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デルタアマクロ州

デルタアマクロ州

Estado Delta Amacuro
デルタアマクロ州の旗
デルタアマクロ州の公式印章
印章
デルタアマクロ州の位置
デルタアマクロ州の位置
ベネズエラの旗 ベネズエラ
州都 トゥクピータ英語版
政府
 • 州知事 リゼタ・ヘルナンデススペイン語版[1] (PSUV)
面積
 • 合計 40,200 km2
人口
(2019年)
 • 合計 206,000人
 • 密度 5.1人/km2
等時帯 UTC-4 (VET)
ISO 3166コード VE-Y

デルタ・アマクーロ州(デルタ・アマクーロしゅう、Estado Delta Amacuro)はベネズエラを構成する23州の内の一つ。州都はトゥクピータ。人口は20万6000人(2019年推定[2])、面積は40,200km2

州内のオリノコ川流域は先住民のワラオ族の土地としても知られ、州内には多くのワラオ族の住民が住んでいる。特にアントーニオ・ディアスは住民のほとんどがワラオ族である。

歴史

1884年から1893年のデルタアマクロ州の領域

1884年2月27日、ペデルナーレススペイン語版を州都とするデルタアマクロ準州スペイン語版として、グアヤナ州スペイン語版から分離・創設された。当時の面積は63,667km2で、後のガイアナの一部(グアヤナエセキバ)も領域としていた。1887年にデルタ準州へ改称し、州都もトゥクピータへ遷都した。1893年10月21日、ボリバル州 (1881年-1899年)スペイン語版に編入され消滅した。1899年10月3日、パリ仲裁裁定英語版により州東部の23,467 km2イギリス領ガイアナへ割譲した(ベネズエラは同裁定を認めていない)[3]

1901年4月26日、デルタアマクロ準州が再度設置された。州都はサン・ホセ・デ・アマクロであったが、1905年5月にトゥクピータへ遷都した。1991年8月3日、自治権が与えられデルタアマクロ州となった[3]

交通

州内はオリノコ川の支流が網の目のように流れており、隣州のMaturínやCiudad Guayana等の都市と州都トゥクピータを結ぶ幹線道路と、州都周辺以外にはほとんど道路がなく、州内のムニシピオ間の交通はランチャと呼ばれるボートに頼っている。

州都にはトゥクピタ・サンラファエル空港があるが、空港の整備不良の為、小型機の発着しかできず2009年2月現在、定期便は就航していない。

産業

州内の産業は、米・とうもろこし・プラタノ・キャッサバ等の耕作、オリノコ川支流や河口付近で行われる漁業、牛や鳥などの畜産、ワラオ族の伝統工芸品、観光、石油発掘・精製などであるがいずれも比較的小規模なものである。

隣接州

コロンバス海峡英語版 を挟んでトリニダード・トバゴトリニダード島がある。

下位行政区画

州はトゥクピータ(Tucupita)、ペデルナーレス(Pedernales)、アントーニオ・ディアス(Antonio Díaz)、カサコイマ(Casacoima)の4つのムニシピオ(自治体;ベネズエラの行政区画参照)から構成される。

脚注

  1. ^ States of Venezuela since 1989”. Worldstatemen. 2024年1月20日閲覧。
  2. ^ Venezuela/States”. Citypopulation.de (2019年5月11日). 2024年1月20日閲覧。
  3. ^ a b ASÍ ES DELTA AMACURO”. デルタアマクロ州. 2015年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月20日閲覧。

関連項目


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