四所神社 (豊岡市)
四所神社(ししょじんじゃ)は兵庫県豊岡市にある神社。城崎温泉の外湯の一つ「御所の湯」の隣に鎮座する。 祭神湯山主神(ゆやまぬしのかみ)を主祭神に、多岐里比売神(たきりひめのかみ)、田記津比売神(たきつひめのかみ)、市杵比売神(いちきひめのかみ)の宗像三女神を配し合わせて四所四神を祀る。いずれも温泉の守護神として崇められ、また宗像三女神は水の守護神でもある。 由緒和銅元年(708年)に日生下権守という者が夢中に現れた4柱の神の神託に従って創建した。養老元年(717年)には当社に参拝した道智に神託があり、外湯「まんだら湯」を開湯したと伝わる。以来、城崎温泉の守護神として、道智開基の温泉寺を別当寺として崇敬を集めたが、明治の神仏判然令で明治3年(1870年)に同寺と分離し、同6年に村社に列した。 本殿裏から名水「延命水」が湧出する。 祭事
社殿現在の社殿は、大正14年(1925年)の北但馬地震で古記録と共に全壊、焼失したため、昭和3年(1928年)に再建されたもの。本殿は三間社流造、拝殿は入母屋造平屋建で共に県の有形文化財。昭和56年(1981年)に和田政春の設計、施工による改修が行われている。因みに旧本殿は寛延4年(1751年)の建立にかかる総欅造りの広壮なものであった。 文化財兵庫県指定登録有形文化財建造物 豊岡市指定文化財建造物 天然記念物
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