られ、取り戻すべく立ち向かった青年” の生まれ変わりなのではないか、とルナ達は考えている。
- 朝香(あさか)
- 舞台となる町に住む少女。レンに思いを寄せている。聞こえない筈の音を聞いていたため、留茅湖民話に出てくる “青龍に連れ去られた村娘” の子孫ではないか、とルナ達は考えている。ルナ達の友達になった。
妖界ナビ・ルナ(8) 白銀に光る剣
- ナツメ
- 舞台となる町の小学生。子どもが数時間だけいなくなるという奇妙な神かくし事件の被害者の一人とされる少年。その事件にあった後から性格が一変した。何度も事件にあっている。両手の甲・両足の甲・額にほくろがあり、それらを結ぶと星(白虎は五つ星といっている)ができる。名前の由来は棗。
- 梨子(りこ)
- ナツメの姉。高校生。神かくし事件に何度もあうナツメを心配している。もっけの初恋の相手。もっけとよく口論をしていたが、最後はもっけに優しくなり、自製のフェルトの剣を渡し、別れを告げた。名前の由来は梨。
- 葵(あおい)
- 梨子の親友で彼女のために友人達に嘘をつく。長身なのでもっけ達からは “のっぽちゃん” と呼ばれていた。
妖界ナビ・ルナ(9) なぞの黒い杖
- 乙久
- “竜宮屋” の店主。夫を亡くした次の日、無意識に伝説の竜宮城への入り口の洞窟に向かい、そこで夫の服と黒い杖を見つける。それを拾おうとして転落し、溺れ死にそうになるが、じっちゃんに助けられる。猫のドングリとオネさんには優しく、話しかけることもある。
- 舞・笙
- 双子の姉妹。乙久によく会っている。ルナたちの友達になった。
新 妖界ナビ・ルナ
- 井上花南(いのうえかな)
- 新妖界ナビ・ルナ(1) のキャラクター。中学生の女の子。マロンの飼い主。ルナ達に山火事やガラスの指輪のことを教える。
- マロン
- 新妖界ナビ・ルナ(1) のキャラクター。花南の飼っているトイプードル。ソラウのペンダントに操られていた。
- 駿(しゅん)
- 新妖界ナビ・ルナ(2) のキャラクター。青龍を捜す中でルナ達が出会った中学生の少年。水害で家族を亡くし、ラーメン屋 “明海亭” を営むおじを手伝っている。ルナに青龍とナナセの情報を伝えた。
- 実は本人を含め村人全員が水害で死んでいたが、そのことを受け入れられず、その心をナナセにつけ込まれ、依り代にされていた。
- クリハラ マチ
- 新妖界ナビ・ルナ(6) のキャラクター。御庫裏雛子と同郷の幼い女の子。雛子を「ひなちゃん」と呼び慕っており仲が良い。
- 透門早葉(とうもんさよ)
- 新妖界ナビ・ルナ(11) にて会話のみ登場。現在は故人。ナナセと雛子の実母で透門家の血を継ぐ女性。
作中用語
全巻共通
- 妖力(ようりょく)
- 妖怪の持つ力のこと。この力で様々な術を扱う。
- 人間界(にんげんかい)
- 人間の世界、この世のこと。
- 妖界(ようかい)
- 妖怪の世界のこと。昔は妖界と人間界は自由に行き来することができたが、悪い妖怪が人間界を征服しようと企んだため、それを阻止しようとしたルナの父の祖先により、人間界に結界が張られたので、レンメイ以外の妖怪は行き来ができなくなった。悠久の玉をまつっていた五つの祠のうちのひとつ、夜鳴島が地震で島もろとも沈んでしまったことにより、再び行き来できるようになった。
- 沢白国(たくはくこく)
- 妖界にある小国。数字は七十三。現国王はルナの伯父。前国王はルナの祖父レンヒ。つまりルナはこの国の王女でもある。
- 蓮々村(れんれんむら)
- 沢白国の王都。スネリの家はここにある。
- 合歓村(ねむそん)
