八幡神社 (渋谷区千駄ヶ谷)
八幡神社(はちまんじんじゃ)は、東京都渋谷区千駄ヶ谷にある神社。千駄ヶ谷一帯の総鎮守で、鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)とも呼称される。 由緒『江戸名所図会』によると、「往古、此地深林の中に時として瑞雲現じける。又或時、碧空より白雲降りて雲上に散ず。村民怪しむで彼の林の下に至るに、忽然として、白鳩数多、西をさして飛び去れり。依って此の霊瑞を称し、小祠を営み名づけて『はとのもり』と云ふ。」とあり[2]、神亀年間(724年 - 729年)に創建された社に、貞観2年(860年)、慈覚大師(円仁)が村民の懇請によって神功皇后・応神天皇・春日明神の像を作り添え、八幡宮として奉ったことが当社の縁起と伝えている。 境内境内社詳細は公式サイト内「末社の紹介」も参照。
富士塚境内には「千駄ヶ谷の富士塚」(せんだがやのふじづか)として東京都の有形民俗文化財に指定されている、寛政元年(1789年)築造とされる富士塚がある[3](「千駄ヶ谷富士」とも呼称される)。江戸時代において、江戸市中の著名な富士塚である「江戸八富士」の一つにも挙げられている。山裾には里宮(浅間神社)があり、また七合目の洞窟には身禄像、山頂には奥宮が安置されるなど富士山を再現している[4]。1923年(大正12年)の関東大震災の際には修復されているものの建造当時の旧態を留めており、移築などが行われていない都内に現存する富士塚の中では最古のものとなっている[5][3]。
氏子地域将棋会館がすぐ近くにある関係で、前述の「将棋堂」をはじめ将棋との縁が深く、毎年1月5日頃には将棋関係者が多数参加して「将棋堂祈願祭」が開かれる[6]。2017年には第24回大山康晴賞を受賞した。 ギャラリー
現地情報
脚注注釈出典参考文献
関連項目外部リンク
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