伊予決戦(いよけっせん)は、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)で、愛媛県を本拠地とする愛媛FCとFC今治による直接対決(ダービーマッチ)のことを指す。
概要
愛媛FCは2005年のJFLで優勝を果たし、翌2006年からJリーグに参入している。一方、愛媛FC所有のアマチュアチームとしての活動歴もあるFC今治は2019年のJFLにてJ3加盟条件を満たし、2020年シーズンよりJ3リーグに参加している。
今治がJ3に昇格した2020年より両クラブが対戦するプレシーズンマッチ「えひめサッカーフェスティバル」が開催される[1]こととなり、2021年には天皇杯の1回戦にて両クラブの対戦が初めて公式戦で実現した[2]。しかしこの時点では両クラブの所属カテゴリーが異なるため、Jリーグでの対戦はなかった。
2022年シーズン、それまでJ2に所属していた愛媛がJ3に降格したことによりJリーグでの対戦が組まれる事となった。この直接対決を盛り上げるべく対戦カードについて名称を公募し、「伊予決戦」と名付けられた[3]。
2023年11月11日、愛媛が今治との伊予決戦を制してJ3優勝&J2昇格を決めた。
ホームスタジアム
対戦成績
リーグ戦
■愛媛FC:2勝1分1敗
■FC今治:1勝1分2敗
年 |
開催日 |
大会名 |
節数 |
会場 |
ホーム |
得点 |
アウェイ |
観客数
|
2022 |
6月5日 |
J3 |
第11節 |
夢スタ |
今治 |
2-0 |
愛媛 |
3,948
|
9月10日 |
第24節 |
ニンスタ |
愛媛 |
3-2 |
今治 |
9,126
|
2023 |
5月14日 |
第10節 |
里山S |
今治 |
0-0 |
愛媛 |
5,037
|
11月11日 |
第35節 |
ニンスタ |
愛媛 |
1-0 |
今治 |
11,128
|
カップ戦他
■愛媛FC:0勝0分3敗(不戦敗1)
■FC今治:3勝(不戦勝1)0分0敗
脚注
- ^ 天皇杯はトーナメント戦のためホーム・アウェイの概念は無いが、この記事では使用会場がいずれかのホームスタジアムであった場合、そのスタジアムを本拠地としているチームを「ホーム」として表記する。
出典
- ^ “「えひめサッカーフェスティバル2020」 開催のお知らせ”. 愛媛FC. (2020年1月24日). https://ehimefc.com/topics/topic8428.html 2022年6月2日閲覧。
- ^ “公式戦初対決、愛媛FC 対 FC今治(愛媛代表・J3)”. 愛媛新聞. (2021年5月20日). https://www.ehime-np.co.jp/article/news202105200084 2022年6月2日閲覧。
- ^ “FC今治と愛媛FC、愛媛県勢対決は「伊予決戦」 サッカーJ3”. 朝日新聞. (2022年5月13日). https://www.asahi.com/amp/articles/ASQ5D6W84Q59PTLC00J.html 2022年6月2日閲覧。
- ^ “愛媛が天皇杯予選決勝の辞退を発表…新型コロナ感染者が多数確認”. サッカーキング. (2022年5月6日). https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20220506/1645544.html 2022年6月5日閲覧。