『別れぬ理由』(わかれぬりゆう)は、渡辺淳一が1986年に発表した小説。『週刊新潮』2月13日号から1987年3月5日号まで連載された。同作を原作とし、1987年に製作・公開された日本映画と1988年にTBS系列で放送されたテレビドラマについても紹介する。
作品内容
映画
1987年11月14日に東映系で公開された。R指定作品。
渡辺淳一とプライベートな付き合いのある岡田茂東映社長(当時)が「東映で映画化した彼の作品、『ひとひらの雪』や『化身』『桜の樹の下で』『別れぬ理由』は、僕が作品に惚れたから映画化した」と話している[1]。
製作費1億2000万円[2]。
惹句
キャスト
スタッフ
エピソード
- 岡田茂が三田佳子に「脱げ!」と強要し[3]、他の東映幹部は「三田が脱ぐわけないだろう」と思っていたら[3]、三田が脱いで皆んなビックリ仰天した[3]。撮影に入ると三田は一変、大熱演し、試写では終了後に回りにたくさん人がいるのに岡田社長と渡辺淳一に、「もっと凄いところがあったのに何で切ったの。それを出せばもっと色っぽいし、深みが出たのに!」と怒った[3]。岡田社長は「映倫が切れと言うから...」などと弁解した[3]。これを見た高岩淡は「三田さんは大した役者だ」と感心したという[3]。
参考文献
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カテゴリ |
テレビドラマ
『ドラマ23』の枠で4月4日から14日にかけて放送された。全8話。
キャスト(テレビドラマ)
ほか[4]
スタッフ(テレビドラマ)
脚注
- ^ 「交友録 情念に溺れた世界を描く常識人 岡田茂 」『渡辺淳一の世界』集英社、1986年、221-222頁。ISBN 4-08-774332-2。
- ^ 「撮影報告 「花園の迷宮」 / 木村大作」『映画撮影』第100号、日本映画撮影監督協会、1988年5月20日、26頁、NDLJP:7954665/15。
- ^ a b c d e f 高岩淡(東映専務取締役)・鈴木常承(東映・常務取締役営業部長)・小野田啓 (東映・宣伝部長、役員待遇)、聞き手・北浦馨「本誌・特別インタビュー 『東映、'89年度の経営戦略 ●ヤング番組見直しと強化 ●大型娯楽時代劇『忍びの者たち』 吉永小百合『夢のかけ橋』等登場』」『映画時報』1987年10月号、映画時報社、9頁。
- ^ 週刊TVガイド 1988年4月8日号 p.81、1988年4月15日号 p.45
参考文献(2)
外部リンク
TBS系 ドラマ23 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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別れぬ理由 (1988.4.4-14)
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