ドイツ語講座(どいつごこうざ)は、NHKラジオ第2放送で放送された、NHK各国語学講座のひとつ。1952年9月1日に第1回が放送され、後継番組は2008年度から開始した『まいにちドイツ語』[1]。
月~土の放送が基本であるが、月~木は入門編(6か月単位)、金、土は応用編(6か月単位)で構成されていた。
なお、戦前にも日本放送協会では『ドイツ語講座』が放送されていた(1925年度から1930年度に第1放送。1931年度から1934年度まで、1939年度、および1941年度には第2放送)[2]。
戦後には前述のとおりラジオ第2放送で1952年度から『ドイツ語講座』が始まり、1954年度からは『ドイツ語初級講座』(同年度から翌1955年度にかけて『ドイツ語中級講座』が併存)、1962年度からは『ドイツ語入門』、1976年度からは『ドイツ語講座』と名称を変えながら継続して2007年度まで放送されていた[2]。
前述のとおり2008年度から後継の『まいにちドイツ語』が始まったが、同年度から翌2009年度にかけて『アンコールドイツ語講座』も放送された[2]。
放送時間
- 月~土 11:40~12:00
講師
2009年度
アンコール入門編
- 境一三(慶應義塾大学教授)(2009年4月~9月、2009年10月~2010年3月)(2004年4月~9月の再放送)
- ゴールめざして!ケンのドイツ留学生活
アンコール応用編
- 渡辺重美(獨協大学教授)(2009年4月~9月、2009年10月~2010年3月)(2006年10月~2007年3月の再放送)
- 心に響くドイツの文学
2008年度
アンコール応用編
- 矢羽々崇(獨協大学教授)(2008年4月~9月、2008年10月~2009年3月)(月曜日・火曜日)(2007年10月~2008年3月の再放送)
- リョースケ、ドイツの森を行く
- 諏訪功(一橋大学名誉教授)(2008年4月~9月、2008年10月~2009年3月)(水曜日・木曜日)(2005年度の再放送)
- 読んで味わうドイツ語
- 田辺秀樹(一橋大学大学院教授)(2008年4月~9月、2008年10月~2009年3月)(金曜日・土曜日)(2002年度の再放送)
- 歌で楽しむドイツ語
2007年度
入門編
- Die geheimnisvolle Frau 謎の女
- 太田達也(慶應義塾大学専任講師)(2007年10月~2008年3月)(2006年4月~9月の再放送)
- Das Geheimnis der Geige(ゲンのバイオリン)
応用編
- 鷲巣由美子(国士舘大学准教授)(2007年4月~9月)
- Berlin? Berlin!(ベルリン52の断片)
- 矢羽々崇(獨協大学教授)(2007年10月~2008年3月)
- リョースケ、ドイツの森を行く
2006年度
入門編
- 太田達也(慶應義塾大学専任講師)(2006年4月~9月)
- Das Geheimnis der Geige(ゲンのバイオリン)
- FRAU ITOのドイツ語旅行~Mach doch mit!~
応用編
- Deutschland auf eigene Faust(ドイツひとり旅)
- 渡辺重美(獨協大学助教授)(2006年10月~2007年3月)
- 心に響くドイツの文学
2005年度
入門編
- 保阪靖人(東京都立大学助教授)(2005年4月~9月)
- FRAU ITOのドイツ語旅行~Mach doch mit!~
- 境一三(慶應義塾大学教授)(2005年10月~2006年3月)(2004年4月~9月の再放送)
- ゴールめざして!ケンのドイツ留学生活
応用編
- 読んで味わうドイツ語
- アンドレアス・リートラント(玉川大学講師)、ダグマー・クンスト(土曜日)
- Deutsch ist easy ~英語で楽しむドイツ語~
脚注
- ^ “NHK年鑑2023 > NHKの番組解説 まいにちドイツ語”. NHK放送文化研究所. 2024年9月30日閲覧。
- ^ a b c メディア研究部 宇治橋祐之. “「ラジオ第2放送90年 生涯学習波への広がりとインターネット展開」”. 『放送研究と調査』 (NHK放送文化研究所(文研)) (2021年11月号): 5. ラジオ「語学番組」の変遷, 5-2 「語学番組」の広がり, 表7「語学番組」の変遷(ラジオ第2). https://www.nhk.or.jp/bunken/research/domestic/20211101_5.html. "本文PDF https://www.nhk.or.jp/bunken/research/domestic/pdf/20211101_5.pdf"
外部リンク