夜学夜学(やがく)とは、学校の課程のうち夜間に開かれるものの通称。夜学校とも。また、これが転じて、夜間に勉強することを指すこともある。第二部や単に「二部」、夜間主コースなどと称することがある。 日本の状況第二次世界大戦前の日本では主に、旧制専門学校、中等学校(旧制中学校・実業学校)の夜間部のことを指していた。また、青年学校のように夜学が前提の学校が存在した。第二次世界大戦後の日本では、高等学校の夜間定時制や大学(短期大学を含む)、専門学校、各種学校の夜間部、第二部を指すことが多い。 基本的には、中学校や高等学校の卒業後、就職して働きながら学ぶ勤労学生のための学校だが、会社の定年退職後に入学する人もいる。また、15歳人口や18歳人口が増加し、上級教育機関への進学率も増加した1980年代には、昼間の教育機関に入学できなかった者の受け皿としても機能した。 日本大学・専修大学・東京理科大学・東京電機大学のように夜学から始まった伝統を大切にしている学校や、東洋大学のように21世紀に入っても夜学を新規設置するケースもあるが、勤労学生の減少や、少子化による昼間の教育機関の難易度低下などから、夜学の生徒・学生数は減少傾向にあり、多くの学校で統廃合の対象となっている。 関連項目夜学発祥の学校
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