前田 吉朗(まえだ よしろう、1981年10月31日 - )は、日本の元男性総合格闘家。香川県高松市出身。パンクラス大阪稲垣組所属。元DEEPバンタム級王者。元フェザー級キング・オブ・パンクラシスト。
来歴
中学時代は卓球部に所属。2000年5月26日、テレビで船木誠勝 vs ヒクソン・グレイシー戦(コロシアム2000)を観て総合格闘技に興味を抱き、総合を学ぶべく、地元香川から大阪へ。格闘技経験のないままP'sLAB大阪に入門した。
2002年11月、全国総合格闘技オープントーナメント全国大会 60kg未満級で優勝を果たした。
2003年2月16日、P'sLAB大阪プロ第1号選手としてパンクラスにてプロデビュー。同年7月27日、決勝戦で志田幹に勝利しパンクラス ネオブラッド・トーナメント フェザー級を優勝した。以降デビュー以来14戦無敗であった。
2005年5月22日、PRIDE初出場となったPRIDE 武士道 -其の七-でチャールズ・"クレイジー・ホース"・ベネットと対戦し、デビュー以来初の敗北を喫した。
2005年10月28日、DEEP 21 IMPACTで開幕したDEEPフェザー級(-65kg)トーナメントの1回戦でTAISHOにKO勝ち。12月2日、DEEP 22 IMPACTの準決勝でムアンファーレッグ・ギャットウィチアンにKO勝ち。2005年12月2日、DEEP 22 IMPACTの決勝にて今成正和にアンクルホールドで一本負け。
2006年3月19日、PANCRASE 2006 BLOW TOURでDJ.taikiと対戦し、TKO負け。
2006年6月6日、パンクラス初代フェザー級(-64kg)王座決定トーナメント1回戦で山本篤と対戦し、跳び膝蹴りでKO勝ち。8月27日、決勝でDJ.taikiと再戦し、2-1の判定勝ちを収めリベンジを果たすと共に王座獲得に成功した。
2006年11月5日、PRIDE 武士道 -其の十三-でジョー・ピアソンと対戦し、開始54秒フロントチョークで一本負け。
2007年4月27日、パンクラスでCWFCフェザー級王者ダニー・バッテンと対戦し、3-0の判定勝ち。
2007年12月22日、DEEP PROTECT IMPACT in OSAKAでキム・ジョンマンと対戦し、0-0の判定で引き分けた。
WEC
2008年2月13日、WEC初出場となったWEC 32でチャーリー・ヴァレンシアと対戦し、左ミドルキックで1RKO勝ち。
2008年6月1日、WEC 34のWEC世界バンタム級タイトルマッチで王者ミゲール・トーレスに挑戦。テイクダウンを数度奪うも、顔面へのパンチを受け続けて右目が腫れ、3ラウンド終了時にドクターストップでTKO負けを喫し王座獲得に失敗した。敗れはしたものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2008年9月10日、WEC 36でハニ・ヤヒーラと対戦予定であったが、開催地のフロリダにハリケーン直撃の恐れがあったため開催延期された。
2008年10月、バンタム級転向を表明し、パンクラスフェザー級王座を返上した。
2008年11月5日、WEC 36でハニ・ヤヒーラと対戦し、フロントチョークで一本負けを喫した。
DREAM
2009年3月8日、DREAM初出場となったDREAM.7のフェザー級(-63kg)グランプリ1回戦でミカ・ミラーと対戦し、3-0の判定勝ち。5月26日、DREAM.9の2回戦で高谷裕之と対戦し、TKO負けを喫した。
2009年10月25日、DREAM初のケージ開催となったDREAM.12でチェイス・ビービと対戦し、チョークスリーパーで一本勝ちを収めた。
2010年3月22日、DREAM.13でコール・エスコベドと対戦し、左ハイキックで失神KO負けを喫した。
2010年5月29日、ケージ開催となったDREAM.14で大沢ケンジと対戦し、1-2の判定負けを喫した。
2010年10月24日、DEEP 50 IMPACTで大塚隆史と対戦し、2-0の判定勝ちを収めた[1]。
2010年12月30日、戦極 Soul of Fightで行なわれたSRC VS DREAM 交流戦で金原正徳と対戦し、パンチラッシュでTKO勝ちを収めた[2]。
2011年5月29日、DREAM JAPAN GPのバンタム級日本トーナメント1回戦で所英男と対戦。試合直前の練習で腰を痛め、奮戦するものの2Rに悪化しセコンドがタオルを投入してTKO負け[3]。
2012年2月18日、DEEP 57 IMPACTで行われたDEEPバンタム級タイトルマッチで王者の大塚隆史に挑戦し、チョークスリーパーで一本勝ちを収め王座獲得に成功した[4]。
2012年8月18日、DEEP 59 IMPACTで行われたDEEPバンタム級タイトルマッチで挑戦者の和田竜光と対戦し、3Rにチョークスリーパーで一本勝ちを収め王座の初防衛に成功した。
2012年12月31日、DREAM.18 & GLORY 4でビビアーノ・フェルナンデスと対戦し、三角絞めで一本負け。
