全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2017(ぜんこくちいきサッカーチャンピオンズリーグ2017)は、2017年11月10日から11月26日まで、栃木県、兵庫県、鹿児島県及び千葉県で開催された41回目の全国地域サッカーチャンピオンズリーグである。
概要
2017年8月1日に全国社会人サッカー連盟から大会要項が発表された[1]。基本的な大会のレギュレーションは前年までと同じだが、1試合における選手交代枠が3人から5人に変更されている。
1次ラウンドのうち、関西サッカーリーグの開催エリアである兵庫県で行われるBグループは、FRESH!の関西サッカーリーグ公式チャンネル「KSLTV」で全試合の配信が行われる[2]。
決勝ラウンドは、ドーム社が運営する動画配信サイト「有明放送局」で全試合の配信が行われる[3]。
会場
- 1次ラウンド
- 決勝ラウンド
出場チーム
2017年の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ参加クラブの所在地
- 2017年度各地域リーグ優勝チーム (9チーム)
- 第53回全国社会人サッカー選手権大会出場チームより最大3チーム(ベスト4以上かつ地域リーグ優勝により出場権を得ていない上位3チーム)
- 2位:松江シティFC(中国2位)
- 4位:FC TIAMO 枚方(関西1部2位)
- 1位:鈴鹿アンリミテッドFC(東海1部1位)・3位:VONDS市原FC(関東1部1位)は出場権獲得済み。
- 1.および2.の条件で12チームに満たない場合は各地域リーグで2位となったJリーグ百年構想クラブを補充する(複数存在する場合はJリーグ百年構想クラブに承認された順序が早いクラブを優先する。また、この要件での出場権獲得は各クラブ1回限りとする)。
- 該当無し(2017年度時点で地域リーグ以下に所属する百年構想クラブはtonan前橋(関東2部)しかいないため)。
- 1.から3.の条件で12チームに満たない場合は「2010年6月末の全国社会人サッカー連盟加盟登録チームの多い順番(関東→関西→九州→東海→北海道→中国→北信越→東北→四国)」で巡回し輪番により補充する(2017年度は東海→北海道→中国の順)。
JFL事務局は、11月6日付のニュースリリース[5] で、参加12チームのうち十勝FCと三菱自動車水島FC以外の10チームがJFLへ入会希望書類を提出していることを公表。これを受けて、JFLへの昇格については「十勝FCと三菱水島FCが地域CLの上位2チームに入った場合は原則として地域CL3位以下からの繰り上げを行わない(=JFLからの自動降格枠が減る)」「JFL参加チームが16チームに満たない場合(J3参入などによりJFLを退会するチームが現れる場合)は3位以下のチームからの繰り上げを考慮する」ことを示している。
試合方式
- 1次ラウンドは出場12チームを4チームずつ3グループに分け、1回戦総当たりリーグ戦を戦う。各グループ1位の3チームと、各グループ2位のうち成績最上位チームの計4チームが決勝ラウンドに進出する。決勝ラウンドも4チームが1回戦総当たりリーグ戦を戦う。
- グループ分けについては前年とほぼ同様で、以下の方法で行われた[6]。
- 各地域リーグ優勝チームのうち1次ラウンド会場を含む地域である3チーム(栃木グ:V市原、五色台:A京都、鹿児島:T宮崎。便宜上「第1グループ」と表現する)、これ以外の各地域リーグ優勝チーム6チーム(同「第2グループ」)、全社上位ならびに輪番枠で出場する3チーム(松江、枚方、刈谷。同「第3グループ」)を振り分ける。これにより、「第1グループ」と「第3グループ」の各チームは同一のグループにならないことがあらかじめ決まっている。
- グループ名(A・B・C)を記したボールを1つずつ入れた「ポット1」「ポット3」と2つずつ入れた「ポット2」、グループごとのポジション番号(1 - 4)を記したボールを入れた3種類の「ポットA・B・C」、1から4の番号の書かれた「抽選箱」を用意する。
- まず「抽選箱」を3回抽選し、グループごとの決勝トーナメントのポジションを決定する。残ったポジションはワイルドカード(1次ラウンド2位最上位)の枠となる。
- 次に、第1グループの3チームが「ポット1」を抽選し、これに対応した「ポットA・B・C」を抽選して、1次ラウンド会場とグループを紐付けると共に、各チームのポジションを決定する。
- 続いて、第2グループの6チームが「ポット2」と、これに対応した「ポットA・B・C」を抽選して、各チームのポジションを決定する。
- 最後に、第3グループの3チームが「ポット3」を抽選し、各チームのポジションを決定する。この場合、同一地域リーグのチームと同じグループになる可能性については考慮されない。
