出川町 (松本市)
出川町(いでがわまち)は、長野県松本市の市街地南部に位置する地名。丁番を持たない単独町名である。住居表示実施済み[4]。郵便番号は390-0826[2]。東側に田川が流れており湧き水が豊富で、地名もこのことから来ている。 概要貨物扱いも行う南松本駅の東方を占め、JR貨物の貨物施設、多賀神社、南部公園がある。出川通り(かつての北国西街道・国道19号。現在は県道295号平田新橋線)などの大きな道には商店が見られるが、住宅が中心の地区。 中央を通る出川通りは交通量が多い割に整備がされていない。北側にはやまびこ道路が通っている。 南部公園脇の宮田前踏切は、塩尻までの中央本線(「東線」新宿方面・「西線」名古屋方面)を介して松本・長野方面へ向かう旅客列車、そして南松本駅までの貨物列車が集中するため12時間のうち4時間遮断機が下りており、地元では「開かずの踏切」と呼ばれている(とは言え首都圏に比べたらまし)。立体交差化が都市計画決定されたものの、長野県の財政が悪いため凍結されてしまった。その代わり、現在設置されている歩道橋にエレベーターを設置する計画と、踏切の歩道部分を拡張する計画のどちらかを実行する予定である。 歴史江戸時代には出川組の中心地・出川町村であり、北国西街道(脇往還)が通り、町場が形成されていた。歴史の古い民家が多いのも特徴である。 住居表示実施に伴い分離した地区世帯数と人口2018年(平成30年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
交通鉄道道路脚注 |