三立製菓株式会社(さんりつせいか)は、静岡県浜松市中央区に本社を置く日本の菓子メーカー。カンパンや源氏パイで知られる。
また、前身企業は1883年(明治16年)に日本で最初に氷砂糖を製造した。
主な製品
- カンパン - 自衛隊の戦闘糧食に制式採用されている[要出典]他、民間でも防災用非常食として広く用いられている(モンドセレクション 1985年 ゴールドメダル受賞)。
- 保存用ビスケット - 官公庁・自治体や一般企業・学校向けの緊急災害時の際の備蓄用食糧として受注生産。一般の販売は行っていない。
- 非常食セット - 大型カンパン9包、缶入りカンパン5缶、缶入りミネラルウォーター5缶、缶入り蜂蜜2缶がセットになった製品。通信販売向けに生産。
- 源氏パイ - 1965年発売のハート型のパイ菓子。ミニサイズもある(モンドセレクション 1969年、1982年〜1986年 金賞受賞)。
- 平家パイ - 洋酒漬けしたレーズンをトッピングした四角いパイ菓子。2012年にそれまでの「レーズンパイ」から商品名を変更した。
- かにぱん - 1974年発売のかにの形をしたカットパン。
- かにビス - かにの形をした発酵ビスケット。
- トランプ - 1953年発売のビスケット地で作ったスナック菓子。2024年3月生産終了[2]。
- チョコバット - 棒状のパン生地にチョコレートをコーティングした菓子。
- クックダッセ - 1979年発売のクリームをサンドしたクッキー。
- フィガロ - クッキーとパイの詰合せギフト商品。
- 源氏パイ ピアノブラック - チョコレートを練り込んだ源氏パイ。静岡限定。2012年発売。
- サクッテ - 2019年発売のほんのり塩が効いたパイ生地で焼チョコを包んだ菓子。
- 1本チョコレートパイ - 大人向け食べきり菓子で、ほんのりビターなチョコレートをさっくりパイで包んだ、焼きチョコ風のチョコレートパイ。
歴史
- 1921年(大正10年)- 創業
- 1924年(大正13年)- 浜松に完成した工場でビスケットの生産を開始
- 1937年(昭和12年)- 乾パンの生産を開始
- 1953年(昭和28年)- 製品「ギンナン」・製品「トランプ」を発売
- 1954年(昭和29年)- 乾パンが「食糧庁長官賞」を受賞
- 1959年(昭和34年)- 製品「カンパン」・製品「サンリツパン」を発売
- 1963年(昭和38年)- 製品「サロンパイ」を発売 ※日本の業界で初めてパイ量産化に成功
- 1964年(昭和39年)- 製品「チョコバット」を発売
- 1965年(昭和40年)- 製品「源氏パイ」を発売
- 1969年(昭和44年)- 製品「源氏パイ」が第8回モンドセレクションで金賞を受賞
- 1971年(昭和46年)- 創業50周年、関連会社「リンドマン株式会社」設立
- 1972年(昭和47年)- 製品「缶入カンパン」を発売
本社を浜松市常盤町から同市東田町へ移転(なお旧本社跡地は、仮設のマンションの展示場として利用された後に遠州病院が移転)
- 2006年(平成18年)- 浜松市東地区(一部)における住居表示の実施に伴い、本社住所を浜松市中央一丁目へ変更
- 2007年(平成19年)- 浜松市の政令指定都市移行に伴い、本社住所を浜松市中区中央一丁目へ変更
- 2024年(令和6年)- 浜松市の行政区再編に伴い、本社住所を浜松市中央区中央一丁目へ変更
事業所
脚注
関連項目
外部リンク
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