Share to: share facebook share twitter share wa share telegram print page

 

フランシスコ・セルンドロ

フランシスコ・セルンドロ
Francisco Cerúndolo
2023年モンテカルロ・マスターズでのセルンドロ
基本情報
国籍 アルゼンチンの旗 アルゼンチン
出身地 ブエノスアイレス
生年月日 (1998-08-13) 1998年8月13日(26歳)
身長 185cm
体重 80kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2019年
ツアー通算 3勝
シングルス 3勝
生涯獲得賞金 5,671,619アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2023)
全仏 4回戦(2023・2024)
全英 2回戦(2023)
全米 2回戦(2023・2024)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 1回戦(2023・2024)
全仏 1回戦(2022)
全英 1回戦(2022・2023)
全米 1回戦(2024)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 19位(2023年6月19日)
ダブルス 203位(2022年10月31日)
獲得メダル
男子 テニス
南アメリカ競技大会
2018 コチャバンバ シングルス
2024年12月21日現在

フランシスコ・セルンドロFrancisco Cerúndolo, 1998年8月13日 - )は、アルゼンチンブエノスアイレス出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス19位、ダブルス203位。これまでにATPツアーでシングルス3勝を挙げている。身長185cm、体重80kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

選手経歴

2019-2020年 ATPツアー初出場

2019年、アルゼンチン・オープンにワイルドカードで出場し、ATPツアー初出場を果たす。1回戦でギド・ペラに敗れた[1]

2020年のアルゼンチン・オープンにもワイルドカードで出場したが、1回戦でラスロ・ジェレに敗れた。

2021年 ATPツアー初の決勝進出、グランドスラム、オリンピック初出場

2021年1月、全豪オープン予選に出場した際に新型コロナウイルスに感染した[2]

アルゼンチン・オープンでは予選通過者として出場し、ATPツアーで初となる決勝に進出。当時ATPランキング9位のディエゴ・シュワルツマンに敗れ、準優勝となった。同大会で予選通過者が決勝に進出したのは2001年のホセ・アカスソ以来であり、アカスソはかつてセルンドロの父から指導されていた[3]

全仏オープンにラッキールーザーとして出場し、グランドスラム初出場を果たした。また、東京オリンピックにも出場した。

2022年 ATPマスターズ1000初出場でベスト4進出、ATPツアー初優勝、トップ30入り

アルゼンチン・オープンでベスト8に進出し、ATPランキングでトップ100入りを果たす。弟のフアン・マヌエル・セルンドロ英語版も同時にトップ100入りしており、兄弟でのトップ100入りは2019年5月のアレクサンダー・ズベレフミーシャ・ズベレフ以来だった。リオ・オープンではベスト4に進出したが、準決勝でディエゴ・シュワルツマンにストレート負けした。

マイアミ・オープンでは1回戦でタロン・フリークスポール英語版、2回戦でライリー・オペルカ、3回戦でガエル・モンフィスに勝利。4回戦では前の試合で弟のフアン・マヌエルを破ったフランシス・ティアフォーに勝利し、ベスト8に進出した。準々決勝では相手のヤニック・シナーの途中棄権により勝利し、ベスト4に進出した。当時のATPランキングは103位であり、マスターズ1000における史上最低順位でのベスト4進出となった。また、マスターズ1000初出場でベスト4に進出したのは2012年のイェジ・ヤノヴィッツ以来であった。準決勝では第6シードのキャスパー・ルードに敗れた。この活躍により、ATPランキングを52位上げて51位にランクインした。

スウェーデン・オープンでは2回戦にて、前年優勝者で第1シードのキャスパー・ルードに勝利。決勝まで勝ち上がり、セバスティアン・バエスに勝利してATPツアー初優勝を果たした[4]。2022年7月18日に更新されたATPランキングでは25位にランクインした[5]

ハンブルク・ヨーロピアンオープンでは当時ATPランキング8位のアンドレイ・ルブレフに勝利し、ベスト8に進出した[6]

デビスカップにアルゼンチン代表で出場し、ヤニック・シナー、ボルナ・チョリッチに敗れた。

2023年 グランドスラム初勝利、トップ20入り

初出場した全豪オープンにてグランドスラム初勝利を記録し、3回戦に進出した。

マイアミ・オープンでは3回戦で、2週間前のBNPパリバ・オープンで敗れたフェリックス・オジェ=アリアシムに勝利し、ベスト8に進出した。

バルセロナ・オープンでは3回戦で、当時ATPランキング3位のキャスパー・ルードに勝利してベスト8に進出した。イタリア国際では呉易昺グレゴイレ・バレリ英語版、当時ATPランキング8位のヤニック・シナーに勝利し、マスターズで2度目のベスト8に進出した。リヨン・オープンでは決勝に進出し、アルトゥール・フィスに敗れ準優勝となった[7]