2013年4月26日、DEEP 62 IMPACTで行われたDEEPバンタム級タイトルマッチで挑戦者のDJ.taikiと対戦。1Rは優勢に進めるも、2RにパウンドでTKO負けを喫し王座陥落した。
2014年2月23日、VTJ4 thで行われたフライ級トーナメント1回戦で修斗世界バンタム級(-56kg)王者神酒龍一と対戦し、0-3の判定負け。
2014年6月22日、DEEP 67 IMPACTで元谷友貴と対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本負け。
2014年12月31日、DEEP DREAM IMPACT 2014 〜大晦日SPECIAL〜で越智晴雄と対戦し、2-0の判定勝ち。
2015年9月13日、VTJ 7thで征矢貴と対戦し、判定勝ち。
2021年3月20日、PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.2で平良達郎と対戦し、スリーパーホールドで一本負け。
2021年11月20日、RIZIN初出場となったRIZIN.32で砂辺光久と18年ぶりに再戦し、判定勝ち。
戦績
プロ総合格闘技
総合格闘技 戦績
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61 試合
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(T)KO
|
一本
|
判定
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その他
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引き分け
|
無効試合
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39 勝
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15
|
8
|
15
|
1
|
3
|
0
|
19 敗
|
9
|
6
|
4
|
0
|
勝敗
|
対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
○ |
砂辺光久 |
5分3R終了 判定3-0 |
RIZIN.32 |
2021年11月20日
|
× |
平良達郎 |
1R 1:01 スリーパーホールド |
PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.2 |
2021年3月20日
|
× |
福田龍彌 |
3R 4:57 TKO(スタンドパンチ連打) |
PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.4 in OSAKA 【修斗世界フライ級暫定王座決定戦】 |
2020年7月12日
|
○ |
ペイヨングサック |
1R 3:18 スリーパーホールド |
DEEP & PANCRASE大阪大会 2019 |
2019年11月17日
|
○ |
内藤頌貴 |
5分3R終了 判定2-1 |
SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第5戦 |
2019年6月30日
|
× |
清水清隆 |
1R 4:37 KO(グラウンドパンチ) |
SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 開幕戦 |
2019年1月27日
|
○ |
オニボウズ |
5分3R終了 判定3-0 |
プロフェッショナル修斗 in OSAKA 2018 |
2018年6月17日
|
○ |
キム・ヨンハン |
1R 0:54 TKO |
プロフェッショナル修斗公式戦 in OSAKA |
2017年6月25日
|
× |
覇彌斗 |
5分3R終了 判定0-3 |
修斗 後楽園ホール大会 |
2017年1月29日
|
○ |
ランボー宏輔 |
2R 2:43 チョークスリーパー |
修斗 FIGHT & MOSH |
2016年4月23日
|
○ |
征矢貴 |
5分3R終了 判定3-0 |
VTJ 7th |
2015年9月13日
|
○ |
渡辺健太郎 |
5分3R終了 判定3-0 |
VTJ in OSAKA |
2015年6月21日
|
○ |
越智晴雄 |
5分3R終了 判定2-0 |
DEEP DREAM IMPACT 2014 〜大晦日SPECIAL〜 |
2014年12月31日
|
× |
元谷友貴 |
1R 4:59 腕ひしぎ十字固め |
DEEP 67 IMPACT |
2014年6月22日
|
× |
神酒龍一 |
5分3R終了 判定0-3 |
VTJ 4th 【フライ級トーナメント 1回戦】 |
2014年2月23日
|
△ |
マモル |
5分3R終了 判定1-0 |
TRIBE TOKYO FIGHT 〜長南亮引退興行〜 |
2013年10月20日
|
× |