- 1次ラウンド・決勝ラウンドとも、試合ごとに勝ち点(90分での勝利=3、PK戦勝利=2、PK戦敗戦=1、90分での敗戦=0)を与え、3試合での累計勝ち点により順位を決定する。同勝ち点の場合は得失点差→総得点数→当該チーム間の対戦成績(各グループ2位の最上位を決める場合には比較対象としない)→PK戦における得失点差(PK戦の回数が異なる場合は比較対象としない)→反則ポイントで優劣を定め、それでも差がつかない場合は抽選とする。
試合スケジュール
組み合わせ抽選会は10月22日に行われた。
1次ラウンド
Aグループ
番
|
チーム
|
点
|
試
|
勝
|
P勝
|
P敗
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
A2
|
VONDS市原FC
|
9 |
3 |
3 |
0 |
0 |
0 |
4 |
1 |
+3
|
A3
|
サウルコス福井
|
5 |
3 |
1 |
1 |
0 |
1 |
3 |
3 |
0
|
A4
|
鈴鹿アンリミテッドFC
|
3 |
3 |
1 |
0 |
0 |
2 |
2 |
3 |
-1
|
A1
|
松江シティFC
|
1 |
3 |
0 |
0 |
1 |
2 |
2 |
4 |
-2
|
松江シティFC v VONDS市原FC
栃木県グリーンスタジアム 観客数: 249人 主審: 阿部将茂
|
サウルコス福井 v 鈴鹿アンリミテッドFC
栃木県グリーンスタジアム 観客数: 328人 主審: 鈴木渓
|
松江シティFC v サウルコス福井
栃木県グリーンスタジアム 観客数: 381人 主審: 船橋昭次
|
VONDS市原FC v 鈴鹿アンリミテッドFC
栃木県グリーンスタジアム 観客数: 454人 主審: 宇治原拓也
|
松江シティFC v 鈴鹿アンリミテッドFC
松江シティFC
|
0 - 1
|
鈴鹿アンリミテッドFC
|
|
公式記録 (PDF)
|
小西洋平 18分
|
栃木県グリーンスタジアム 観客数: 256人 主審: 阿部将茂
|
VONDS市原FC v サウルコス福井
栃木県グリーンスタジアム 観客数: 412人 主審: 鈴木渓
|
Bグループ
番
|
チーム
|
点
|
試
|
勝
|
P勝
|
P敗
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
B3
|
アミティエSC京都
|
8 |
3 |
2 |
1 |
0 |
0 |
6 |
3 |
+3
|
B4
|
高知ユナイテッドSC
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
7 |
4 |
+3
|
B2
|
FC TIAMO 枚方
|
4 |
3 |
1 |
0 |
1 |
1 |
5 |
4 |
+1
|
B1
|
三菱自動車水島FC
|
0 |
3 |
0 |
0 |
0 |
3 |
3 |
10 |
-7
|
三菱自動車水島FC v FC TIAMO 枚方
三菱自動車水島FC
|
0 - 2
|
FC TIAMO 枚方
|
|
公式記録 (PDF)
|
金泉万里 37分 山浦大和 84分
|
五色台運動公園メイングラウンド 観客数: 103人 主審: 国吉真樹
|
アミティエSC京都 v 高知ユナイテッドSC
アミティエSC京都
|
1 - 0
|
高知ユナイテッドSC
|
吉岡拓郎 82分
|
公式記録 (PDF)
|
|
五色台運動公園メイングラウンド 観客数: 148人 主審: 野堀桂佑
|
三菱自動車水島FC v アミティエSC京都
三菱自動車水島FC
|
1 - 3
|
アミティエSC京都
|
宮澤龍二 34分
|
公式記録 (PDF)
|
脇裕基 20分, 80分 井ノ内拓也 77分
|
五色台運動公園メイングラウンド 観客数: 160人 主審: 藤田優
|
FC TIAMO 枚方 v 高知ユナイテッドSC
FC TIAMO 枚方
|
1 - 2
|
高知ユナイテッドSC
|
豊田亮磨 85分
|
公式記録 (PDF)
|
菅原康太 55分 中林一樹 71分
|
五色台運動公園メイングラウンド 観客数: 223人 主審: 植松健太朗
|
Cグループ
番
|
チーム
|
点
|
試
|
勝
|
P勝
|
P敗
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
C3
|
テゲバジャーロ宮崎
|
9 |
3 |
3 |
0 |
0 |
0 |
9 |
3 |
+6
|
C1
|
コバルトーレ女川
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