- 西岳の麓にある村。太極図を水と陸で描く池がある。池のバランスが崩れると良からぬことが起きる。池の水底には天馬の樹が沈んでおり、焔紅国や人間界に繋がっている。
- ヒュウは西岳に登山する際、この村を立ち寄り、シフウはこの村で修行をしていた。
- ヒュウは池のバランスが崩れているとき、ポッチが落とした水瓶を拾い上げるために水を吸い上げた結果、池に吸い込まれてしまう。シフウも力試しをするために水を吸い上げ、吸い込まれたらしい。
- 波鈴村(はりそん)
- 新妖界ナビ・ルナ(2) でルナ達がある術を解く際に見た幻に蓮カップの開催地として登場する。
- 淡獅村(たんしそん)
- 波鈴村同様に登場する。
- 蓮カップ(はすかっぷ)
- トライアスロンの競争大会。トライアスロンは現実のそれより過酷で、棄権者には弱虫、臆病者等のレッテルを貼られるが、優勝者はキングオブ蓮カップとして皆の憧憬の対象となる。
- 焔紅国(えんこうこく)
- 沢白国と敵対する国。数字は九十九。
- 安荘村(あそんむら)
- 国境近くにある寂れた村。
- 回龍村(かいりんむら)
- 焔紅国の首都。天馬の樹に繋がる池がある様子。
- 黄燐国(おうりんこく)
- ルナ達が偽名を名乗る際、この国の名が用いられた。実際、この国に訪れたことがある。
- 虚九山(こくさん)
- 里李族が棲む山。龍の肝が唯一生えている。
- 第三の目(だいさんのめ)
- ルナのうなじ、タイの右手のひらにある目。伝説の子の証。これを開眼させることで、ルナとタイはうず目になり、妖力を使うことができる。ルナの第三の目はルナの父により封印され、かさぶたで覆われていたが、人間界に張られた結界が破られたことにより、封印が解けた。第三の目が開いていると体力を無駄に使ってしまうため、ルナはスネリの一族に代々受け継がれていたチョーカーで第三の目を塞いでいる。陰陽術でも第三の目は得られるが、うず目にはなれない。
- うず目(うずめ)
- レンメイの血をひき、妖力を持つ者だけが持つ、特殊な目。黒目の部分のみ赤くなり、その中は渦を巻いているようになる。うず目は最高の動体視力を持つと言われており、またうず目の神経は脳をも支配し、超運動能力を生み出す。うず目でいると、動物達に警戒されてしまう。
- 悠久の玉(ゆうきゅうのたま)
- ルナとタイの祖先が、人間界と妖界の間に結界を張るために使われた玉。ルナの父がルナとタイの第三の目を封印する際にも使われた。妖怪が手に入れると、その妖力が無限大になるため、妖怪達に狙われている。伝説では、悠久の玉の行方は伝説の子だけが知っている、とあるが、ルナは知らなかった。火の玉、水の玉、金の玉、水の玉、土の玉をそれぞれ対応する島の石板に祀り、タイが呪文を唱えると二剣山の谷間から現れた。八方玉とは双子の様な関係。
- 八方玉(はっぽうぎょく)
- 妖界ナビ・ルナII-(1) から登場。悠久の玉と対になる紅水晶の玉。悪しきものが悠久の玉か八方玉に触れるともう片方が砕けると言い伝えられてきた。ルナとタイの祖先が妖界と人間界の間に結界を張る際、妖界に投げられた。沢白国王族のみが触れる事を許される。沢白国王宮の謁見の間に安置されていたが、何者かが悠久の玉に触れたため、8つの破片に砕ける。7片はルナが、残りの1片はスネリが持つ。ルナ達を悠久の玉の元へ案内したり、青龍やスネリ達と繋ぐなどする。
- ペンダント
