六和塔六和塔(りくわとう、拼音: )は、中国浙江省杭州市に建てられた塔。 杭州市街の南方、銭塘江沿いの西湖区月輪山に位置する。高さ59.89メートル、敷地面積約890平方メートル。7階建ての塔身は南宋時代のもので、13層の外層は清末に増築されたもの。したがって、外観は13階だが、中を登ると7階しかない。 歴史呉越の開宝3年(970年)、銭塘江の逆流を鎮めることを願い、智覚禅師によって建てられた。また、塔の明かりは、川を行きかう船のための灯台の役割も果たした。 北宋の宣和年間、方臘の乱のために焼失した。南宋の紹興22年(1152年)、僧侶智曇のはたらきかけにより、現在まで残る磚(レンガ)造りの塔身が再建された。 文学作品とのかかわり『水滸伝』の登場人物、魯智深は、六和寺で銭塘江の逆流の音を聞き、自らの因縁を悟って円寂(僧侶が亡くなること)した。 関連項目参考文献
座標: 北緯30度11分53.70秒 東経120度07分35.70秒 / 北緯30.1982500度 東経120.1265833度 |