五衛
五衛(オウィ)は、李氏朝鮮の官庁。五衛都総府管轄。正三品衙門。 当初は全国防衛組織として機能していたが、成宗期以降の勲戚政治により、宗親が五衛の要職につくことが慣例化すると制度的崩壊がみられた。文禄・慶長の役において五軍営が設置されたことで、事実上の職務は大幅縮小されて宮殿警備のみとなっていた。これは大韓民国首都防衛司令部に近似している。 沿革高麗時代は三軍総制府管轄の十衛軍であり、朝鮮時代に義興三軍府管轄の十衛に改編、その後には義興三軍府は三軍鎮撫所に改名して、十衛は十司になり、十司は十二司に増編したが、1457年五衛鎮撫所管轄の五衛に改編した。五衛鎮撫所は五衛都総府に改名される。 防衛
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