リムルルリムルル プロフィール
リムルルは、SNKの対戦型格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズに登場する架空の人物。 概要ナコルルの妹である。姉思いの少女であり、常に姉の身を案じたり手助けすることを考えている。冷静な姉とは対照的に活発でやんちゃな性格。 初登場作品は『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』で、非プレイヤーキャラクターとして、ナコルルステージの背景およびナコルルのエンディングに登場した。この際にプロフィールが設定されているが、後にプレイヤーキャラクターとして登場したときのものとは、身長や年齢などに矛盾が含まれている。ナコルルステージの背景で熊に抱えられていたことから、プレイヤーキャラクターとして登場する旨の情報が公開された当時は、ゲーム雑誌などで「熊を連れて戦うのでは?」と推測される事が多かった。 正式にプレイヤーキャラクターとして登場したのは『サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』(以下『斬紅郎無双剣』)である。彼女もナコルルと同様に巫女の力を有しているとされ、氷の精霊「コンル[注 1]」を連れて戦う。 『斬紅郎無双剣』のみ、ナコルルと同様に修羅と羅刹で顔の表情が異なる勝利デモが用意されている。ゲームの勝利デモは表情以外は変わらないが、『斬紅郎無双剣』の設定資料では性格や髪の長さもやや異なっている[注 2]。 性格は『アスラ斬魔伝』のみ明確に設定が分かれており、羅刹はこれまでのようにやんちゃで活発、修羅は甘えん坊で心配性と差別化された[2]。『アスラ斬魔伝』のOVA版は全員修羅を基本として登場した為、リムルルも修羅のデザインで登場するが、性格はこれまでのようなリムルルっぽさを出すためか、ほぼ羅刹リムルル寄りの性格となっている。 『サムライスピリッツ新章〜剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃〜』(以下『甦りし蒼紅の刃』)のシナリオでは、『アスラ斬魔伝』の後、ナコルルとリムルルの二人の光の巫女が合わさった時の力を危険視した朧がどちらか一方の巫女を消すことを企て、リムルルの方が朧に襲われた。しかし朧に襲われる直前にコンルがリムルルを氷塊で包み身体を守護した。リムルルはそのままコンルに凍結され、その状態のまま朧に離天京内に20年間封印された。その後の20年後の世界が『甦りし蒼紅の刃』の舞台となっており、そこでリムルルは、ナコルルとナコルルに導かれた覇王丸達によって助け出された。『甦りし蒼紅の刃』ではプレイヤーキャラクターとして操作することは出来ないが、上述のシナリオ部分に登場するのと、ミニゲームの相手役やアタックモード(様々な課題をクリアしていくモード)のナビゲーター役を務める。 戦いの旅に出る理由の多くは「姉より先に元凶を倒そう」とするもので、『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』(以下『天下一剣客伝』)のエンディングでは姉が戦いに出なくて良いようにと「争いのない平和な世界」を望んだ。 『斬紅郎無双剣』と『天草降臨』では自身が未熟ながらも、自然を乱す天草四郎時貞を倒すために旅立つ。 『真サムライスピリッツ』〜『甦りし蒼紅の刃』まで、ナコルルとの血縁に関して肉親であるか否かについて触れられた事は無かったが、『サムライスピリッツ零』(以下『零』)のエンディングではナコルルとは血が繋がっていないという描写がある。 派生作品『ナコルル〜あのひとからのおくりもの〜』に於いてはリムルルはナコルルに対して「血のつながった家族である」とされているが、この作品は販売会社が『サムライスピリッツ』シリーズの「SNK(SNKプレイモア)」と違い「インターレッツ」の作品であること、姉妹の血縁関係にとどまらず、ナコルル、リムルルの祖父母の設定や、語られる結末部分が本筋の『サムライスピリッツ』シリーズとは矛盾点が複数存在してる点から、この作品は『サムライスピリッツ』本編とは別の派生作品、パラレルワールドに位置する。 キャラクターデザインナコルルのエンディングで初登場した際の風貌は、黒髪のショートカットに赤い大きなリボン、青色のアイヌ服であった。プレイヤーキャラクターとなってからは、髪色が濃いめの茶色のショートカットに、濃い茶色の瞳に変更されている。 衣装はナコルルと同様にアイヌの着物を着用しているが、頭部の装飾が大きく違い、ナコルルの後頭部で結ばれた大きなリボンに対し、リムルルはアイヌのマタンプシ(アイヌ模様の入った鉢巻)に近いもので、太い二本の鉢巻をおでこと後頭部に巻きつけ、頭の両サイドで2本の鉢巻を結んでいる。これは全シリーズでも共通している。 衣装の色はナコルルの赤系統のカラーリングに対し、リムルルは青系統を基本とするカラーリングである。 初めてプレイヤーキャラクターとなった『斬紅郎無双剣』、次作の『サムライスピリッツ 天草降臨』(以下『天草降臨』)での服装デザインは、上述の鉢巻き以外は、手甲の形やデザインなど細部に違いがあるが、ナコルルと色違いのほぼ同一の衣装である。 『サムライスピリッツ〜侍魂〜』(以下『侍魂』)にて衣装が大幅にデザインが変更され、トレードマークであった鉢巻はそのままに、青い上着と膝丈の袴姿となり、髪型は活発さとボーイッシュさが増したショートカットヘアになった。その後のシリーズでもマイナーチェンジを繰り返されるが、『侍魂』の髪型や衣装のデザインラインは維持されている。例外は『サムライスピリッツ2〜アスラ斬魔伝〜』(以下『アスラ斬魔伝』)の修羅で、ショートボブの髪型に長袖の着物と長ズボンを着用し、ナコルルと同じように後頭部に青い大きなリボンをつけており、これまでの活発さやボーイッシュさといったこれまでの特徴がほとんど抜けている。キャラクターイラストの表情も羅刹よりやや大人しめになっている。 『SAMURAI SPIRITS(2019)』では、『侍魂』以降のデザインを踏襲しつつも靴がボアブーツのようなものに変更され、背中には毛皮の外套を付けている。 武器
技の解説※一部< >内はアイヌ語に直訳したもの[注 3]。実際のアイヌ語に照らしたとき文法の誤りも見られるので注意。『SAMURAI SPIRITS (2019)』では、一般的な捨て仮名以外は大文字で表記されるようになっている(例:コンル シラル →コンル シラル)。 必殺技
武器飛ばし技など
キャスト
関連人物脚注注釈出典
参考文献
関連項目 |