『太陽の坐る場所』(たいようのすわるばしょ)は、辻村深月による日本の小説。
隔月刊小説誌『別冊文藝春秋』(文藝春秋)にて2008年1月号から11月号まで連載されていた。
書籍情報
あらすじ
高校卒業から10年、毎年開かれてきたクラス会に、女優になったキョウコは今回も出席しなかった。次こそキョウコを呼ぼうと連絡を取ろうとするが、高校時代の苦い思い出が蘇る。
登場人物
※ 物語の舞台となる学校はF県立藤見高校三年二組、「F県」は東京都に接する田舎という設定。
- キョウコ
- 女優。映画『アマノ・イワト』でアマノウズメノミコトを演じてその演技や踊りを絶賛され、メディアの露出が増える。
- 半田 聡美
- 気後れさせるほどの美人。地元の大学に進学し、東京で小さな印刷会社に就職した。劇団『常盤会』に所属する。
- 島津 謙太
- クラス会の幹事。F県内の地方銀行に就職し、東京支店に配属された。
- 水上 由希
- 大手アパレルメーカー「ホリー」で働いている。ミーハーな性格で、会社でキョウコと同級生だと自慢している。
- 真崎 修
- フリーのウェブデザイナー。学年で一、二を争う派手な男でクラスのムードメーカーだった。大学も就職も東京だったが、結婚を機にUターン。奥さん(エリカ)はミス・J大の元イベントコンパニオンでかなりの美人。子供はいない。
- 松島 貴恵
- 真崎の元彼女。大学二年までの三年程度真崎と付き合ったが、結局は会社の先輩と結婚し、一度もF県を離れたことがない。類という一人息子がいる。
- 里見 紗江子
- 貴恵の小学校時代からの親友。映画の配給会社勤務。
- 清瀬 陽平
- キョウコと付き合っていた隣の三年一組の生徒。何かイベントごとがあると先陣を切る、学年の中心人物だった。
- 浅井 倫子
- 高校二年の終わりに転校してしまった元クラスメイト。現在は新潟に住んで二人の子供もいる主婦。
- 本村 佳代
- クラスメイト。高校卒業後も地元の大学に進学し、F県内企業に就職。実家暮らし。
- 高間
- F県の地元テレビ局の女性アナウンサー。
- 吉田
- 由希が付き合っていた彼氏。強面。
映画
山梨放送開局60周年記念作品。2014年10月4日全国公開。
キャスト
スタッフ
出典
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外部リンク
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