- ルナが学園に来たときから持っていたペンダント。ペンダントトップは平らなリングとそこにぴったりはまるメダルに分かれており、ルナが持っていたのはペンダントリングだけで、メダルはもっけの祖先からもっけへと譲り渡されていた。ペンダントリングもスネリの家系が預かっていたが、スネリの手からは渡されていない。メダルの表には五芒星が、裏には九字の漢字が、リングには “竜堂 ルナ”、“RUNA RINDOU” と彫られている。このペンダントを使い、ルナは妖界への道を開く。タイも似たペンダントを所持しているが妖界への道は開けない。
- 漫画版ではペンダントの装飾が大幅に追加されている。メダルはレンメイからもっけが預かっていた、ということになっており、くちばしに隠してもいない。
- 木箱と巻物(きばことまきもの)
- ルナとタイが持っていた、オルゴールほどの大きさの質素な木箱。封印が施されており、解くには第三の目をくぼみに押し付ける必要があった。巻物は紫の紐で留められており、中には伝説の子の伝説が書かれている。巻物はもともと焔紅国が所有していたのだが、妖界と人間界を繋ぐ道が封印される時、ルナとタイの先祖が奪い取った。そのため、焔紅国関係者は伝説の子の伝説について知っていた。巻物は元は1つだったが、清吾の手によって2つに破られ、前半部分がルナの木箱、後半部分がタイの木箱にそれぞれ入っていた。ルナの木箱には鷲の絵と言葉、タイの木箱には獅子の絵とルナのものとはまた別の言葉が書かれている。
- 漫画版では蓋がまるく、金具が所々にあり、模様が書かれている。
- 破妖剣と護神剣(はようけんとごしんけん)
- 妖界ナビ・ルナ(8) から登場。ルナとタイの先祖と沙李の先祖が、人間界と妖界を封印する際につくった二口の剣のこと。破妖剣は陽剣、護神剣は陰剣で、破妖剣は持ち主を選ぶ代わりに護神剣より強い。破妖剣は沢白国の王宮の一角に、護神剣は泰志堂に安置されていた。破妖剣には北極五星と北斗七星、南斗六星、青龍と白虎が、護神剣の表には日輪と北斗七星、青龍と朱雀、裏には月輪と南斗六星、白虎と玄武が彫られている。四神を宿らせているが、つくる際に事故が起き、不完全な状態のままだったが、妖界ナビ・ルナ(10) でルナの手により、完成した。その後ナナセが護神剣に白虎を封印し、ルナを斬る。モデルは破敵剣と護身剣。
- 漫画版では第5章でルナとタイがペンダントから取り出して戦った。その時に破妖剣が折られる。
- 指輪とペンダント(ゆびわとぺんだんと)
- 妖界ナビ・ルナII-(1) から登場。指輪は兄シフウからふうりが、ペンダントは兄ヒュウからソラウが貰い所持している。ある梵字が刻まれている。所持者にそれぞれ害を与えていたが、ルナの手により解除された。害はなくなったが、その後も活動している。
- ガラスの指輪(がらすのゆびわ)
- 新妖界ナビ・ルナ(1) から登場。歪んだ形状をしているが、不思議な魅力がある名前の通りガラスの指輪。上記の指輪とペンダントと同じく、梵字が刻まれている。ある術がかけられていたが、ルナ達が発見したときは既に解かれていた。現在はルナが所持している。
- 赤い石(あかいいし)
- 駿の村で水害を起こし、幻を見せていた石。やはり梵字が刻まれている。これも現在はルナが所持している。
- 天馬の樹
- 焔紅国と沢白国、人間界を繋ぐ通路をつくり出す木。結実は何年かに一度なので、その数は少ない。通路を通るには天馬の木の実と一定以上の妖力が必要。
- 星の子学園(ほしのこがくえん)
- 両親がいない子供や、事情により両親と暮らせない子供達がいる、養護施設。本来は赤ちゃんは預かることができないのだが、ルナは都和子先生にしか懐かなかったため、特例として育てられることになったという。
