ミヤコーバス石巻営業所(ミヤコーバスいしのまきえいぎょうしょ)は、宮城県石巻市東中里一丁目1-1にあるミヤコーバスの営業所。統合前は宮交石巻バスの本社営業所であった。
沿革
事業所
廃止事業所
- 石巻案内所
- 宮城県石巻市中央三丁目
- 2000年廃止、中央三丁目停留所に改称。
- 仙北鉄道石巻営業所が起源
- 女川車庫
- 宮城県牡鹿郡女川町宮ケ崎字宮ケ崎65-9
- 折り返し待機のみ。以前は車両を留置し現地出勤(電話点呼)で対応していたが、現在は石巻営業所から回送による送り込みになっている。待合室も使われていない。
- 飯野川車庫
- 宮城県石巻市相野谷飯野川町208-1
- 折り返し待機のみとなり旧建屋は解体されたが、簡易トイレと待合室が設置されている。
- 鮎川車庫
- 宮城県石巻市鮎川浜湊川51(牡鹿公民館前バス停)
- 鮎川港行のバスが折り返し待機する場所になっていた。東日本大震災の津波で破壊され、2015年5月現在建物は残っていない。
- 鮎川待合所(鮎川大町)
- 宮城県石巻市鮎川浜北28
- 旅館(休業中)の1階部分を窓口及び待合室としていた。こちらも東日本大震災の津波により破壊され、2015年5月現在建物は残っていない。
- 雄勝車庫
- 宮城県石巻市雄勝町下雄勝三丁目32
- 2008年4月より使用されなくなった。2009年1月現在、建屋は解体され資材置場になっている。
- 大須車庫(大須浜)
- 宮城県石巻市雄勝町大須船隠1-5
- 2008年4月より路線移管され使用されなくなった。
- 矢本車庫
高速バス所管路線
路線バス所管路線
河南線 (旧広渕線)
河北線 (旧三陸線)
- 石巻あゆみ野駅 - のぞみ野四丁目 - イオンモール石巻 - 日赤病院 - 谷地中前 - 鹿又駅前 - 二子団地 - 上品の郷 - 飯野川
- 2018年(平成30年)10月1日 - 路線再編に伴い、旧三陸線(後述)の代替として運行開始[1]。
石巻専修大学線 (旧開北線)
- 石巻駅前 - 石巻営業所 - 開北橋 - 石巻商業高校入口 - 総合運動公園 - 石巻専修大学 - ルネッサンス館 - 飯野川
- 2018年(平成30年)10月1日 - 旧河北町内の一部経路を変更(ビッグバン経由を廃止)[1]。
門脇山下線 (旧石巻市内線)
- 石巻駅前 - 山下二丁目 - 日本製紙前 - 門脇五丁目 - いしのまき元気市場 - 石巻駅前
- 2011年の東日本大震災以降、石巻市内線(門脇先回り)は運休していた。
- 2017年(平成29年)8月7日 - 門脇地区の経路を変更[7]。
- 2018年(平成30年)10月1日 - 日中の便がいしのまき元気市場に乗り入れ開始[1]。
- 2023年(令和5年)10月1日 - 門脇先回りの運行を再開[8]。
中里線
- 石巻駅前 - 石巻営業所 - 中里二丁目 - 新境町 - 向陽町三丁目 - イオンモール石巻 - のぞみ野四丁目 - 石巻あゆみ野駅
- 2018年(平成30年)10月1日 - 終点を日赤病院から石巻あゆみ野駅に変更[1]。
石巻免許センター線
- 石巻駅前 - 山下二丁目 - 上野町 - 大街道新橋 - 石巻運転免許センター - 石巻西高校 - 石巻あゆみ野駅 - のぞみ野四丁目 - イオンモール石巻 - 日赤病院
- 2017年(平成29年)1月30日 - 石巻あゆみ野駅と復興住宅団地「のぞみ野団地」への乗り入れに伴い、運行経路と時刻を変更[9][10]。
- 2018年(平成30年)10月1日 - 石巻駅前 - 石巻運転免許センター - イオンモール石巻 - 日赤病院間の運行となり、循環運行を終了[1]。
女川線
- 石巻駅前 - 湊町二丁目 - 栄田 - 渡波駅前 - 女川駅前 - 女川運動公園前
- 2008年と2010年に一部区間を廃止している(後述)。
