天童寺
天童寺(てんどうじ)は、「天童禅寺」とも呼ばれ、「東南佛国」とも称される、著名な禅宗の寺院である。禅宗五山の第二に列されている。浙江省寧波市鄞州区にあり、太白山の麓に位置し、山に依り、水に臨む、勝景の地にある。天童寺と日本の仏教の関係は深く、日本の曹洞宗の開祖・道元が学んだ寺である。 1983年、国務院は、漢族地区仏教全国重点地域に指定している。 2006年には、国家重要文物保護単位となった。 歴史天童寺は、西晋の永康元年(300年)に創建された。遊行僧の義興が建てたと言われている。 唐朝の初年、現在の位置に移った。 北宋の景徳4年(1007年)、真宗から「天童景徳禅寺」の額を賜った。 淳熙5年(1178年)、孝宗から「太白名山」の四字を賜った。 嘉定年間、天童寺は、「禅院五山十刹」の第三山に列せられた。 宝慶元年(1225年)、曹洞宗第十三祖の如浄禅師が住職になった。ちょうど、日本から道元が来朝しており、天童寺で修行していた。帰国後、日本で曹洞宗を開いた。 明の太祖は天下名寺を冊封し、天童禅寺を天下禅宗五山の第二山に列した。 万暦15年(1587年)7月21日、大雨と洪水によりことごとく破壊され、礎石や瓦礫すら残らない有様であった[1]。 文化北宋の慶暦7年(1047年)11月、王安石は、「遊天童寺」の詩を作った。 ギャラリー参考文献
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