DJ.taiki |
2R 1:41 TKO(右アッパー→パウンド) |
DEEP 62 IMPACT 【DEEPバンタム級タイトルマッチ】 |
2013年4月26日
|
× |
ビビアーノ・フェルナンデス |
1R 1:46 三角絞め |
DREAM.18 & GLORY 4 〜大晦日 SPECIAL 2012〜 |
2012年12月31日
|
○ |
和田竜光 |
3R 2:32 チョークスリーパー |
DEEP 59 IMPACT 【DEEPバンタム級タイトルマッチ】 |
2012年8月18日
|
○ |
大塚隆史 |
2R 3:13 チョークスリーパー |
DEEP 57 IMPACT 〜12年目の現実〜 【DEEPバンタム級タイトルマッチ】 |
2012年2月18日
|
× |
中村"アイアン"浩士 |
5分3R終了 判定0-3 |
DEEP CAGE IMPACT 2011 in TOKYO 2nd ROUND |
2011年10月29日
|
× |
所英男 |
2R 0:43 TKO(タオル投入) |
DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント- 【バンタム級日本トーナメント 1回戦】 |
2011年5月29日
|
○ |
金原正徳 |
1R 1:27 TKO(スタンドパンチ連打) |
戦極 Soul of Fight |
2010年12月30日
|
○ |
大塚隆史 |
5分3R終了 判定2-0 |
DEEP 50 IMPACT 〜10年目の奇跡〜 |
2010年10月24日
|
× |
大沢ケンジ |
5分3R終了 判定1-2 |
DREAM.14 |
2010年5月29日
|
× |
コール・エスコベド |
1R 2:29 KO(左ハイキック) |
DREAM.13 |
2010年3月22日
|
○ |
チェイス・ビービ |
1R 3:36 チョークスリーパー |
DREAM.12 |
2009年10月25日
|
○ |
クレベル・コイケ |
1R 4:00 反則失格(ローブロー) |
DEEP OSAKA IMPACT |
2009年8月30日
|
× |
高谷裕之 |
1R 9:40 TKO(パウンド) |
DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND 【フェザー級グランプリ 2回戦】 |
2009年5月26日
|
○ |
ミカ・ミラー |
2R(10分/5分)終了 判定3-0 |
DREAM.7 フェザー級グランプリ2009 開幕戦 【フェザー級グランプリ 1回戦】 |
2009年3月8日
|
× |
ハニ・ヤヒーラ |
1R 3:30 フロントチョーク |
WEC 36: Faber vs. Brown |
2008年11月5日
|
× |
ミゲール・トーレス |
3R終了時 TKO(ドクターストップ) |
WEC 34: Faber vs. Pulver 【WEC世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2008年6月1日
|
○ |
チャーリー・ヴァレンシア |
1R 2:29 KO(左ミドルキック) |
WEC 32: Condit vs. Prater |
2008年2月13日
|
△ |
キム・ジョンマン |
5分3R終了 判定0-0 |
DEEP PROTECT IMPACT in OSAKA |
2007年12月22日
|
○ |
ジョニー・フラシェ |
1R 3:38 TKO(パウンド) |
PANCRASE 2007 RISING TOUR |
2007年9月5日
|
○ |
ダニー・バッテン |
5分3R終了 判定3-0 |
PANCRASE 2007 RISING TOUR |
2007年4月27日
|
○ |
井上学 |
1R 4:36 TKO(踏みつけ) |
PANCRASE 2007 RISING TOUR |
2007年2月4日
|
× |
ジョー・ピアソン |
1R 0:54 フロントチョーク |
PRIDE 武士道 -其の十三- |
2006年11月5日
|
○ |
DJ.taiki |
5分3R終了 判定2-1 |
PANCRASE 2006 BLOW TOUR 【フェザー級王座決定トーナメント 決勝】 |
2006年8月27日
|
○ |
山本篤 |
2R 4:36 KO(跳び膝蹴り) |
PANCRASE 2006 BLOW TOUR 【フェザー級王座決定トーナメント 1回戦】 |
2006年6月6日
|
× |
DJ.taiki |
2R 0:35 TKO(パンチ) |
PANCRASE 2006 BLOW TOUR |
2006年3月19日
|
× |
今成正和 |
3R 1:31 アンクルホールド |
DEEP 22 IMPACT 【フェザー級トーナメント 決勝】 |
2005年12月2日
|
○ |
ムアンファーレッグ・ギャットウィチアン |
1R 2:26 KO(サッカーボールキック) |