- 2011年の東日本大震災以降、終点を女川日水前から女川運動公園に変更。また、女川町中心部から先、指ヶ浜までの運行を休止。
- 2015年(平成27年)3月21日 - 新女川駅開業に伴い女川町内の運行経路を変更[11]。
- 2020年(令和2年)9月11日 - 内海橋架け替えに伴い、往復とも内海橋経由となる[4]。
鹿妻線
- 石巻駅前 - (いしのまき元気市場 -) 湊町二丁目 - 鹿妻 - さくら町東 - イオンスーパーセンター石巻東店
- 2017年(平成29年)10月1日 - 運行開始[6]。
- 2018年(平成30年)10月1日 - 日中の便がいしのまき元気市場に乗り入れ開始[1]。
- 2020年(令和2年)9月11日 - 内海橋架け替えに伴い、往復とも内海橋経由となる[4]。
鮎川線
- 石巻駅前 - 湊町二丁目 - 栄田 - 渡波駅前 - 万石橋 -(サンファンパーク - )蛤浜 - 月浦 - 荻浜 - 大原 - 牡鹿公民館前 - 鮎川港
- イオンスーパーセンター石巻東店 - 渡波駅前 - 万石橋 -(サンファンパーク - )蛤浜 - 月浦 - 荻浜 - 大原 - 牡鹿公民館前 - 鮎川港
- 2011年の東日本大震災以降、終点が鮎川港(金華山フェリーのりば)から手前の牡鹿公民館に変更されていたが、2012年1月10日から鮎川港までの運行に戻った。
- 2018年(平成30年)10月1日 - 日中の便がイオンスーパーセンター石巻東店発着に変更[1]。
- 2020年(令和2年)9月11日 - 内海橋架け替えに伴い、往復とも内海橋経由となる[4]。
石巻日赤線 (旧日赤渡波線)
- 石巻駅前 - 蛇田 - (イオンモール石巻 - )向陽町三丁目 - 日赤病院
- 土曜・日曜・祝日運休。
- 2018年(平成30年)10月1日 - 旧日赤渡波線の石巻駅前以西を石巻日赤線として運行開始[1]。
- 2023年(令和5年)10月1日 - 日中の便をイオンモール石巻経由とする[8]。
蛇田線
- (いしのまき元気市場 - )石巻駅前 - 蛇田 - イオンモール石巻 - のぞみ野四丁目 - 石巻あゆみ野駅 - 石巻西高校 - 石巻運転免許センター - 石巻あゆみ野駅南
- 2018年(平成30年)10月1日 - 河南線のイオンモール石巻発着便を石巻あゆみ野駅に延伸する形で運行開始[1]。
- 2020年(令和2年)9月11日 - 石巻あゆみ野駅 - 石巻あゆみ野駅南間延伸[4]。
石巻渡波線
- 石巻駅前 - 石巻営業所 - 湊町二丁目 - 栄田 - 渡波駅前 - イオンスーパーセンター石巻東店
石巻市内周遊線
- 石巻駅前 → 総合運動公園前 → いしのまき元気いちば → 門脇五丁目 → いしのまき元気いちば → 石巻駅前
廃止路線
女川町内線
- 女川日水前 - 女川海岸 - 高白 - 塚浜 - 小屋取
十三浜線
- 上品の郷 - 飯野川 - 白浜 - 相川 - 神割崎入口
- 2008年(平成20年)3月31日 - 廃止。翌日より石巻市北上地区住民バス(運行受託:松山観光バス)に移管。
雄勝線
- 飯野川 - 赤柴 - 鳥屋森 - 尾の崎
- 飯野川 - 釜谷入口 - 雄勝 - 立浜 - 大須浜
- 2008年(平成20年)3月31日 - 廃止。翌日より石巻市河北地区住民バス(運行受託:富士観光・富士タクシー(尾の崎系統)、雄勝タクシー・やまたけタクシー(大須浜系統))に移管。
女川線
- 明神 - 名振 - 船越 - 大須浜
- 2008年(平成20年)3月31日 - 廃止(路線縮小)。翌日より石巻市雄勝地区住民バス(運行受託:雄勝タクシー・やまたけタクシー)に移管。
- 指ヶ浜 - 雄勝公民館 - 雄勝 - 明神
- 2010年(平成22年)3月31日 - 廃止。翌日より女川駅前起点の住民バスに移管。
桃生線
- 桃生総合支所 - 五十五人 - 上品の郷 - 飯野川