- 夜鳴島(よなきじま)
- レンメイがルナとタイを産んだ島。ルナとタイの父がその島に残った最後の祠を守っていた。地震によって沈んだが、土の玉以外の玉が周りの島に祀られたことで、島の一部である二剣山の部分が海上に現れた。
- 漫画版では玉を祀っていない時期から姿を現している。
- 北の町(きたのまち)
- ルナの“雪が見たい”のひとことで、訪れた町。
- たつぼしハイツ
- 北の町でルナ達が住んでいたアパート。小さな商店街の一角にある。隣はラーメン屋。
- 九字(くじ)
- 9つの印のこと。結んだり、切ったりする。現在、3種類が確認されている。
- 禹歩(うほ)
- 反閇ともいう。ルナが何かを浄化するときに使う術。星の名を唱えながら、対象の周りを円を描くように歩く。
- 呪符(じゅふ)
- 妖界ナビ・ルナ(3) から登場。術を込めた和紙のこと。様々な種類がある。呪文にも幾つかの読み、略式が確認されている。
妖界ナビ・ルナ(2) 人魚のすむ町
- 港町(みなとまち)
- ルナ達が訪れた、異国情緒ただよう港町。スネリが妖怪の匂いを感じ取った。モデルは横浜。
- コーポ八百八(こーぽやおはち)
- 港町でルナ達が住んでいたアパート。築30年の木造2階建て。ペット禁止。玄関は新聞紙ほどの広さで、部屋はひとつ。ルナ達は収入がほとんどないので、安いおんぼろアパートに泊まることが多い。
- 水晶玉(すいしょうだま)
- 願いの叶う水晶玉。緑色に光る。実はしずくの母が、人間界に行こうとしていた妹がまた妖界に帰ってこられるようにと、自らの寿命・妖力と引き換えに作ったもの。人魚であるしずくの手に渡ったことで融けてしまった。水晶玉の液体を人間が飲めば、その人間の寿命と引き換えにしずくは帰ることができる。死にそうなしずくのためにリョウは自らこれを飲もうとしたが、ルナに阻止された。
- 伝説(でんせつ)
- じっちゃんがルナに話した、不思議な女の伝説。年をとらない不思議な女と、願いを叶える水晶玉の話。実はその女はしずくの叔母である。
妖界ナビ・ルナ(3) 黒い森の迷路
- 果南島(はてなじま)
- 半分近くの面積を “楽園” というテーマパークが占めている小さな島。旅行客の連続行方不明事件が起こっていた。モデルは沖縄。
- ハイツ海ぼうず(はいつうみぼうず)
- 果南島でルナ達が住んでいたアパート。コーポ八百八に負けないおんぼろさ。海を見下ろす高台にある。
- 島の御霊(しまのみたま)
- 果南島にある魅惑の森の、洞窟の奥にある玉。住民からは島の神と呼ばれている。
- やまびこ
- 幹太郎が経営する、オープンテラス式の喫茶店。カンタロウケーキとカンタロウジュースの “カンタロウセット” が、果南島の旅行客の間で密かなブームになっていた。
妖界ナビ・ルナ(4) 火をふく魔物
- 風の町(かぜのまち)
- 風が強くふく町。妖怪の匂いを感じ取り、ルナ達はここにやってきた。
- カルメラ荘(かるめらそう)
- 風の町でルナ達が住んでいたアパート。おんぼろだが、風呂はある。ルナ達の部屋は前の住人がヘビースモーカーだったらしく、ヤニくさい。
- フラヒドリの玉(ふらひどりのたま)
- フラヒドリの爪が封印されている玉。しくしくと泣き声を発したり、光ったりする。ユージを操り、火事を起こしていた。
妖界ナビ・ルナ(6) 赤い花の精霊
- 日向村(ひなたむら)
- 村民が原因不明の熱におかされ、倒れていく事件が発生している村。戦国時代の武将の秘湯として知られた温泉地に近く、低い山に囲まれた集落で、北の町よりも温暖な気候。
- 紅見草(あかみそう)
