今村 正美(いまむら まさみ / まさよし、1884年(明治17年)10月11日 - 1945年(昭和20年)2月22日[2])は、日本の検察官、内務・警察官僚、弁護士。官選滋賀県知事。
経歴
香川県丸亀市出身。今村信美の二男として出生。明治大学、日本大学の各法科を卒業[3]。1905年11月、判事検事登用第1回試験に合格[4]。1906年7月、司法官試補・和歌山区裁判所及同検事局事務修習となる[5]。以後、大阪、岡山地方の各検事、山口県理事官、富山県警察部長、北海道庁警察部長、高知県書記官・内務部長[6]、熊本県書記官・内務部長[7]などを歴任[3]。1927年5月、熊本県内務部長から滋賀県知事に就任(在任期間:昭和2年5月17日~昭和3年6月29日)。
1928年6月29日に休職し、1929年1月21日に朝鮮総督府慶尚北道知事に転任[8]。同年12月11日、退官し弁護士となった。
著作
- 『行政法要義』中央書院、1911年。
- 『実用司法警察学』警眼社、1913年。
- 国分丸治共著『司法警察學』警眼社、1924年。
脚注
- ^ 『朝日新聞』(東京本社発行)1945年2月26日朝刊、2面の死亡広告より。
- ^ a b 『新編日本の歴代知事』637頁。
- ^ 『官報』第6722号、明治38年11月25日。
- ^ 『官報』第6919号、明治39年7月23日。
- ^ 『官報』第3704号、大正13年12月25日。
- ^ 『官報』第4232号、大正15年10月1日。
- ^ 『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』133頁。
参考文献
- 阿部基治『贖罪:公僕に徹した男 今村正美』日本図書刊行会、1998年。
- 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
- 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
- 金子信尚編『北海道人名辞書』北海民論社、1923年。
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犬上県 |
権令 |
- 神山郡廉 長浜県権令→犬上県権令
- ※1872年10月滋賀県と合併し廃止。
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