フランシスコ・セルンドロ
フランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerúndolo, 1998年8月13日 - )は、アルゼンチンのブエノスアイレス出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス19位、ダブルス203位。これまでにATPツアーでシングルス3勝を挙げている。身長185cm、体重80kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。 選手経歴2019-2020年 ATPツアー初出場2019年、アルゼンチン・オープンにワイルドカードで出場し、ATPツアー初出場を果たす。1回戦でギド・ペラに敗れた[1]。 2020年のアルゼンチン・オープンにもワイルドカードで出場したが、1回戦でラスロ・ジェレに敗れた。 2021年 ATPツアー初の決勝進出、グランドスラム、オリンピック初出場2021年1月、全豪オープン予選に出場した際に新型コロナウイルスに感染した[2]。 アルゼンチン・オープンでは予選通過者として出場し、ATPツアーで初となる決勝に進出。当時ATPランキング9位のディエゴ・シュワルツマンに敗れ、準優勝となった。同大会で予選通過者が決勝に進出したのは2001年のホセ・アカスソ以来であり、アカスソはかつてセルンドロの父から指導されていた[3]。 全仏オープンにラッキールーザーとして出場し、グランドスラム初出場を果たした。また、東京オリンピックにも出場した。 2022年 ATPマスターズ1000初出場でベスト4進出、ATPツアー初優勝、トップ30入りアルゼンチン・オープンでベスト8に進出し、ATPランキングでトップ100入りを果たす。弟のフアン・マヌエル・セルンドロも同時にトップ100入りしており、兄弟でのトップ100入りは2019年5月のアレクサンダー・ズベレフ、ミーシャ・ズベレフ以来だった。リオ・オープンではベスト4に進出したが、準決勝でディエゴ・シュワルツマンにストレート負けした。 マイアミ・オープンでは1回戦でタロン・フリークスポール、2回戦でライリー・オペルカ、3回戦でガエル・モンフィスに勝利。4回戦では前の試合で弟のフアン・マヌエルを破ったフランシス・ティアフォーに勝利し、ベスト8に進出した。準々決勝では相手のヤニック・シナーの途中棄権により勝利し、ベスト4に進出した。当時のATPランキングは103位であり、マスターズ1000における史上最低順位でのベスト4進出となった。また、マスターズ1000初出場でベスト4に進出したのは2012年のイェジ・ヤノヴィッツ以来であった。準決勝では第6シードのキャスパー・ルードに敗れた。この活躍により、ATPランキングを52位上げて51位にランクインした。 スウェーデン・オープンでは2回戦にて、前年優勝者で第1シードのキャスパー・ルードに勝利。決勝まで勝ち上がり、セバスティアン・バエスに勝利してATPツアー初優勝を果たした[4]。2022年7月18日に更新されたATPランキングでは25位にランクインした[5]。 ハンブルク・ヨーロピアンオープンでは当時ATPランキング8位のアンドレイ・ルブレフに勝利し、ベスト8に進出した[6]。 デビスカップにアルゼンチン代表で出場し、ヤニック・シナー、ボルナ・チョリッチに敗れた。 2023年 グランドスラム初勝利、トップ20入り初出場した全豪オープンにてグランドスラム初勝利を記録し、3回戦に進出した。 マイアミ・オープンでは3回戦で、2週間前のBNPパリバ・オープンで敗れたフェリックス・オジェ=アリアシムに勝利し、ベスト8に進出した。 バルセロナ・オープンでは3回戦で、当時ATPランキング3位のキャスパー・ルードに勝利してベスト8に進出した。イタリア国際では呉易昺、グレゴイレ・バレリ、当時ATPランキング8位のヤニック・シナーに勝利し、マスターズで2度目のベスト8に進出した。リヨン・オープンでは決勝に進出し、アルトゥール・フィスに敗れ準優勝となった[7]。 全仏オープンでは3回戦で第9シードのテイラー・フリッツに勝利し、グランドスラムで初の4回戦進出を果たした。4回戦ではホルガ・ルーネに敗れた。6月12日に更新されたATPランキングにてトップ20入りを果たした。 イーストボーン国際にてATPツアー2度目の優勝を果たす。ウィンブルドン選手権では1回戦でヌーノ・ボルゲスに勝利した。 連覇を目指して出場したスウェーデン・オープンでは準決勝でアンドレイ・ルブレフに敗れた[8]。 全米オープンでは1回戦でザカリー・スバイダに勝利し、同大会初勝利を記録。パリ・マスターズでは3回戦に進出した。 2024年 ATP500で3度目のベスト4進出、ATPツアー通算100勝全豪オープンでは2回戦で敗退した。 リオデジャネイロ・オープンでは第4シードとして出場し、ベスト4に進出した。クロアチア・オープンではロレンツォ・ソネゴ、第1シードのアンドレイ・ルブレフに勝利して決勝に進出。決勝ではロレンツォ・ムゼッティに勝利して優勝した[9]。約24時間後にはパリオリンピックで初勝利を記録した。 パリ・マスターズの2回戦で第6シードのアンドレイ・ルブレフに勝利し、ATPツアー通算100勝を記録した[10]。 成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし. シングルスグランドスラム大会
大会最高成績
ATPツアー決勝進出結果シングルス:3勝2敗
脚注
外部リンク
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