全仏オープンでは3回戦で第9シードのテイラー・フリッツに勝利し、グランドスラムで初の4回戦進出を果たした。4回戦ではホルガ・ルーネに敗れた。6月12日に更新されたATPランキングにてトップ20入りを果たした。

イーストボーン国際にてATPツアー2度目の優勝を果たす。ウィンブルドン選手権では1回戦でヌーノ・ボルゲス英語版に勝利した。

連覇を目指して出場したスウェーデン・オープンでは準決勝でアンドレイ・ルブレフに敗れた[8]

全米オープンでは1回戦でザカリー・スバイダ英語版に勝利し、同大会初勝利を記録。パリ・マスターズでは3回戦に進出した。

2024年 ATP500で3度目のベスト4進出、ATPツアー通算100勝

全豪オープンでは2回戦で敗退した。

リオデジャネイロ・オープンでは第4シードとして出場し、ベスト4に進出した。クロアチア・オープンではロレンツォ・ソネゴ、第1シードのアンドレイ・ルブレフに勝利して決勝に進出。決勝ではロレンツォ・ムゼッティに勝利して優勝した[9]。約24時間後にはパリオリンピックで初勝利を記録した。

パリ・マスターズの2回戦で第6シードのアンドレイ・ルブレフに勝利し、ATPツアー通算100勝を記録した[10]

成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

シングルス

グランドスラム大会

大会 2021 2022 2023 2024 通算成績
全豪オープン Q2 Q1 3R 2R 3–2
全仏オープン 1R 1R 4R 4R 6–4
ウィンブルドン Q3 1R 2R 1R 1–3
全米オープン Q3 1R 2R 2R 2–3

大会最高成績

大会 成績
ATPファイナルズ A 出場なし
インディアンウェルズ 3R 2023・2024
マイアミ SF 2022
モンテカルロ 2R 2023・2024
マドリード QF 2024
ローマ QF 2023
カナダ 2R 2023
シンシナティ 1R 2022・2023・2024
上海 4R 2023
パリ 3R 2023・2024
オリンピック 3R 2024

ATPツアー決勝進出結果

シングルス:3勝2敗

大会カテゴリ
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–0)
オリンピック (0–0)
ATPツアー500 (0–0)
ATPツアー250 (3–2)
サーフェス別タイトル
ハード (0–0)
クレー (2–2)
芝 (1–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2021年3月8日 アルゼンチンの旗 アルゼンチン クレー アルゼンチンの旗 ディエゴ・シュワルツマン 1-6, 2-6
優勝 1. 2022年7月17日 スウェーデンの旗 スウェーデン クレー アルゼンチンの旗 セバスティアン・バエス 7-6(7-4), 6-2
準優勝 2. 2023年5月27日 フランスの旗 リヨン クレー フランスの旗 アルトゥール・フィス 3-6, 5-7
優勝 2. 2023年7月1日 イギリスの旗 イーストボーン アメリカ合衆国の旗 トミー・ポール 6-4, 1-6, 6-4
優勝 3. 2024年7月27日 クロアチアの旗 クロアチア クレー イタリアの旗 ロレンツォ・ムゼッティ 2-6, 6-4, 7-6(7-5)

脚注

  1. ^ David Ferrer and Felix Auger-Aliassime grab Buenos Aires invitations”. Tennisworldusa.org (8 February 2019). 2024年12月21日閲覧。
  2. ^ Australian Open qualifiers halted mid-match to tell player he had Covid-19”. TheGuardian.com (12 January 2021). 2024年12月21日閲覧。
  3. ^ Qualifier Cerúndolo Clinches First ATP Final In Buenos Aires”. ATP Tour (6 March 2021). 2024年12月21日閲覧。
  4. ^ Francisco Cerundolo Overcomes Sebastian Baez for Maiden Title in Bastad”. ATP Tour. 2024年12月21日閲覧。
  5. ^ Tennis.com. “Ranking Reaction: Cerundolo, Cressy break into Top 30, Top 40 after capturing first ATP titles” (英語). Tennis.com. 2024年12月21日閲覧。
  6. ^ Red-Hot Francisco Cerundolo Upsets Rublev, Extends Winning Run In Hamburg”. ATP Tour. 2024年12月21日閲覧。
  7. ^ French teen Arthur Fils beats Francisco Cerúndolo to clinch first ATP title in Lyon | Flashscore.com”. www.flashscore.com. 2024年12月21日閲覧。
  8. ^ Rublev battles past Cerundolo to reach the final of the Nordea Open”. Tennis Majors (2023年7月22日). 2024年12月21日閲覧。
  9. ^ Tennis.com. “Lorenzo Musetti & Francisco Cerundolo to play for Umag title, then dash to Paris Olympics” (英語). Tennis.com. 2024年12月21日閲覧。
  10. ^ Andrey Rublev falls to Francisco Cerundolo at Paris Masters, ATP Finals qualification at risk”. Tennis.com (29 October 202). 2024年12月21日閲覧。

外部リンク

Kembali kehalaman sebelumnya