ブルックス郡 (ジョージア州)
ブルックス郡(ブルックスぐん、英: Brooks County)は、アメリカ合衆国ジョージア州の南部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は16,243人であり、2000年の15,398人から6.8%増加した[1]。郡庁所在地はクイットマン市(人口3,850人[2])であり、同郡で人口最大の都市でもある。 歴史ブルックス郡となった地域の初期開拓者は1570年頃にフロリダから到着したスペイン人伝道師達だった。 ブルックス郡は1858年12月11日に、ジョージア州議会の法によって、ラウンズ郡とトーマス郡の一部を合わせて設立された。郡名は、1856年にアメリカ合衆国上院議場で、奴隷制度反対論者のチャールズ・サムナー上院議員を杖で撃ち、失神させたことで南部中に喝采を博したプレストン・ブルックス下院議員に因んで名付けられた。 南北戦争のとき、アメリカ連合国のための主要な食糧生産地であり、「南部のパン籠」と呼ばれた。プランテーション・トレース観光地域に入っている。 ブルックス郡庁舎ブルックス郡庁舎はジョン・ワインドが設計し、1864年にクイットマン市スクリーブン通り東1番に建てられた。郡の役人はアメリカ連合国の金で14,958ドルを払ったが、この通貨は間もなく価値が無くなり、郡にとっては幸運な結果になった。 ブルックス郡博物館と文化センターブルックス郡博物館と文化センターはクイットマン市カルペパー北121番にあり、元は図書館だった。文化センターでは年間を通じて音楽、芸術、料理などの行事がある。 地理アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は497.77平方マイル (1,289.2 km2)であり、このうち陸地493.62平方マイル (1,278.5 km2)、水域は4.15平方マイル (10.7 km2)で水域率は0.83%である[3]。郡の東部境界はウィズラクーチー川であり、この川はおよそ100マイル (160 km) を流れている。南側境界は25マイル (40 km) にわたってフロリダ州との州境が東西に伸びている。ただし最東部は約1マイル (1.6 km) 離れた飛び地になっている。この飛び地は広さ350エーカー (1.4 km2) あり、フロリダ州との州境はほぼ2マイル (3 km) ある。北西隣のコルキット郡とは東西方向に10マイル (16 km)と南北方向に3マイル (4.8 km) の境界線で接している。郡内には2,000エーカー (8.1 km2) 以上の土地19か所と、5,000エーカー (20 km2) 以上の土地2か所を含め1万以上の区画がある。郡内にニオイベンゾイン、アメリカトキコウ、イースタンインディゴヘビなど絶滅が危惧される植物や動物がいる。 主要高規格道路アメリカ国道
ジョージア州道鉄道ジョージア自転車道10号線ジョージア自転車道10号線は州内に14本ある自転車道の1つである。10号線の長さは246マイル (394 km)、西のセミノール湖から東のジェキルアイランドまで。郡内は東西に約27.3マイル (43.7 km) あり、クイットマン中心街を通る。 空港ブルックス郡空港 (4J5) 滑走路長 5,000フィート (1,500 m) Lights, CTAF 122.9 FSS Macon 122.4 [5] 隣接する郡
人口動態
郡政府ブルックス郡政府は5人の委員で構成される郡政委員会である。委員会が出す指針の下に、郡管理官、保安官、税担当官、司法制度、およびその他の委員会や機関が動いている。 レクリエーションブルックス郡は野生動物が多くいることで知られている。ウズラ、ハト、カモやシカが野原や森に溢れている。また多くの湖や水流が優れた釣り場であり、一般に公開されている。 病院ブルックス郡病院はアーチボルド医療センターに属し、25床の施設である[6]。1935年に設立されており、現在は24時間救急対応施設である。 都市と町法人化自治体
未編入の町
脚注
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