フリジア語
フリジア語(フリジアご、Frysk、東フリジア語: Fräiske、オランダ語: Fries、ドイツ語: Friesisch、英語: Frisian)は、オランダのフリースラント州周辺およびドイツの北海沿岸にまたがるフリースラントで用いられる言語である。インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派の西ゲルマン語群アングロ・フリジア語群に属する。フリース語、フリスク語、フリースラント語、フリースランド語 とも呼ばれる。 概要英語と共にアングロ・フリジア語群に属す言語だが、英語とフリジア語の意思疎通は不可能である。中英語から分離したスコットランド語を除けば、現在使われている言語の中では、英語と共通点を持ち、最も英語に近い言語とされる。単語には古英語とアングロ・サクソン人の言語古フリジア語の面影が強く残っているとされる。 言語学的にはオランダ語や低ザクセン語等の低地ドイツ語とは語群以下のレベルで系統が異なるにもかかわらず、長年にわたる接触と交流のために外見上はオランダ語や低地ドイツ語に似てきており[1]、オランダ語の方言のひとつと見なされることも多く、オランダ語・フリジア語が互いに意思疎通が可能だとされている。名前が紛らわしいが、オランダ語の西フリースラント方言や、低地ドイツ語の東フリースラント方言とは別の言語である。 時代区分近隣のゲルマン語派に合わせて次のように区分する例がある[1]。
下位分類フリジア語は、以下の3つの言語(または方言)に分類される。西フリジア語の話者が最も多く、フリジア語といえば西フリジア語のことを指す場合もある。
文献・書籍
脚注関連項目外部リンク
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