中部カリフォルニア
中部カリフォルニア(英: Central Californiaまたは英: Mid-State)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリアより南、南カリフォルニアより北の地域である。サクラメント・サンホアキン川デルタの南でサンホアキン・バレーの南部、セントラルコーストとカリフォルニア海岸山脈のセントラルヒルズ、および中央シエラネバダ山脈の麓丘陵部と山岳部が含まれている。 中部カリフォルニアは通常北カリフォルニアの小区分と考えられている。どちらもその南側境界は、テハチャピ山地あるいはモントレー郡、キングス郡およびトゥーレアリ郡の南側郡境が東西に作る線で南カリフォルニアと接している。東側の境界はシエラネバダ山脈頂部稜線とみなされており、稜線の東は東カリフォルニアである。 中部カリフォルニアにある人口5万人以上の都市としては、フレズノ、モデスト、サクラメント、バイセイリア、サリナス、マーセド、ターロック、マデラ、ハンフォードおよびポータービルがある。 地理中部カリフォルニアはその言葉の使い方によって幅広い定義があり得る。ある場合には緯線で州内を北部、中部、南部に分けている。またある場合は郡境の線あるいは水流を境界にしている。またあるものはサンホアキン・バレーを広く取り、セントラルバレーの大きな部分を含めている。セントラルコーストが狭くとられるかあるいは含めない定義もある。 中部カリフォルニアの一般的な最も広い定義は緯度でカリフォルニア州を3分したものの中央である。この場合の南限は北緯35度41分となり、モントレー郡、キングス郡およびトゥーレアリ郡の南側郡境が作る州を東西に横切る線とほぼ一致している。北限は北緯38度51分であり、サクラメント都市圏の直ぐ北にあたる。しかし、サンフランシスコ・ベイエリアとサクラメントおよびストックトン都市圏は州内北部の都市集中部としてグループ化され、伝統的に北カリフォルニアに属すると考えられている。したがってこれら都市圏より南が中部カリフォルニアとする定義が受け容れられやすいものである。 郡中部カリフォルニアには次の10郡が含まれるが、サンホアキン・バレーの南部が入っているカーン郡を加えることもある。 都市中部カリフォルニアにある下記の都市と町は地域の人口集中部あるいは郡庁所在地である。 小区域以下の区域はその全体が中部カリフォルニアに含まれるものである。
以下の区域はその一部が中部カリフォルニアに含まれるものである。
教育中部カリフォルニアはこの20年間で10年間に1校ずつ新しい大学が開校した。 カリフォルニア大学は2005年にマーセド市の東側にマーセド校を開校した。 カリフォルニア州立大学は地域内にモントレー湾、スタニスラウスおよびフレズノの3キャンパスがあり、モントレー湾校は1994年にオード砦の陸軍基地跡に、スタニスラウス校は1957年にターロック市に、フレズノ校は1911年のそれぞれ開校である。 サンホアキン法科カレッジは私立の非営利法科学校であり、クロビスにある。 フレズノ太平洋大学はフレズノ市にある私立大学である。 海軍大学院と国防総省語学学校はモントレーにある。 次のコミュニティ・カレッジが地域内にある[1]。
マデラ、マリポサ、サンベニト各郡にはコミュニティ・カレッジが無い 交通主要高規格道路地域内の主要高規格道路の多くは南北方向に山脈を回って走っている。州間高速道路5号線とカリフォルニア州道99号線はサンホアキン・バレーの幹線道路である。アメリカ国道101号線と州道1号線は海岸部の幹線道路である。
鉄道地域内の旅客鉄道はアムトラックのコースト・スターライトとサン・ホアキンがある。 カリフォルニア高速鉄道が計画中である。建設されればサンフランシスコとサンノゼからロサンゼルスの区間でフレズノとマーセドに停車駅ができる。 貨物列車はユニオン・パシフィック鉄道とBNSF鉄道が地域内で運行している。 航空主要航空線と地域線はフレズノ・ヨセミテ国際空港とモントレー半島空港で利用できる。地域航空路はモデスト市郡空港、マーセド市民空港およびバイセイリア市民空港で利用できる。 一般用途空港は10郡全てにある。その中でも大きなものは軍用基地を民間に転用したものである。
現役の軍用基地はキングス郡のアメリカ海軍リムーア航空基地がある。 様々な中部カリフォルニア以下では中部カリフォルニアの様々な定義を集めてある。 次の郡は中部カリフォルニアあるいはカリフォルニア州の中央であると自己宣伝している。 以下の定義は影響力ある組織によるものである。
脚注
参考文献
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