- 2008年(平成20年)4月1日 - 佐沼線(豊里車庫 - 上品の郷)を区間変更し、桃生線に改称。運行担当を佐沼営業所→石巻営業所に変更。
- 2010年(平成22年)3月31日 - 廃止。翌日より住民バスに移管。
- 土曜・日曜・祝日は全便運休であった。
三陸線 ◎
- 石巻営業所 - 石巻駅前 - 新境町 - 日赤病院 - 本鹿又 - 鹿又駅前 - 大谷地農協前 - 上品の郷 - ビッグバン - 飯野川
- 2018年(平成30年)10月1日 - 廃止[1]。
日赤渡波線
- 石巻駅前 → 石巻営業所 → 湊町二丁目 → 石巻女子商業高校前 → 渡波仲町 → 渡波駅前 → 石巻女子商業高校前 → 湊町二丁目 → 石巻駅前(ここ止まりの便あり) → 蛇田 → 日赤病院
- 日赤病院 → 蛇田 → 石巻駅前 → 石巻営業所 → 湊町二丁目 → 石巻女子商業高校前 → 渡波仲町 → 渡波駅前 → 石巻女子商業高校前 → 湊町二丁目 → 石巻駅前
- 日赤病院 - 蛇田 - 石巻駅前 - 石巻営業所
- 2018年(平成30年)10月1日 - 廃止[1]。
渡波線
- 石巻駅前 - (石巻営業所→) 湊町二丁目 - 鹿妻 - 原 - 渡波駅前
- 土曜・日曜・祝日は全便運休であった。代車運行時を除き小型車(三菱ふそう・エアロミディMJ)で運行していた。
- 2017年(平成29年)10月1日 - この日より石巻駅前行も(他路線と同様)内海橋経由(石巻営業所を経由しない)となる。
- 2018年(平成30年)10月1日 - 廃止[1]。
運行受託路線
石巻市「荻浜地区住民バス」
- 日赤病院 - 石巻駅前 - 石巻女子商業高校前 - 万石橋 - 小竹浜 - 折浜 - 蛤浜 - 荻浜 - 東浜小学校前 - 福貴浦
- 荻浜地区住民バス運行協議会がバス運行を企画し、2019年3月31日までミヤコーバスに運行委託していた。
- 一部区間では鮎川線と同じルートを走っている。
- 東日本大震災発生前までは利用対象者が協議会加入者に限定され、一般客の乗車はできなかったが、2011年12月の運行再開からは1乗車100円均一として一般客の乗車もできるようになった。
- 2019年4月1日より委託者が畳石観光に変更され、これに伴い元日以外毎日1日2往復の運行から月・水・金曜日の平日のみ1日1往復に減便され、さらに福貴浦を基準とするダイヤに改められたことから、石巻市街側から住民バスを利用してその日のうちに福貴浦まで往復することはできなくなった。また1乗車100円均一を改め、200~500円の区間制運賃が導入されている[13]。
石巻仮設住宅循環線
- 石巻駅前 - 石巻営業所 - 水明郵便局 - 開北橋 - ルネッサンス館 - 総合運動公園前 - 日赤病院 - 蛇田 - 石巻駅前
車両
特急仙台石巻線では三菱・日野・いすゞが使用され、宮城交通(本体)からの移籍車のほか、新車も投入されている。
一般路線バスは2019年9月末時点[15]ではすべて中型バスと小型バスで運行され、三菱・日野・いすゞの3メーカーの車両が在籍している。2010年代前半は震災復興支援のため都営バスから移籍した日野中型車が主力となっていたが、その後は経年のため置き換えられ、名鉄バス・京王バス・立川バスから移籍した車両や自社発注の車両が中心の陣容となっている。また日野の1台は震災復興支援のため神姫バスから移籍した中型ノンステップ車で、社名を書き換えた以外は車両内外とも神姫時代のままで使用されている[16]。
参考資料
- 全国乗合自動車総覧(1934年、鉄道省)
- 仙北鉄道社史(1959年、仙北鉄道社史編纂委員会)
- 宮城バス社史(1970年、宮城バス社史編纂委員会)
- 宮城交通設立10周年記念乗車券、シリーズVI宮城交通沿革と旧各社社章(1981年、宮城交通)
脚注
外部リンク