北爪 健吾(きたづめ けんご、1992年4月30日 - )は、群馬県勢多郡粕川村(現:前橋市)出身のプロサッカー選手。Jリーグ・清水エスパルス所属。ポジションはディフェンダー(左サイドバック、左ウイングバック)、ミッドフィールダー。
来歴
前橋育英高校では3年連続で全国高校サッカー選手権に出場。3年生での選手権はCBとしてプレーした[1]。高校の同期には小島秀仁・川岸祐輔らがいる。専修大学へ進学後は1年次から右サイドバックのレギュラーを務め、全日本大学サッカー選手権制覇や関東大学サッカーリーグ戦4連覇を達成。自身も大学2年から4年まで全日本大学選抜に選出されるなど活躍した[2] 。同大学の一学年先輩に長澤和輝、下田北斗、同期に仲川輝人らがいる。
2015年、ジェフユナイテッド市原・千葉に加入[3]。第6節の京都サンガF.C.戦にて先発出場し、デビューを飾った。
2017年12月28日、横浜FCに完全移籍することが発表された[4]。
2018年3月17日、J2第4節・対アルビレックス新潟戦(ニッパツ三ツ沢球技場)にて73分に渡邉将基と交代し、移籍後初出場。4月28日、J2第11節・対徳島ヴォルティス戦でプロ入り後リーグ戦初得点を挙げ、勝利に貢献した。8月25日、J2第30節・対松本山雅FC戦で後半30分に得点を挙げた[5]。この得点がJ2リーグ通算17,500得点目を記録した[6]。
2019年12月30日、柏レイソルに完全移籍することが発表された[7]。
2020年7月8日のJ1第3節・対古巣横浜FC戦(三協F柏)にて、高橋峻希と交代し、移籍後初出場。2020年9月19日のJ1第17節・対サンフレッチェ広島戦にて、大谷秀和・オルンガ・江坂任と繋いだボールを決めて、J1初ゴールを決めた[8]。
2022年12月1日、清水エスパルスに完全移籍することが発表された[9]。
エピソード
- 2018年9月3日、J2第32節・対東京ヴェルディ戦にて、前半5分に井林章のロングフィードに対し、右足でクリアを試みるもキックミスとなり、オウンゴールを記録した[10]。このオウンゴールは世界でも報じられ、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は「デル・ピエロ級の魔法だが…自己憐憫」と報じた[11]。また、数日経っても反響は止まず、オランダのスポーツメディア「Sportnieuws」は「先週末、日本のケンゴ・キタヅメがゴールを決めた。自軍のゴールキーパーの背後に偶然のパス…しかし美しい」と記した。また、スイス紙「ブリック・アム・アーベンド」はオウンゴールについて「日本人が16メートルの夢のボレー弾。残念ながら自軍のゴールに」と伝えている[12]。
所属クラブ
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2015 |
千葉 |
4 |
J2 |
11 |
0 |
- |
2 |
0 |
13 |
0
|
2016 |
24 |
0 |
- |
3 |
0 |
27 |
0
|
2017 |
14 |
0 |
- |
1 |
0 |
15 |
0
|
2018 |
横浜FC |
14 |
35 |
5 |
- |
0 |
0 |
35 |
5
|
2019 |
40 |
1 |
- |
1 |
0 |
41 |
1
|
2020 |
柏 |
13 |
J1 |
23 |
2 |
3 |
2 |
- |
26 |
4
|
2021 |
10 |
0 |
2 |
0 |
1 |
0 |
13 |
0
|
2022 |
8 |
0 |
5 |
0 |
0 |
0 |
13 |
0
|
2023 |
清水 |
5 |
J2 |
32 |
4 |
4 |
0 |
1 |
0 |
37 |
4
|
通算 |
日本 |
J1
|
41 |
2 |
10 |
2 |
1 |
0 |
52 |
4
|
日本 |
J2
|
156 |
10 |
4 |
0 |
8 |
0 |
168 |
10
|
総通算
|
197 |
8 |
14 |
2 |
9 |
0 |
220 |
14
|
その他の公式戦
タイトル
クラブ
- 専修大学
- 清水エスパルス
選抜歴
脚注
関連項目
外部リンク
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---|
1 - 10,000 |
- 1 岡元勇人 1999.3.14
- 500 ジョルジーニョ 2000.3.12
- 1,000 鳴尾直軌 2000.10.1
- 1,500 エジミウソン 2001.7.28
- 2,000 小石龍臣 2002.4.20
- 2,500 ジョルジーニョ 2002.11.10
- 3,000 アウグスト 2003.8.30
- 3,500 バロン 2004.6.26
- 4,000 永井俊太 2005.5.7
- 4,500 高橋健二 2005.11.23
- 5,000 アジエル 2006.7.29
- 5,500 酒本憲幸 2007.4.15
- 6,000 アンドレ 2007.9.29
- 6,500 レオナルド 2008.6.11
- 7,000 関口訓充 2008.12.6
- 7,500 小松塁 2009.6.24
- 8,000 大西容平 2009.10.4
- 8,500 倉田秋 2010.6.6
- 9,000 東慶悟 2010.12.4
- 9,500 宮吉拓実 2011.8.27
- 10,000 平本一樹 2012.3.17
|
---|
10,500 - 20,000 |
- 10,500 キローラン木鈴 2012.7.8
- 11,000 高山薫 2012.11.11
- 11,500 高原直泰 2013.6.15
- 12,000 ドウグラス 2013.9.29
- 12,500 青木孝太 2014.5.3
- 13,000 城後寿 2014.9.6
- 13,500 片山瑛一 2015.4.5
- 14,000 川辺駿 2015.8.1
- 14,500 島屋八徳 2016.4.3
- 15,000 鄭大世 2016.7.24
- 15,500 船山貴之 2017.3.4
- 16,000 吉田眞紀人 2017.6.25
- 16,500 阪野豊史 2017.10.14
- 17,000 安柄俊 2018.5.6
- 17,500 北爪健吾 2018.8.25
- 18,000 ヨルディ・バイス 2019.4.7
- 18,500 ライアン・デ・フリース 2019.8.4
- 19,000 山田将之 2019.11.24
- 19,500 オウンゴール 2020.9.13
- 20,000 山田将之 2020.12.2
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20,500 - 30,000 | |
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得点王(J1 - J2 - J3) - 記念ゴール(J1 - J2 - J3) |
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