- マメ科の花で、レンゲに似ている。日向村のある地方にしか咲かない花で、味は食用菊のような味。根に解毒作用があり、昔は薬の代わりとされていた。昔はたくさん咲いていたが、その数は減少し、今ではまったく見られなくなった。
- 群集する習性があり、そのさまが “真っ赤に染まった海” のように見えることから “紅海草” と呼ばれ、それが訛り “紅見草” と呼ばれるようになった。
妖界ナビ・ルナ(7) 青き龍の秘宝
- 留茅湖(るちこ)
- 険しい山の頂にある湖。中央には湿原がある。龍にまつわる民話に関わっている。
- 龍の笛(りゅうのふえ)
- 朝香の祖母に受け継がれていた笛。満月に五色の雲がかかったとき、レンがこの笛を吹くと龍が現れた。
妖界ナビ・ルナ(8) 白銀に光る剣
- ねこやしき
- すべての商品名が奇天烈(例としてチーズの手、カスタードの鼻)なことで有名なベーカリー。ルナ達がここを訪れたときは未だ開店したばかりだった。ここでルナは梨子とぶつかり、キーホルダーを拾う。
- あんず
- 梨子の家族が経営している喫茶店。アンティークなランプが飾られている。
- キーホルダー
- 梨子とナツメが所持している、剣型のキーホルダー。凝った造りで鞘から剣を抜き出せる。梨子のは赤、ナツメのは青を基調としている。駿尾の張った結界を通るために必要だった。
- もみじのトンネル
- あんずの付近にある稲荷神社の脇の細い山道のこと。妖界のような雰囲気がある。ここでもっけは沙李の気配を感じる。
- 陣伍寺(じんごじ)
- 鷹羽山にある寺。一本の檜で造られた薬師如来像がある。モデルは神護寺。
- 泰志堂(たいしどう)
- 陣伍寺内にある堂。陣伍寺が火災に遭ったとき、泰志堂だけは焼けなかった。重要文化財。同じく重要文化財である弘法大師と護神剣が安置されていた。モデルは大師堂。
その他
- 発売当時、小学校4・5年生だった読者もシリーズ完結時には中学生になっており、完結記念プレゼントには中学生の応募も多数あった。小学生からはじまった「ナビ・ルナブーム」は中学生にまで拡大した。
- フォア文庫版の「妖界ナビ・ルナ」の多くには、おまけコーナー「るなてぃっく・ルーム」が連載されている。内容は次回予告、読者からの質問への返答、4コマ漫画などさまざま。巻によっては読者によるルナのファッションや、「ナビ・ルナ名前当てクイズ」などが代理掲載された。また、解説や後書きは時に遊びに利用され、クイズやキャラなりきり、座談会が掲載されることもあった。
- 2009年7月25日に開催した「青い鳥文庫夏まつり2009」トークショー&サイン会にて配布された来場者向け記念品に、「摩訶不思議ネコ・ムスビ」とのコラボレーション小説が掲載された。内容はいつみ達が異世界に迷い込み、そこで行われていた夏祭りでルナ達と出会う、というもの。公式ウェブサイトにも公開されていたが、後に公開終了されている。
- 「しゅごキャラちゃん!」とのコラボレーション漫画「妖界ナビ・ルナ with しゅごキャラちゃん!」がなかよし2009年4月号に掲載された。「しゅごキャラちゃん!(2)」に収録される。
- なかよし2009年5月号に掲載された「くぇいるリコーダー」でうず目が登場する。
作品リスト
- 原作
-
- フォア文庫I期
- ISBNコードはフォア文庫版 / 愛蔵版 の順に記載。
- フォア文庫II期
-
- 青い鳥文庫
-
- ファンブック
-
- 漫画版
-
脚注
- ^ 出版中断のお知らせ[リンク切れ]
- ^ 紹介ページ[リンク切れ]
外部リンク