デンバー国際空港 (デンバーこくさいくうこう、英 : Denver International Airport )は、アメリカ合衆国 のコロラド州 デンバー にある国際空港である。ダウンタウンから37km北東に立地している。全米最大の空港面積を誇り、ユナイテッド航空 とフロンティア航空 のハブ空港 である。2023年に7780万人が利用し、世界で6番目に利用された空港である[ 2]
概要
デンバー国際空港は当時のデンバー市長 だったフェデリコ・F・ペーニャ(後にビル・クリントン 政権の運輸長官 )が中心となって計画が推進された。1995年に開港し、ステープルトン国際空港 を置き換えた。当時はアメリカ合衆国 で最も先進的な空港であった。敷地面積 13570 ヘクタール( 33531 エーカー )[ 3] [ 4] は、ダラス・フォートワース国際空港 6936 ヘクタール、 17207 エーカー )[ 5] の約2倍であり、商用空港としてはアメリカ最大である。滑走路は必要に応じてあと6本、最大12本まで設置できるように設計されている。
基礎的なレイアウトは、出発と到着がターミナルの異なる階層にあること以外は、アトランタ国際空港 に非常に構造が似ている。交差しない6本の滑走路 を持つため、2機同時に離着陸する光景が見られる。最も長い滑走路は4,877メートル(16,000フィート)あり、乗客、燃料及び積荷を満載したジャンボ機が空気の密度が薄くなる夏季でも離陸できるようになっている。
当初の開港予定日は1993年10月31日であったが、自動手荷物処理システムの開発遅延などによる4回の延期の後、1995年2月28日に開港となった。この遅延などにより、当初17億ドルと見積もられていた建設費は45億ドルにもなった。
最近のデンバー空港に寄せられる主な苦情は、広大な敷地を確保するためにデンバー中心部から離れてしまったこと、さらに、高額な建設費を償還するために航空会社 に高い着陸料 を課すことによって、デンバー空港を発着する便はチケットが非常に高額になることが挙げられる。
ターミナル
ターミナル レイアウト
ターミナル内部
ロッキー山脈
空港ターミナル と、3棟の独立したコンコース(A,B,C)で構成する。出入国のCIQ 施設や航空会社のチェックインカウンターなどはほとんどターミナル側に集中して設置されており、ターミナルとコンコースは地下式の新交通システム (Automated Guideway Transit System)によって結ばれている。基本的には出発は6階、到着は5階に配置されている。コンコースAのみターミナル6階と歩道橋でも結ばれており、歩道橋下は小型ジェット旅客機は通過できるように設計されている。
ターミナルの屋根は布地でアメリカ先住民 の住居ティピー から発想を得たものである。ロッキー山脈 をイメージして配置が決定された。
主な就航路線
空港アクセス
デンバー空港駅
最新の情報は、空港公式サイト を参照のこと
鉄道
デンバー地域交通局 A Line (英語版 ) : ユニオン駅 方面 2016年4月22日開業[ 6]
バス
RTD SkyRide : Route AF(ダウンタウン方面、2016年4月23日まで運行[ 7] ) ほか6路線を運行
トピック
2003年 の猛烈な暴風雪では、冬に雪を積もったロッキー山脈 を連想させるよう設計 された特有の白いファブリックルーフのターミナルが、重量のある雪によって穴が開くという事故があった。
事故
脚注
関連項目
外部リンク
空港情報 (ICAO:KDEN · IATA:DEN)
空港概要 気象情報 その他