ドラッグ オン ドラグーン シリーズ
「ドラッグ オン ドラグーン シリーズ」(英: DRAG-ON DRAGOON series)は、スクウェア・エニックスから発売されているアクションロールプレイングゲームのシリーズ作品。ここでは、本シリーズと世界観を共有する派生作品「ニーア シリーズ」(英: NieR series)についても説明する[1]。 概要「ドラッグ オン ドラグーン シリーズ」(以下「DODシリーズ」)は、2003年9月11日にスクウェア・エニックスから発売された『ドラッグオンドラグーン』(以下『DOD1』)を第1作目とし、『ドラッグオンドラグーン2 封印の紅、背徳の黒』(以下『DOD2』)、『ドラッグオンドラグーン3』(以下『DOD3』)の計3作が発売されている。この他に『DOD1』で描かれたエンディングのひとつ、通称「新宿エンド[2]」のその後を舞台とした作品『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』が2010年4月22日に発売され、以降『ニーア オートマタ』、『ニーア リィンカーネーション』などが連なる「ニーア シリーズ」(以下「NieRシリーズ」)となる。 『DOD1』、『DOD2』、そして派生作品である『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』までの3作はキャビア(2011年にAQインタラクティブの完全子会社となって消滅)が開発を担当し、それ以降の作品は開発会社こそ異なるが、それまで『DOD1』と『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』のディレクターを担当していたヨコオタロウや「NieRシリーズ」のプロデューサーである齊藤陽介など、主要スタッフの多くは引き続きシリーズに関わっている。なお、「DODシリーズ」および「NieRシリーズ」の商標はいずれもスクウェア・エニックスが権利者となっている[注 1]。 シリーズ一覧
対応機種略称は以下の通り。
ドラッグ オン ドラグーン シリーズ
ニーア シリーズ
ゲームシステムの特徴いずれの作品も3Dのアクションロールプレイングゲームのシステムを基本とし、プレイヤーは主人公が装備する片手剣・両手剣・槍などの武器攻撃と魔法、または魔法に相当する攻撃を使用しながらフィールド上の敵と戦い、ストーリーを進める。 エンディングはマルチエンディング制が採られており、複数の結末が用意されている。各エンディングに進む条件を満たすためには周回プレイが必須であり、このほかに特定の行動を要求されるものもある。 主人公が装備できる武器にはキャラクターとは別にレベルが設定されており、敵を倒して経験値を貯める・または必要な素材を用意するなどをして強化していくと、性能の向上と共に外見が変化する。またレベルの上昇に伴いそれぞれの武器に用意された武器の由来や過去の持ち主のエピソードなどを記した「武器物語(ウェポンストーリー)」と呼ばれる読み物が解放されていく。ウェポンストーリーの要素はヨコオが原作・クリエイティブディレクターを担当するスマートフォン向けゲームアプリ『シノアリス』にも引き継がれている。 このほかに『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』を除く全ての作品にシューティングゲームパートが存在し、同パートが無い『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』においても、弾幕系シューティングを思わせる敵の攻撃が存在する。この攻撃はファンやメディアの間では「イクラ弾[4]」または「イクラ弾幕[5]」と形容され、「NieRシリーズ」の特徴となっている。実装のきっかけはシューティングゲーム好きを公言しているヨコオの「シューティングゲームを作りたい」という思いで[2][6]、『ニーア オートマタ』での実装時は開発のプラチナゲームズ内部から反対の声が上がったものの、ヨコオが強引に押し通したと語っている[4]。 ドラッグ オン ドラグーン シリーズのみの特徴
ニーア シリーズのみの特徴
設定→詳細は「ドラッグオンドラグーン3」および「ニーアオートマタ」を参照
「DODシリーズ」は西暦856年にイベリア半島で「大災厄」が起きたことによって分岐した平行世界のいずれかを舞台とし、暦には西暦が用いられている。各作品は前作ないし次作で描かれたいずれかのエンディングの要素を有しているが、単一のエンディングから直接物語や設定が繋がることはない。 「NieRシリーズ」は西暦2003年の東京・新宿に「謎の巨人」と「赤き竜」が現れたことがきっかけで不治の病が蔓延した世界が始まりとなる。『ゲシュタルト』と『レプリカント』で主人公と肉親の関係がそれぞれ父娘・兄妹という違いがあるが、これは世界の分岐が異なっているのではなく、作中の舞台となっている年代が異なっているため[7] 。 時系列
関連作品書籍
その他
主要スタッフ
脚注注釈
出典
外部リンク |