DEEP 22 IMPACT 【フェザー級トーナメント 準決勝】 |
2005年12月2日
|
○ |
TAISHO |
1R 0:32 KO(左ハイキック) |
DEEP 21 IMPACT 【フェザー級トーナメント 1回戦】 |
2005年10月28日
|
○ |
志田幹 |
3R 2:17 KO(パンチ) |
PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR |
2005年9月4日
|
○ |
コリン・マンサー |
1R 2:34 TKO(パウンド) |
PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR |
2005年7月31日
|
× |
チャールズ・"クレイジー・ホース"・ベネット |
1R 1:55 KO(右フック) |
PRIDE 武士道 -其の七- |
2005年5月22日
|
○ |
村田卓実 |
1R 4:16 腕ひしぎ十字固め |
PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR |
2005年4月10日
|
△ |
今成正和 |
5分3R終了 判定0-1 |
DEEP 18th IMPACT |
2005年2月12日
|
○ |
築城実 |
1R 4:02 KO(右膝蹴り) |
PANCRASE 2004 BRAVE TOUR |
2004年12月21日
|
○ |
フレジソン・パイシャオン |
5分3R終了 判定3-0 |
PANCRASE 2004 BRAVE TOUR |
2004年8月22日
|
○ |
杉内勇 |
1R 1:32 KO(右フック) |
PANCRASE 2004 BRAVE TOUR |
2004年5月28日
|
○ |
梅村寛 |
1R 2:26 TKO(パウンド) |
DEEP 14th IMPACT in OSAKA |
2004年4月18日
|
○ |
アレッシャンドリ・ソッカ |
2R 0:25 KO(パウンド) |
PANCRASE 2004 BRAVE TOUR |
2004年2月15日
|
○ |
バレット・ヨシダ |
1R 1:29 KO(グラウンドパンチ) |
PANCRASE 2003 HYBRID TOUR |
2003年11月30日
|
○ |
渡辺智史 |
5分2R終了 判定3-0 |
PANCRASE 2003 HYBRID TOUR |
2003年10月4日
|
○ |
志田幹 |
5分2R終了 判定3-0 |
PANCRASE 2003 HYBRID TOUR 【ネオブラッド・トーナメント フェザー級 決勝】 |
2003年7月27日
|
○ |
実原隆浩 |
2R 1:05 TKO(パンチ連打) |
PANCRASE 2003 HYBRID TOUR 【ネオブラッド・トーナメント フェザー級 1回戦】 |
2003年7月27日
|
○ |
佐藤伸哉 |
5分2R終了 判定2-0 |
PANCRASE 2003 HYBRID TOUR |
2003年6月22日
|
○ |
砂辺光久 |
5分2R終了 判定3-0 |
PANCRASE 2003 HYBRID TOUR |
2003年5月18日
|
○ |
梅木繁之 |
2R 1:29 チョークスリーパー |
PANCRASE 2003 HYBRID TOUR |
2003年2月16日
|
アマチュア総合格闘技
勝敗
|
対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
× |
牧瀬洋人 |
5分1R終了 判定0-3 |
第4回アマチュアパンクラスオープントーナメント 【70kg未満級 2回戦】 |
2002年11月3日
|
△ |
山田泰範 |
5分2R終了 時間切れ |
PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR 【パンクラスゲート】 |
2002年8月25日
|
△ |
竹内美樹男 |
5分2R終了 時間切れ |
PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR 【パンクラスゲート】 |
2002年5月11日
|
エキシビション
勝敗
|
対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
- |
稲垣克臣 |
2分1R |
前田吉朗引退興行 |
2022年4月10日
|
- |
北方大地 |
2分1R |
前田吉朗引退興行 |
2022年4月10日
|
- |
砂辺光久 |
2分1R |
前田吉朗引退興行 |
2022年4月10日
|
獲得タイトル
- 全国総合格闘技オープントーナメント全国大会 60kg未満級 優勝(2002年)
- 第9回ネオブラッド・トーナメント フェザー級 優勝(2003年)
- 初代フェザー級キング・オブ・パンクラス王座(2006年)
- 第3代DEEPバンタム級王座(2012年)
表彰
脚注
関連項目
外部リンク