兵庫県立尼崎北高等学校
兵庫県立尼崎北高等学校(ひょうごけんりつあまがさききたこうとうがっこう)は、兵庫県尼崎市塚口町にある県立の高等学校。 概要設立当初は、商業科・普通科併設であったが、1956年(昭和31年)第5回卒業式で53名の卒業生を出したのを最後に商業科が廃止され、以降普通科のみの設置となっている。通称「尼北(あまきた)」、「北高(きたこう)」。 「自主・自律・愛情・協調」の校風のもと、環境学習を行う環境類型の設置をはじめ、風力発電装置や雨水貯蔵タンクの設置など、「エコスクール」「地球、地域とつながる尼北」を目指している。 設置学科
環境類型は1年次のみ特別編成クラスで、2年次に文理型と合同クラス編成になり、文I型、文II型、理型に分かれる。 特色昭和40年代には学園紛争が起こり、大学生らの応援によって校舎封鎖、考査ボイコットなどもあった。その後、教員・同窓会役員と生徒が毎日のように話し合い、服装の自由化、選択ゼミ、生徒心得を廃止して生徒自ら生徒憲章を作るなどの自由を獲得した。この自由は日々の努力によるものとされている。現在でも制服がなく、女子用のブレザー、男子用の学ランが標準服としてある。始業式、終業式、卒業式などの式典では標準服を着用するが普段は私服が認められている。遠足などの校外学習では現地集合・現地解散が慣習で、自由な校風である。 大人形学校行事も盛んで、特に文化祭「北高祭」ではシンボルとなる「大人形」を玄関上に飾っている。2006年には、兵庫国体のキャラクター「はばタン」を作り上げた。2007年には今までとは条件の違う仮移転先で「スパイダーマン」を作り上げ伝統を守った。2018年には、anzen漫才の「みやぞん」を作った。2019年で大人形は50体目となる。2年生が中心となって作成している。 選択科目環境教育の実践I・II、環境倫理学(特色選抜で入学した生徒のみ受講する。) 現代社会を考える、手話点字ゼミ、生涯体育、音楽ゼミ、美術ゼミ、書道ゼミ、英語表現、発達と保育、地球惑星科学、生命と地球環境、ソルフェージュ、映像メディア表現、被服製作、栄養、見せるコンピュータ、教養数学、生活科学など幅広い選択科目がある。 部活動野球部はセンバツ4回と夏の甲子園1回の合わせて5度甲子園に出場している。水球部は全国大会に出場経験があり、2006年(平成18年)度は全国高校総体(大阪)に出場し、国体(兵庫)では兵庫チームの中心となり、6位入賞の原動力となった。2008年(平成20年)度も全国高校総体(埼玉)に出場し、国体(大分)では兵庫チームの中心として、8位入賞に大きく貢献した。 沿革
主な卒業生
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