11 |
3 |
+8
|
C2
|
FC刈谷
|
3 |
3 |
1 |
0 |
0 |
2 |
8 |
6 |
+2
|
C4
|
十勝FC
|
0 |
3 |
0 |
0 |
0 |
3 |
3 |
19 |
-16
|
コバルトーレ女川 v FC刈谷
コバルトーレ女川
|
2 - 0
|
FC刈谷
|
吉田圭 21分 57分 (OG)
|
公式記録 (PDF)
|
|
鹿児島県立サッカー・ラグビー場Aコート 観客数: 100人 主審: 津野洋平
|
コバルトーレ女川 v テゲバジャーロ宮崎
コバルトーレ女川
|
1 - 2
|
テゲバジャーロ宮崎
|
木戸優次 41分
|
公式記録 (PDF)
|
小林拓弥 80分 山口愛騎 84分
|
鹿児島県立サッカー・ラグビー場Aコート 観客数: 200人 主審: 酒井達矢
|
FC刈谷 v テゲバジャーロ宮崎
FC刈谷
|
1 - 3
|
テゲバジャーロ宮崎
|
中野裕太 71分 (PK)
|
公式記録 (PDF)
|
石川智也 56分 井福晃紀 85分 小林拓弥 90+4分
|
鹿児島県立サッカー・ラグビー場Aコート 観客数: 300人 主審: 加藤正和
|
各グループ2位
組
|
チーム
|
点
|
試
|
勝
|
P勝
|
P敗
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
C
|
コバルトーレ女川
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
11 |
3 |
+8
|
B
|
高知ユナイテッドSC
|
6 |
3 |
2 |
0 |
0 |
1 |
7 |
4 |
+3
|
A
|
サウルコス福井
|
5 |
3 |
1 |
1 |
0 |
1 |
3 |
3 |
0
|
決勝ラウンド
番
|
位
|
チーム
|
点
|
試
|
勝
|
P勝
|
P敗
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
F1
|
WC
|
コバルトーレ女川
|
7 |
3 |
1 |
2 |
0 |
0 |
4 |
3 |
+1
|
F2
|
C1位
|
テゲバジャーロ宮崎
|
6 |
3 |
1 |
1 |
1 |
0 |
5 |
4 |
+1
|
F3
|
A1位
|
VONDS市原FC
|
3 |
3 |
0 |
0 |
3 |
0 |
2 |
2 |
0
|
F4
|
B1位
|
アミティエSC京都
|
2 |
3 |
0 |
1 |
0 |
2 |
1 |
3 |
-2
|
VONDS市原FC v アミティエSC京都
ゼットエーオリプリスタジアム 観客数: 1,550人 主審: 赤阪修
|
コバルトーレ女川 v VONDS市原FC
ゼットエーオリプリスタジアム 観客数: 3,100人 主審: 酒井達矢
|
テゲバジャーロ宮崎 v アミティエSC京都
テゲバジャーロ宮崎
|
2 - 1
|
アミティエSC京都
|
藤岡浩介 77分, 80分
|
公式記録 (PDF)
|
井ノ内拓也 43分
|
ゼットエーオリプリスタジアム 観客数: 1,250人 主審: 若槻直輝
|
コバルトーレ女川 v アミティエSC京都
コバルトーレ女川
|
1 - 0
|
アミティエSC京都
|
髙橋晃司 41分
|
公式記録 (PDF)
|
|
ゼットエーオリプリスタジアム 観客数: 935人 主審: 酒井達矢
|
テゲバジャーロ宮崎 v VONDS市原FC
ゼットエーオリプリスタジアム 観客数: 3,750人 主審: 赤阪修
|
最終結果
- 優勝:コバルトーレ女川
- 2位:テゲバジャーロ宮崎
- 3位:VONDS市原FC
- 4位:アミティエSC京都
上位2チームは12月6日に行われたJFL理事会でJFLへの入会が承認された[7]。
出典
外部リンク
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ナショナルチーム |
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国内リーグ |
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国内カップ |
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大学・育成年代 |
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国際大会 |
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